最初にはじめたMMOは、俺が高校1年のころ始めたラグナロクオンラインだった。
しかし当時は何が面白いのかが分からず。
1週間で止めた+βテストが終了もあり課金になったからでもある。
馬鹿だが、私立の金さえはらえばいいような工業学校だった。
そして、高校を卒業し地元短大へ入った。
しかし、元々が馬鹿だったためか、短大では毎日のように授業をでて勉強をそこそこしても。
下の中ぐらいであった。
1年目は、それながらも何とかこのまま行けば2年で卒業できそうな単位はとっていた。
ちょうどその頃に、家にいる漫画家の兄がMMOを始めていた。
マビノギである。
それにつられようと、俺もマビノギのIDを作った。
(たしか2005年の4月28日あたり)
あきらめて数日が過ぎ、短大のサークルに明け暮れていた。
マビノギもRO(ラグナロクオンライン)も当初は無料だった事を思い出す。
そして、ある単語をぐぐりはじめる
「永久 無料 MMO」
それで検索したところ、TOPに出たのが
「RED STONE」である。
公式HPをクリックし、PCの仕様を見ると。
なんと低スペックのノートPCでも動くということである。
当時のRSはレジューム機能がなかったからである。
しかしながら、苦労をし何とかダウンロード、インストールをする。
ここからネトゲ廃人の始まりである。
少なからず、ラグナロクオンラインや他のMMOを見てきた私にとっては。
魔法使いが一番面白そうだと思い。
WIZを選んだ。
なにも分からず、古都(最初のマップ)に飛ばされ。何をしていいのかが分からず
googleで、最初の雑魚でLv上げするところをさがしてた。
1日を過ごし、Lvを10上げ。
Lv10になったころに、PT組みませんか?
と見ず知らずの人に声をかけて貰った。
その人の戦士で、Lvは何と104と高く、殆どLv上げを手伝ってもらう形となった。
俺「Lv高いですね」
戦士「そうですかぁ?」
と、それが言われたのがうれしいのかなにか知らないが、戦士は気分を良くしたのか
戦士「どうせだったら、アジト行こう」
といわれた。
しかし俺は、このゲームを始めたばかりで。狩場もMAPも何も知らない状態だった
と言う気分で
俺「どこですか?それ、行ってみたいです」
と言った。その戦士は自慢げに
戦士「まぁ、俺についてきてみ。経験地結構いいよ」
といわれたので、ついていった。
そして、ついた時には、死にそうになり。
ついてからもMOBから逃げるばかりの俺を気をとめることもなく戦士は狩りはじめた
コボルト同様普通に狩り始めるかと思っていたら
見たこともないグラフィックが飛び出してきた。
戦士の魔法、ドラゴンツイスターである。
ダメージが100を連発し、どんどんMOBを倒していく。
1匹あたりの経験地は、コボルトの約10倍
きれいなグラフィックと経験地のうまさにどんどんLvが上がっていく。
初心者マークが消える。
すげーと思いつつも、この人ずーと狩ってくれればいいのにと思っていたが。
私が、途中から誉め言葉も浮かばずにいたため、気分を害したのか
戦士「そろそろ落ちるねぇ」
と急に言い出し、そのまま落ちた。
見知らずのMAPで一人ぼっちになってしまった。
しかし、周りをよくみるとPTがある。
入れませんか?
と聞くと、エンチャさん?と聞かれた。
嘘をついて
俺「エンチャです」と答えた。
PTに入ったが、エンチャの意味が分からないままだったので、殆どたったままの状態だった。
そしてPTの1人が
「ファイヤーエンチャントください」といわれたので、初めてエンチャのスキルが分かりそれに振り、
PTのメンバーへエンチャをした。
そしたら、PTのメンバーが
「ありです^^」と言ってくれた。
私生活においても、お礼を殆ど言われたことがない俺にとっては、快感でもあった。
さすがに寝なくてはと思い。
「そろそろ寝ますので、落ちますね」
と言うと、PTのメンバー全員が
「お疲れ様です。エンチャ助かりました。またよろです^^」
と言ってくれたのだ。凄い快感だった。
そして、風呂に入り床についたのが深夜3時を過ぎていた。
エンチャ=ファイヤーエンチャント
(物理ダメに魔法火ダメを+することができる魔法)
昼0時を過ぎていた。朝の短大の講義を寝過ごしたのである。
これはヤバイと思いつつも、どうせ1日ぐらい良いかと思い午後の講義もサボっちゃえ。
と思い。
昨日の快感を覚える為
PCをつけて、RSを起動する。
すでにPTが出来てた
その1人が、
PTの人「○さん、こんにちわ。昨日はどうもです」 (○さん俺のこと)
なんと、昨日PTを組んだ人が今日もいるのだ。
俺「あ、どうもです」
と答えると、
PTの人「PTあいてますよ。入りませんか?」
と言ってくれたのである。無論断るつもりもなく
「いいんですか?お願いします」
とPTを組んで、慣れてきたのかPTの人とRSの話をし、初心者な私の質問に
PTの人は答えてくれた。
そして、時計をふと見てみると。午後6時を過ぎていた。
とよばれ、しかたなく落ちることを伝える
俺「そろそろ夕食なんだ、落ちますね」
と答えると、昨日とは違う反応をしてきた
PTの人「そうかぁ、エンチャさんいなくなるのか・・・」
など、ある意味、この俺が必要とされていると思った。
これも、私にとっては、この俺が必要なのかぁ。がんばろう。
と思いつつも
リアルとの狭間で
「食事から戻ったらお願いします。」と言ったのだ。
食事中に冷静に考えると、
食事中に別のWIZエンチャさんが見つかったら、俺必要なくなるじゃん。
まぁいいか。と思った。
食事も終わりPCをつけ再びRSを起動すると。
俺「お待たせいたしました><」
30分以上かかったのにもかかわらず。PTのメンバーは
PTの人「いえいえ^^」
と言ってくれたのである。
もはや、何も誉められないリアルの生活より、RSへ重心を置くことを無意識に体が反応してた。
そして、その日も結局寝たのが夜中の3時を回っていた。
朝の講義を寝過ごし、午後の講義をサボり。
RSをする生活の日々が5日間ほど過ぎた。
そのときのローテーション
12:30 起床
12:40
│ 食事
13:00
│ MMO
18:00
│ 食事
18:30
│ MMO
02:30
│ 風呂等
03:00 就寝
と言う生活できたのである。
最後はボトラーか?www
メール等や携帯電話が頻繁になるようになったのである。
しかし、その5日間を過ぎた頃と言うのは丁度、ゴールデンウィークに差し掛かる前だったのである。
そして、ゴールデンウィークはじまる前日の日に、さすがに友達へ返信のメールを送ったのである。
「あー、ちと熱がでてさ。まぁ今日は休む・・・どうせ、明日からGWだし。その後から顔だすわ」
そんな感じのメール返答のメールをし
いつもと同様、RSをやり始めるのであった。
しかし、RSを起動して。
いつもの通り、PTを探してみるが殆ど誰もいない状態なのである。
これはPT作らないといけないと思ってみるが人がいない。
(WIZのスキル、エンチャを振りすぎた為。
ソロが出来ないPTの人の協力がないと狩りができない状態)
さすがに、俺も諦めてたが、立ち尽くしていると同じWIZの人が話しかけてくる
RS時代で運命的な人と出会うこととなる
(本当に、重症なネトゲ廃人な為、
リアルもMMOもgu*くなります。期待している人は寝るようにw)
H「なにしてるの?」
俺「PTなくて、作ろうかなぁと思って」
Hさんは何を思ったのか、
H「んじゃ、手伝おうか?暇だし」
俺は、正直前の戦士さんのような強い人なのかなぁと思って。期待をこめつつ
俺「いいんですか?お願いします><」
と言ったのである。
その瞬間、驚愕的な事が起こったのである。
俺「Lv220!!!!!すげー!!!」
H「そお?まぁ、普通だと思うけどねぇ」
俺は、さぞかし凄いエンチャなんだろうなぁと思いつつ、そんなことは知らずとHさんは話を続けた
H「45Lv(俺の事)かぁ、んじゃここのB3に行こうか。そこの方がウマイよ」
俺はHさんの話に流されるように、ついていったのである
H「ここは、雑魚は経験地はアジトB1みたいな経験地だけど、ボスはうまいよ」 (アジトB1今まで狩ってたところ)
俺「そうなんだぁ、どっかあいてないかねぇ」
H「ちと探してくる、入り口で待ってていいよ」
とHの言われるまま待ってみることとなる。
HがPTチャット(PT専用チャット)で、狩場があいている事を知らされる
俺「本当ですか?今いきます。」
と答え、苦労しつつもHが待つ狩場へつく。
そして、その瞬間またもや私にとって、驚愕の事が起きたのである。
VIPさんたちが、1000とか埋めてない限りは・・・・・・
2ch廃人になりかねないので。寝ます。
これはこれで期待
そのHが放った魔法は今までに見たこともない。
メテオをと言う魔法である。
さらに驚いたことに、ダメージは雑魚に4000ダメ以上
ボスに2000ダメ以上をあたえているのである。
これに驚いた私はHを目標にして、いきていくこととなる
さらに関係ないが、ボスの名前は「廃人」と言う名前である。
(のちのアップデートでアライスコープってな名前になったような)
あっという間に、Lv45~Lv60ぐらいになったのである。
その後、そのHは落ち、私もあまりにもいい効率の良さに、
ある意味、落胆し、そのまま狩りをつづけることもなく。
その日は街へ戻り落ちることとなる。
次の日、昨日若干早く寝たせいか、早めに目をさめることなる。
朝8時頃だったろうか。
さっそくRSを起動してみる。いつもより人が多い感じがした。
そういえば、今日からGWと言う事を忘れていたのである。
もう頭の中が毎日が日曜日と言う感覚なのである。
そして、昨日いったアジトB3へ移動する。
入り口付近に、1名のWIZがいた。
俺に話しかけてくる。
WIZ(A)「こんにちわ、ここは人いませんねー」
俺「そうなんですかー、まぁ待ってみますか」
A「そういえば、明日メンテですね」
俺「メンテかぁ何か」
などと、たわいも無い話がつづく。
その話の中に、アイテム課金の話が始まる。
アイテム課金をすると、2500円で経験地が2倍になると言う話である。
その話の中心になり。
A「正直、2500円もだせないよねー、このゲームに」
俺「そうですよねー」
と言いつつも、もはや。頭の中は経験地2倍、昨日のHさんへ近づけられる。
など経験地2倍の魔力に取り込まれていたのである。
A「俺、今日は諦めて落ちますね」
など言った為、私はその姿を見て、すぐに公式サイトを隅々まで調べることにした。
経験地2倍、アイテムドロップ率2倍で。30日間有効の2500円のアイテムがある。
これは、即買わないとと思い。
調べた結果、WEBマネーでも買えるらしい。
そして、近くのコンビニ、ローソンまで出かけることにした。
この時点で、外に出たのは9日ぶりか10日ぶりかのことである。
用事あるので、続きは又今度。
さっそく課金することにした。
そして、さっそくログインして課金の力を試すことにした。
課金スゲー、経験地が半端なかった、今までの2倍凄い。
もはや、課金の虜となった。
その日のうちにLv60~65アジトB3で上げ。
次の狩場となる。アルパス監獄B3と言う場所へ行った。
課金を教えてもらったWIZさんに聞いていた場所でもあった。
そこへ行くと、
人、人、人 たくさんの人であふれていた。
その狩場だけで4.50人はいただろうか。
早速、入れるPTを探そうとしていたが。人であふれて入れるPTがない。
ギルドの事勧誘など色々である。
その入れ替わりで、PTに入ることができた。
ここは非常にきついそして、お昼頃になると昼飯の為に落ちる人々が増えてきた。
狩場であった。1発2発でよく死んだのである。
しかしながら、経験地は2倍。
次々とLvがあがる。その日のうちにLv80程度まであがったのである。
早朝からINし、すむーずにPTに入ることができた。
偶然にも昨日、ギルド勧誘していた人と一緒のPTになる。
そして、ギルドに入ることを決断した。
ギルドにはいってみると、ギルド覧に100人以上。トップLvは234のWIZである。
大所帯のギルドである。
狩りついでに色々教えてもらった。ギルド戦のこと等。
そして狩りを続けると、メンテの告知がはいる。
今か今かと待ってるが、メンテが終わる気配が無い。
4時間予定が→6時間→8時間→10時間→12時間→12時間30分と言う驚異的な延長メンテがなされたのである。
しかし、公式HPを良く見てみると。
経験地が2倍の告知である。(GW終わるごろまで)
メンテが長引いたお詫びみたいなことが書いてある。
つまり課金の私にとっては、当初の4倍の経験地が入ることとなる。
そして、メンテが終了した深夜早速INして狩りPTに入ってみると。経験地は4倍であった。
もはや、Lvがあがりまくりである。
GWが終わる頃にはLv120を超え。エンチャをマスターした。
次はメテオをマスターするだけである。
狩場を神殿B1へ移し、Lvを上げる日々が続いたのである。
一方、リアルでは勉強もすることもなく。短大へは行くことはないままである。
お小遣いは、お年玉程度しか貰ってなく。
課金を続けていくには、非常に難しくなってくる。
ある日、私はバイトをすることを決心する。
そして、意外と簡単にバイト先を見つけることができたのである。
しかし、バイトが入ったため生活が乱れる日々。
15時起床
17時~24時までバイト(週3回バイト、残り4日RS)
24時~朝9時までRS
と言う、あまりにも不規則な生活である。
そして、1ヶ月がたち。
バイト代も入り、課金し。
更に課金スキルバッチ3個をつけることにした。(スキルが上昇するバッチ。4+3+2)
この時点で、課金は
2500+770+570+370=4210円
ちなみに、スキルバッチは2週間が期限なので
さらに 770+570+370=5920円 月にかかることとなる。
後に、スキルバッチは、スキル+5品がでて。
2500+970+970+770+770+570+570=7120円 月
かかることとなる。
しかし、それも1週間するとその性能に満足できなくなる。
あとは、装備を整えるしかなくなる。
ロトボックス(ランダムで、レア装備やレアアイテムなどがでる確率は低いが)
私は、キャラはLv上げ中心で。アイテム目的の狩りは殆どしていなかった為、
今後もLv上げ中心の狩りをしたかったため。
ロトボックスを買うことにした。
1個500円である。
それを、数個かってあまり満足するアイテムがでなく。何個も何個も買うことにした。
そして、すぐに課金上限である1万円に達する。
20歳未満は当時1万円までの課金上限があったのである。
これにイラついた私は、登録誕生日を1年はやめることにした。
嘘をついて、誕生日を間違えました。1年早いですと言う趣旨の登録誕生日をすることにした。
そして、課金を月3万円まで上限を伸ばした。
だが
今まで、そんなお金はもったときもなく金銭感覚が若干くるってたために。
すぐに上限の3万円まで、課金をすることなった。
そんなこんなで、多少装備が整った矢先に。
当初いたギルドが、分裂するというのである。
Lvが低い人たちがあつまったギルド
Lvが高い人たちがあつまったギルドと言う姉妹ギルドを作ろうというのである。
当初反発したが、行くギルドも見つからず途方にくれてた。
LvトップのWIZさんは、鯖でも1位、2位を争うギルドに行くらしいが、
私はまだ知り合いも少なく。便乗することもできなかった。
偶然にもWIZのH氏と再会するのである。
H氏も私の事を覚えていてくれたらしい、ギルドの現状を話すとH氏のギルドへ
すんなりと移籍することができたのである。
憧れのH氏、しかしギルド覧をみてみると。
H氏のLvを超える、剣士がいたのだ。
鯖一番Lvが高い剣士とT氏、言う人である。Lvは285、非常に高い。恐ろしいLvである。
しかも、他の人もLv200以上と言う人がごろごろいる状態である。
整理
俺・・・・WIZ。ウィザード魔法使い。 リアル、バイト 短大2年生だが学校いってない。現時点19歳
H・・・・WIZ。憧れのWIZ
T・・・・剣士、剣士の中では鯖Lvトップ
その他
A・・・・WIZ。アジトB3で知り会い色々教えてもらった人。今後登場無し
B・・・・WIZ。当初いたギルドのギルドマスター
C・・・・WIZ。当初いたギルドの中ではLvトップのWIZ
友好的に楽しくギルド生活を送っていた。
そんなある日、短大生活のサークルの仲間からメール連絡がくる。
サークルは軽音部に所属しバンドを組んでいた。俺はドラムを担当していた。
メール
サークル仲間「おい、最近こないよなぁ。顔だせよぉ。○○ちゃんが、ベースを止めてドラムやってる状態なんだぞ」
俺 「えっマジで? んじゃベースは誰やってるんだ?」
サークル仲間「新しく入った1年だよ。高校からやってたらしいみたいなんだ、結構いいぞ」
俺 「へー、そうなんだ。 まぁ今度顔だすよ」
もはや、ある意味リアルでは疎外感を感じたのである。
俺がいなくても、バンド活動は続けられているのである。
ネトゲの中では、俺を必要としてくれる人もいるし。などと考えるようになってたのである。
しかし、そんなある日、憧れのWIZ、Hがギルドを脱退するというのである。
どうやら、長年一緒にRSをプレイしてきた相棒と呼べるK氏(この人もWIZ)のギルドへ行くというのである。
当初、私も別れを惜しんだ。
しかし、脳裏には。ギルド内では私よりLvが高かったWIZさんが1人消えるということである。
この時点で、ギルド内のWIZではLvTOP3になったと言うことである。
つまり、ライバルが消えたのである。
課金しまくっていた私にとっては、
もはやH氏は憧れの人と言うよりはライバルと言う存在となったのである。
その方法として思いついたのが、鯖内でも有名な人に取り次いで徐々にのし上がるという方法である。
この時、真っ先に思いついたのが、鯖剣士TOPLVのT氏である。
同じギルドであったため、この機会にT氏と一緒と共にすることを決意したのである。
そして、直ぐに絶好の機会が訪れる。
T氏がギルドを作ると言うのだ、この機会を逃すまいと私は真っ先に名乗り出る。
T氏は快く引き受けてくれたのだ。
しかし、数日がたつと、人数は少ないまでもT氏の人脈で驚く層の人達がはいることとなる。
鯖1.2位を争うギルドのギルドマスターのサブ
鯖1位でギルド解散する前ギルドマスターしてた人
他、各ギルドのマスターのサブや上位Lv者。
他ギルドをメンバー数人をそのまま移籍させるなど、充実していた。