私の家は母子家庭。物心着いた時から汚部屋だった。
どこに何があるかは分かるんだけど、友達が来ると「結構散らかってる方だよね?」と言われてしまう。
そんな暮らしをしてきた私が、2年前に一人暮らしを始めた。でも、綺麗な部屋ってどんな状態かわからない。
収納スペースもあるのに、仕事が遅いことを言い訳に片づけず、床にものが溜まっていく。足の踏み場はない。
キッチンシンクには洗わなかったお皿が死ぬほどたまり、テーブルの上にもものが溢れる。
これを機に汚部屋状態を改善すべく、思い切ってその道のプロに頼んだ。
そしたら凄かった。
「あらあら!じゃあまずは仲間同士を集めましょう!」と爆速で片付けていく。
まず食事(レトルトが大半)
親から仕送りされたものの好みに合わず、溜まりに溜まった食材も、「こうなったら賞味期限過ぎてるやつは、この未開封のココア以外は捨てちゃってもいいと思います」と言われ同意したらどんどん捨ててくれる。
唯一未開封のココア缶は「先月で賞味期限切れてるけど、多分これはまだ飲めますね笑」と残してくれた。
次に書類と本。
家電の説明書、契約書、趣味の本、勉強の本に仕分けして、書類は全部クリアファイルで仕分けし、たまたまあったダンボールを即席でベッド下の幅に合わせてかっとして収納。
次にコスメ。
うへー汚い、と騒ぎながらいるコスメと要らないコスメ仕分けした。
ほぼ使わないリップ、お粉とチーク、謎のスクラブは捨てた。よく使うものは綺麗にポーチに収まった。今までどこ行ったんだろうと探していたメイク用のスポンジ、パック、化粧水(未使用)が玄関前の謎のごみ溜め場か
ら出土した。これは使うので、百均のケースに収めてユニットバスに置いた。
次は食器。
私がコスメ仕分けしてる間にキッチン全部お掃除してくれた。ありがたい。更にオーブンラック(キャスターで動かせるやつ)を場所移動させ、ベッドの後ろから冷蔵庫の隣へ。
今までは冷蔵庫→テーブル超えてオーブンラックのレンジでチン、というめちゃくちゃな動線だったのに、綺麗になった。
あとは服。
カバンと服と下着を徹底的に分けてくれて、ハンガーにかけたり元々買ってあった棚に入れてくれた。
で、上記の中でもあまり使わない食材、器、トイレ&バスグッズ、書類等は「ストック」として押し入れに保管。
押し入れの1部でアイロンがけできるようにスペースも作られた。
で、この片付け中に小銭が600円くらい出土した。来てくれた人曰く「凄いと1万円分出てきたこともある。よくありますよ」とのこと。
で、上の仕事を10時から15時までの間に全て終わらせてくれた。
床にはごみひとつない。八割押し入れとベッド下に収納されてるため、むしろ何も無さすぎて不安になるくらい綺麗に整理されている。
女性は50代の方で、「とっても広くなりましたね!私子さんは物が多いのではなく、ただ溜め込んでただけですよ。
これでお料理も、お勉強も、お部屋の中でちゃんと出来ますね」といってくれた。
もう何度も何度もお礼をして、お金と、帰りに飲んでくださいと差し入れをしてお別れ。
もうめちゃくちゃ快適なの。足下にゴミがなくて、物はすぐに見つかる。
さっき両親が来たんだけど「凄い!なんて綺麗なの!」「よく片付いてるなー。ちゃんとしてる」と褒められた。
その時母が「片付いてるってこういうことなのねー!」と言っていたけどその通りで、片付いてる一人暮らしの部屋を初めて帯剣してすごく衝撃だった。
一般的な人は「足下にゴミがなくて、物はすぐに見つかる」のが通常の状態だから衝撃でも何でもないけど、
子供の頃から汚部屋が通常の状態だった人には確かに衝撃だろうね
ADHDの人は片付ける能力自体が欠けているけど、
899の場合、片付けのプロセスを克明に記憶して書き出せている所からして
今までは整理整頓のやり方を知らなかっただけで
方法さえ分かったら自分でも出来るんじゃないかな
今回やり方を見てこうして記録出来たから、
ご両親の訪問後も綺麗な部屋をキープできるように頑張ってみたらいいと思う
ちなみに散らかさない一番のコツは、
全ての持ち物の置き場所をきちんと決めてあげて、毎回使い終わった物はその置き場所に必ず戻すことだよ
母も家事能力そこまで高くなかったのでね…職場だと割かし綺麗な方と言われるんだけど家になるとダメだった
とりあえず100点満点の状態にしてもらったから、これをキープするつもり。
問題点と改善点を的確に把握して片付けてくれるのはさすがプロだね
あと、部屋が綺麗じゃないときは大抵疲れてる状態のことが多いので
多少汚くなったくらいなら変に片付けねば!と気負うのではなく
近い予定で有給を取るとかして、英気を養うのがおすすめよ
もしも自分が、と想像してみたら同意だけきちんととってくれた後の
躊躇無く捨てる判断してガンガン実行してくれるのが一番頼もしくて有難いかも知れない
本当に頼もしくていいなあ