ちょっと12時から家族と出かけますので、帰りが何時になるか……。
あと、友人の陰謀により 親 父 に こ の ス レ ば れ ま し た 。
小話なのですが。
寝ていると。
親父「お前、本当にS子ちゃんのこと好きだったんだな(´・ω・`)」
親父「ただ、あの感情は犯罪の匂いが強いから、外ではするなよ(´・ω・`;)」
あと、本棚をチェックされた感じです。
ふっふっふ……そこにあるのは学園ものだけだよ!!!!←
寂しそうな顔をしていた親父の顔が心に刺さりました、なにこれ痛い。
もちろん、表向きにはそう言う感情は、いくらDT拗らせていてもするつもりはありません。
皆様もお気を付け。
なんだかんだで、S子の前でも殆ど隠せていました。
バレていたとは思うけど……。
>>393続き。
本棚を片付け終えたオレは、S子に色々弄られながらも、幸せだった。
何て言うか、S子がそばに居てくれて、それで笑ってる。
それだけで心が満たされていた。
S子「にしても、オレさんそう言うのがね……(・∀・)ニヤニヤ」
オレ「は、ははは……」
S子はまたベットに座り、オレはパソコン前のイスに座り。
なんか、さっきの言葉もあってかオレは変にS子を意識していた、と思う。
はぁ……こんなに美形なS子。
どうしていつもそう言う座り方になるのか疑問だけど、
足を閉じて太ももの所に手を置いて、背筋を伸ばして、ニコッとしている。
ベットに座って入るが、埋もれてないので、体のラインが丸見えだ。
ふくらはぎから背中へかけて、……擬音描写だけど、ふっくら、ふわすらっ、ふわ、すらっ……。
足先から首にかけて、……すらーっ、ふわっ、微ふわ、ふよん、すらっ……。
黒ストッキングが尚更オレの足を強調してきてる。
てか学生服着ていたから、DT補正かかってるにしても、この子全体的に美形すぎるだろ(´∀`*)
S子も気が付いていた。
いや、だってさ……さっきああ言う事言われたんだよ?
無理じゃん、お前らも無理だろ!?意識しないでいるってのは!?
それとも、これもDTだからかな!?
S子「……もー、足ばかり見すぎですよ(´・ω・`*)」
オレ「わ、わあああ、すみません!(´∀`;;)」
S子「そうだなー、もしもオレ君がデートする事があったら、カラオケとかは駄目だね~」
オレ「え、なんで?」
S子「足ばっか見えちゃいますから。向かい合ってテーブルで足が隠れ様な感じですると良いと思うよ」
S子曰く、やっぱり足を見るのはNGらしい。
好きだから良いでも、好きになる前はNGだそうだ。
俺も分っていたけど、そう言う対策があったのか……
S子「良い人見つかると良いですね!」
……あれ、なんでだろう、少しズキッとしたぞ。
ただオレは動揺していたのもあり、笑い流すしかできなかった。
S子との話がつまらなくなった訳じゃないけど、純粋に眠気だったのだと思う。
S子「寝ますか……?」
なんかそう心配してくれるS子が可愛かった。
オレ「そうだねー、もうこんな時間か……」
ネトゲで没頭したとき並みに早かった一日だった。
そして、そう。
S 子 と の 初 め て の 夜 が 近 づ い て き た 。
なんか凄く嫌らしい言い方だけど、間違いないよね!!
オレ「……やらかした、服を持ってくるのを忘れたぞ。」
部屋にはS子が居る、タオルを巻いているとは言え、この醜態。
S子に見られるのは恥ずかしい……、悩んだ末、祖母へお願いした。
祖母「……はぁ、痩せなさい(‘A`)」
その時の祖母の顔は、小さい頃オレへ飴玉をくれた時の表情だった。
未だに祖父と二人で、自家栽培をしているのだが、普通に5キロありそうなものを持ってしまう。
祖母「ほらっ……」
結局湯冷めして、風呂につかっていたオレへ、祖母が渡す。
おいまて、ここは風呂場で入浴中だ。服濡れるだろ。
オレ「あ、置いておいて……」
祖母「はいはい……ところで、可愛い子だったね」
オレ「え!見えたの!?」
祖母「見えなくても分かるよ。私が入ったら、挨拶していたと思うよ」
オレ「へ、へー……」
祖母「声も音もしない、いつもの●●(オレ)の部屋だったけど、そう感じたよ」
祖母「最後前で見送ってあげなさいね」
オレは何となく、泣きそうになり、湯船に沈んだ。
湯船の中は静かだった。
泣いていたのかな。
湯船が熱くて、涙の温かさは感じなかった。
全然容姿は似ていないのだが、スカイリムの召還魔法『炎の精霊』が暇している時にするような様子だ。
S子「あ、おかえりなさい」
はうぅ(´∀`*)ただいまー
ニコッとこっちを向くS子。
S子「さっきお婆ちゃん来てましたよー」
オレ「う、うん……」
S子「私が挨拶したら、お婆ちゃんも挨拶してビックリしたよΣ(´∀`;)
オレ「あ、祖母もそれ言ってたよww」
まあ、祖母には姿が見えなかったらしいけど、S子には凄く嬉しかったらしい。
この時期だから薄い布団一枚だったが、なんかカッコづけてビシッとオレの首までかけて寝た。
直に熱くなったけ。
S子が「おやすみー」とか言いながら、ニコニコしている。
オレも「おやすみ(´∀`*)」と笑いながら、枕へ頭を沈める。
オレは部屋の電気を消した。
オレ「(-∀-)」
……。
S子「(´・ω・`)」
……。
オレ「(-∀-)……。」
……。
S子「(´・ω・`)……。」
……………。
オレ「無理だ、寝れん(´∀`*)」
S子の視線を変に意識していたオレ。
S子は申し訳なさそうに「そうだよね(´・ω・`;)」としていた。
違うんです。
S子さん、違うんです。
オレ、DTなんです。
きっとそれが悪いんです。
オレ「い、いやいやいや!いいよ!いいよ!(´∀`;)」
S子「でも、オレさん眠れないし……」
オレ「だ、大丈夫……女の子と寝るの初めてだから……(´∀`;)」
S子「その言い方、エッチですよーwもぉー(´^ω^`*)」
オレ「はうっ!(´∀`*)」
なんか萌えていたオレ。
オレ「……そ、そうだ。オレ、コッチ向くから……!それで頑張って寝る!」
視界にS子を入れなければ良い、壁を見ていればいい、悟りを開けばいい、
瞑想、黙想、我心鎮静(オリジナル言葉)、冷静沈着、黙って、眼を閉じ、ネロ!!!!!!!
羊が一匹、二匹、三匹……
S子「そ、それで平気ですか?」
オレ「大丈夫、寝ちゃうと起きないタイプだから……」
S子「ふ、ふーん……」
オレ(寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ(/ω\)ネローー)
オレはそう思いながら、力をこめ、眠りにつこうとしていた。
俺が無事に安眠できたかどうか、帰ってきたら話します。
焦らすつもりはなかったのですが、焦らします。許して(´・ω・`)
暑いからね、ただ脱ぐには早いよ。
>>395-398
ありがとうございます。
しょうもない思い出とか言ったけど、全然しょうもなくなかった。
オレの一番楽しくて面白くて……な思い出でした。
本当にしょうもない思い出って言うのは、
ドッチボールで負けて、それに腹たてたオレともう一人で体育倉庫のボール全てコンパスで空気抜いた事とか言うんだろうな。
小学生だったけど、今では良い戦友だ……親父にチクったけど。
オレも反応には気をつけてる、スルーする所はしている。
>>409続き
眠りにつこうと必死だった。
変に意識していたのは、DTとさっきのやり取りのせいだろうか、とか考えたせいで
余計意識するようになり、寝れなくなり。
見事に負のスパイラルに陥っていた。
S子は今座っているのかな?S子はどこかに行ったのかな?
姿を見なくなってからそう言う事も考えるようになった。
――そんな時だ。
壁を向いていて、最初は気が付かなかったが。
背 中 に 違 和 感 を 覚 え た 。
最初は寝ようと頑張って居て、振り向きもしなかったが。
オレ「……?」
流石にモヤモヤとしたなんか気配を感じ、振り返ってみた。
S子「……ふふっ♪」
オ レ の 顔 の す ぐ そ ば に 、 S 子 が い た 。
S子はオレに添い寝してくれていたのだ!!!!!!!!!!!!
オレ「……( ゚д゚ )」
S子「どーしたのですか?(・∀・*)」
オレ「どど、どうして……( ゚д゚ )」
S子「へへ……w背中が空いていたので(・∀・*)」
オレ「 う ん 、 そ の あ り が と う ご ざ い ま す 。 (´∀`*)ヒャッホー!!!!!」
大切なことなので二度言った。
S子は、少しだけ布団の中に透け落ちていたけど、そんなの気にならなかった。
胸の部分が、俺の肩甲骨あたりにある。
俺に平行して伸びているS子の身体……。
S子「もー、何見ているんですかーw」
オレ「あ、いや、その……!」
S子「も、もしかして……嫌だ?(´・ω・`)」
オレ「いえ、そんなことは……!!」
S子「そ、そうですか?よかったーw」
S子はニコッとオレを見て笑う。
S子さんの身体が凄い近くに……、S子さんが笑って俺を見てる……
ふ……ふふ……
ふびゃぁああああああああああああああああああああああああ(´∀`*) )
オレの心の中は、まさにこんな感じだった。
ルイズコピペ並みだった。
いや、それ以上だった。間違いなく、興奮してた。
正直、理性が保ててなかった。
……下半身はもちろんアレだったしよ。
……つくづくDTだなε- (´ー`*)フッ
オレ(´ー`*)……。
オレ( ゚д゚ )無理だ。
…………DTとか言って萎えようと思ったけど、全然萎えない!!!!!!!!!!!
不思議だね!!!!!
本当に不思議だね!!!!!!!!!!!
これは本能が悪い、全て悪い。本能が悪いんだ
理性!!お前だって悪いんだ!!もっとがんばれよ!!!1
とにかく、オレの心の中は乱れきっていた。野獣だった。
そんな内心野獣と化していたオレへ、美女が話しかける。
やめろ……、オレの理性の限界は近い……逃げろ……
S子「こっち向いて……くれませんか?(´・ω・`*)」
オレ( ゚д゚ )
S子「背中ばかりじゃ……その……寂しいと言うか……」
チラリとみると、S子は上目使いになっていた。
いや、もしかしたら俺が少し高い位置で寝ていたのが悪いのかも知れない。
ただ……どちらにせよ……。
S子すっごく可愛かった。
なんか……大切なアイスクリームを落とした子供みたいな目してるの。
日頃の明るいような顔じゃないの、本当に寂しい目してるの。
そんな状態で甘え(?)てたから、本当に心が『きゅぅーーーーーーー』って音立ててた。
ほら、なんだろう……無駄なプライドだったのか、それとも、なんか照れていたのか。
たぶん、こういう思いしてチャンスを逃すような。
学習しても、直せない、そう言う感覚だった。
オレ「そ、それは……」
何かを誤魔化そうと思い、適当なことを言った。
何言ったか覚えてないけど「よ、夜だねー」とかなんか、マジ意味不明なことを言ったと思う。
S子は「……。」って黙ってた。
チラッと見る。S子は「ぅう……」と子供の様な目で睨んでた。
可愛かった。
……とか、思う暇は無かった。
S子「……もう!!こっち向いてよ!!!!(>Д<*)オレさん!!!!!」
ギギギッと鳴く家。
S子の声が脳内でエコーが掛かるオレ。
ジーっと見てくるS子。
オレ「(^ω^)はい」
よ う や く 振 り 返 る オ レ 。
ニ コ ー と 笑 顔 に な る S 子。
オレはS子の顔を見て、照れ臭く笑った。
S子は何故か顔をベット埋めてた。
(*´∀`)(>Д<*)←こんな感じになった。
幸せでした。オレは幸せでした。
もう一度しつこいぐらい言ってやるよ!
ちょおおおおおおお、すげえええええええええええええ、幸せでした!!!!!!(´∀`)*
変なことを聞いた。
オレ「ど、どうすればいいですか……」
おいオレ、何が「どうすれば」だ、オレ。
おいおい……、お前本当DTだな。いや、オレだけどよ。
思い出すだけで、DTだなーって実感する。再確認できる。
日頃エロ同人とか、恋愛自慢とか、鈍感野郎スレ見てて
「おいおいwwwwwそれOKだろwwwwwwwww」
「勘違いしちまうだろwwwwwww」とか馬鹿にしていたけどよ!!!!!
……だね、無理だね。DTだね。
む、なんだ……なんかS子の様子が変だぞ……(´∀`?)
S子「……言わなきゃ駄目ですか?(>ω<*)」
モニュッとした、ニヤニヤっとした、
そんな照れくささと恥ずかしさが奇跡のコンビネーションを見せた顔をしていた。
超絶萌えた。
オレ「え、は、はい……教えてください……」
思い出すだけで、この男殴りたいな。
さてはDTだな。いや、オレか、そうだDTだな……
S子「き、ききき……(>ω<*)」
オレ「き?」
S子「本当に言わなきゃだめ?(´・ω・`*)」
オレ「お、教えてください(´∀`;)」
S子「も、もう!!!オレさん!!!!」
オレ「ご、ごめんなさいΣ(゚д゚)」
S子「謝らないの!(>Д<*)」
オレ「は、はい( ゚д゚ ;)」
S子「……キス、……しちゃいませんか?」
オレは落ちました。
いや、すでに恋に落ちていました。
好きだと自覚してました。
それが。
寧ろ昇天しました、恋で昇天しました(´∀`*)
恋に落ちるじゃない、 昇天 です!
好きだと自覚していたんじゃないです。
大好きになりました。ずっと一緒に居ようと思いました。
大 好 き になりましたーーーーーーーー(´∀`*)
S子「ww」
そうなんです、オレってそう言う奴なんですorz
噛むです。咬んじゃったんです。
ファイト?なに格げー!?なんなの、オレうぁあああああああああああああああああ。
ただ、噛んで、それをS子が笑ったら少し落ち着いた。
そしてオレはS子をジッと見た。
S子「何が?」
オレ「こんなオッサンで」
S子「いいです^^」
オレ「もしかして、昨日の守護霊と間違えてる?」
S子「いいえ♪」
オレ「マジでマジで、本気で、オレですか!?」
S子「他に誰が居るんですかー(>ω<*)もー!」
オレ、死にそう。
いや、あの時たぶん、死にかけてた。
死んでたと思う。
いやーーーーなんか、思い出すとアレだね。
胸いってぇwwwwwwwwwwうわあああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwww
S子は目を閉じた。
……なんでだろう、凄く鼓動の音が聞こえた。
S子に聞こえるんじゃないかってほど、聞こえた。
テレビや、同人、エロ画像でしか、見た事がないキス。
経験なんかない。……いや一度ホッペにキスされた事はあったかも。
S子の目を閉じている姿を写真に収めたかった。
凄く清楚で、見る者の心を幸せにするほど…………とっても、可愛い顔だった(´∀`*)
「キスするときは短く、気持ちを伝えられるだけでいい(`・ω・´)」
「あんまり、しつこくやるのはNGだ……」
「キス顔は相手に見られないように、ソッとだ……」
「じ ゃ な い と 俺 み た い に 振 ら れ る ぜ (号泣」
オレは、目を瞑るS子に顔を近づけ。
途中で眼は閉じた。
ヒンヤリとした、そんな感触がした。
恐らくS子の身体に触れたと察した。
……本当に数秒だったと思う。五秒もしなかったと思う。
そんな数秒も、計り知れないほど、とにかく、永遠と長いほどの時間に感じた。
オレは顔を離し眼を開けた。
S子はまだ目を瞑って固まってた。
なんかその様子を見たら、微笑ましくなって「ぷっ……」とオレは笑った。
S子がゆっくりと目を開け、チラッとオレの顔を見る。
S子「お、終った……?」
何処となく落ち着いていないS子。
オレ「こ、怖かった?」
S子「そ、そんなことはないよっ!た、ただ……」
オレ「ん?」
S子「すっごく……気持ちが幸せになったと言うのかな、そんな感じでした……」
照れくさそうに、そう言ったS子はススーッと、布団をすり抜け消えて行く。
オレは、そこで「幽霊」だと再確認した。
……にしても、萌えた、凄く萌えた(´∀`*)
翌朝目覚めた時にS子に聞くと、S子「笑って寝てましたよーw」との事。
なんか恥ずかしかった。
S子「そう言えば、少し顔を近づけすぎですよw」
オレ「え?」
S子「ちょっとだけ、私の唇すり抜けてましたよw」
オレ「な、なんだってー!」
まあ、顔は見なかったそうだ。いや、気にして言わなかったのかな。
分からないけど、そんな感じで、その日は始まった。
……北海道に行くまで、残り2日。
奇妙なS子との短い共同生活は、そんな幸せなスタートだった。
祖父はゲートボールへ出かけていた。
オレ「おはよー」
親父「おはよう。」
そう言いながら新聞を読んでいる。なんだこの、ザ・親父、な人は。
祖母「おはよう。……あら」
祖母は気が付いたようで、ニヤッと笑った。
S子「お、おお、おはよう……ございます……」
そう、この日からS子は俺の近くを憑いて回り、俺と行動を共にするようになった。
その提案は、俺の方からした。
せめて家に居る時ぐらい、普通に過ごそうと。
もちろん家の中限定だけど、普通に会話することもした。
家族ぐらいなら理解してくれるだろう。
また、こんな家だ、精神病院に連れて行かれる事もない。
S子は最初は戸惑っていたが、オレの押しに負け「どうなってもしらないですからね?」と言い笑ってくれた。
祖母「おはよう……って、挨拶しているよねオレ?」
祖母が笑顔で尋ねてくる。
オレ「う、うん……」
親父「い、いるのか!?そこに居るのか!」
親父は廊下を指さすが、残念。
そこではない。
親父と祖母に軽く説明をした。
親父は親心で、俺の気持ちを分ってくれたのか、納得した様子ではなかったけど
親父「絶対に外でやるなよ!」と厳しく言い許可してくれた。
祖母はと言うと、何故か仏壇のお菓子をいっぱい持ってきた。
S子は「食べれないですよw」と笑っていた。
それを伝えると、祖母は「あら……それじゃどうするかね」と苦笑いしてた。
オレは、そんな感じで朝食を取った。
はいはいと、言いながら結局準備をすることなく、S子と散歩へ出かけた。
……今回は、少し強気に出ていた。
普通に人が大勢いる所へ向かっていたのである。
――そう、友人とでも、数回しか訪れたことがないところ。
女性の方と来るなんで永遠に敵わない、(S子カウントしないなら、叶っていないけど)と、思っていた所……
映 画 館 で あ る 。
いや……ぶっちゃけ俺が朝テレビで、あるアニメ映画のCMを見てオレが見たいなーって言ったら、
S子が「見に行ったらどうですか?」って言ったんだよね。
そしたら、オレが「じゃあ、S子一緒に見に行く?」とか誘ってしまったのですよ。
もちろんS子は嫌がるのですが、オレは悪戯心で「行こうよ(´∀`)」とか言ってたんです。
S子「……オレくんが言うなら(-ω-*)」
オレ「あはは……ですよ…………。え!?( ゚д゚ )」
S子「え、嫌なのですか?(´・ω・`*)」
オレ「い、いや、全然いいよ!!(´∀`*)」
ちなみにオレが驚いた所は、そこではない。
いや、少し驚いたけど、
なんと。
S子が「オレくん」と呼んでくれたのだ!!!!!
DTのオレには、女性から「くん」呼びされるなど、小学校の3年生以来だ!!!
ちなみに背はチビだが横に広く、色の暗い服ばかり来ていたせいで、
小学4年生からは「●●さん」と、無駄に「さん」呼びされた苦い思い出もある。
女子に「くん」って言われた……、この歳で言われた……(´∀`*)
オレの心の中は、なんか暴走してた。
……あった、この時期もあって人が多いと思っていたが、真ん中の良い席以外はガラガラだった。
まあ、公開してから次期がずれていたのと、隣にジブリとかあったからだと思う。
ちなみにジブリの方は、午後4時からしか空いてなかった。なお、朝10時の時点で。
S子は、人の多さにビクビクとしていた、終始オレの方を掴んでた。
周りに自慢したかった。うん、みろよ、こんなかわいい子がオレの手を掴んでるだぜ……。
いや、肩か。
なんか、そう思うとホラー映画っぽくなるから、今やよそう……。
分かる人には分かると思うけど、妙に見辛いだよね。
それと下の人が気になる、ヤケに。
主人公が女の人(だったかな?)を背負って梯子を上るみたいな緊迫したシーンで、
下の真ん中に居たオッサンが、両手で頭を掻いたのだ。
それがまるで、おさるさんのようで、友人とオレは死んだ。声が出てしまった。
周囲のオバさんから睨まれた、そんな苦い思い出がある場所だ。
S子にも聞かれたのだが。
選んだ理由は。
通路側がオレは好きなのだが見辛そうな場所しかなく。
スマホでS子と会話したかったし、光は迷惑だなーっと、
近くに人が居るのを避けた。
結果、上がもの凄くガラガラで、「お、独占できるじゃーん」と思い選んだ。
S子「私なんか気にしないで良いのに……w」
オレ「いやいや……w」
上映まで少し時間があったが、案の定埋まったのは前の方の席だった。
ちなみに何の映画見たか分かる人居る?
ちょっと寂しいな
従兄にも発見されて少し注意されました(´∀`;)ネラー多くね?
あと、従兄情報で、まとめサイト見てきました。
こんな長いサイトを章ごと(?)に分けて掲載しているサイト方々に感謝します。
>>444
調べたらすぐに分かるかもしれません。
>>445
オレのタルパは、ある意味、怒男です。
>>446
そう言ってくれると、やっぱり少し恥ずかしいですね……w
勝手にS子萌えな話をしているだけだしw
ラストは近い様な、遠い様な……このスレ中に終わればいいなーって感じです。
>>442の続き
映画が始まった。
客層はやはりアニメ映画と夏休みなだけあり、子連れと女子が多かった。
映画が始まり、静かになる映画館。
意外とスマホを弄っている人が多く、下の方で明るい画面がぼんやりと輝いていた。
「怖い……」
S子は映画泥棒のCMを見てそう言っていた。
オレには怖いと言うより、面白いのだけど……女子から見たらそう言うものだろうか?
ただ、この映画……分かる人には分かるが、映画泥棒がまだ出てくる。
しかも、割と真面目に面白い。
S子は「酷いw」と笑いながらそのシーンを見ていた。
あとで聞いたけど、怖いイメージが払しょくされたそうだ。
てか、オレ。
あんまりS子と映画見ながら話して居なかった。いや、話さないのが普通だけど。
映画に集中していたと言うのもあるのだけど、S子も真剣(?)に見ていた。
なんで、映画のチョイスアニメだったかな。
今はそう思うけど、結構、楽しかった。
S子は終始キョロキョロしていた。
人が多い所はどうも苦手で怖かったらしい。
ときより、こっちを見て「( ゚д゚ )」な顔や「(・∀・)」としていた人がいたが、
ああいう人たちには、S子か、もしくは従兄の様にモヤが見えていたのかな?
結局、一時だと言うのに人が大勢いて座れる席はなかった。
てか、この時S子とお話しようと思ってテーブル席で探していたのが悪かったんだよね。
そもそも、人が大勢いたからS子と堂々と会話出来る訳ないじゃんorz
ちなみに歩きマックデビューしたのは中学生の頃。
その頃は気取っていたが、高校になると食べる場所を選ばず食べれるのが楽で、
この歳になるとササッと移動しながら食べれるかなり便利な業だ。
S子「汚いですよー(´・ω・`)」
オレ「……平気だよ」
たしかこんな会話を交わしたと思う。
オレ「これからどうしようか?」
映画を見た後のオレには目的がなくなってしまっていた。
ただ、もう少しS子と一緒に何かしたい!そう言う思いだけが先走っていた。
S子はそう言うと、静かに切り出した……。
S子「私のこと、調べることできますか――」
今でも覚えてる。
S子はとても寂しそうに、それで居ながら、強い顔をしていた。
うん、それにはそうとしか思えなかった。
>>453
最初は何を言っているか分からなかった。
S子は「映画見た後でごめんなさい」と謝る。
――映画の内容で、姿を消した主人公を思う仲間たちが居る。
それを見ていたら、何となく、自分の周りについて知りたくなったそうだ。
オレには、S子の気持ちは分からない。
ただ、多分オレも一人ぼっちで自分が誰だか分からないなら、自分が気になるような気がした。
オレ「うーん……図書館にでもいくかなー」
映画やアニメでありがちな展開。
図書館で古い新聞記事を見つけて「こ、コレは!」となる展開。
図書館に行くと、あの警備員さん(安岡)が「おう、坊主(# ゚Д゚)」と向かい入れてくれた。
相変わらずイカツイく元気なようで……。
係員「新聞ですか?えーっと……」
丁寧に案内してくれる。
ただ、オレはドラマやアニメと、現実は異なることを見せつけられた。
――新聞記事は、長くて一年しか保存していない。
S子は、聞いた限り、一年やそこらの年月をその姿になって過ごした訳じゃないだろう。
それに都合よく事故・事件の切り抜きなんかされているわけが無い。
係員「そんなのドラマや、警察ぐらいですよーw」
オレ「orz」
その後、なんでそんなのを探すのか聞かれたが、
『いや気になることがあって……」と意味深な顔をしてしまった。
ま、間違ってないよね!(´∀`:)
ただ、やけに乾いた「へ?」って言うお姉さんの顔が忘れられない……
オレ「い、いや、まだ方法はある……!」
オレは妙に力みながら言う。
(正確には、図書館内だったのでスマホでフリック入力)
オレ「俺 ら の ネ ッ ト が あ る (# ゚Д゚)」
S子「……。」
盛大に滑っていた。
正直受けると思ったんだが。
スマホで「ごめん」って小さく入力して、S子に見せた。
S子「ふふっ……ありがとうございます」
なんか、もう、悲しくてどうでもよかった。
まずはS子の見た目から、学校を特定しようとした。
黒いセーラー服と青いライン(背中の首の所のあれ)、校章を探したが変になかった。
普通ボタンとか校章あるじゃん?
だけど、本当に模様らしい模様がないの。あっても、変にくぼんでるだけ。
そんなんで、学校の特定は不可能だった。
次にS子に頑張って思い出してもらった。
S子「お母さんと、お父さんが居て……弟かな……?」
お、いいぞいいぞ……。
S子「場所はー………ごめんなさい、思い出せない」
オレ「うーん……音とか、声とか分からない?」
S子「うーん……」
S子は深く考え込む。
S子「分からない(´・ω・`)」
オレ「ですよねー(´∀`;)」
あんなに意気込んで探したのに、直に断念した。
マジで書く事ないな……。
その後、S子と今日見た映画の話をしながら、明日出発する準備をしていた。
S子「面白かったねー」
オレ「うん、あのマンガ好きで……ww」
S子「本棚にあるこれですか?」
S子は漫画を指さす。
友人が俺が王子に似ているとか言って、売りつけて来た古本だ。
だが、オレは見事にはまった。
S子「それにしても……女の子凄かったね……w」
オレ「ああ、たしかに(# ゚Д゚)なんでキャーとか、●●さーんって、言うんだろうね」
S子「それだけ好きなんですよ」
オレ「う、うむ……(-ω-;)」
みんなマナー守ろうぜ!(ステマ)
スマホ使おうとしていたオレが言えたことじゃないけど、割と真面目に大声は酷かった(#・∀・)
S子の後、見に行った映画館で俺は20分ほど注意されました…………orz
盗撮の疑いもあり、最悪警察沙汰にもなるそうです。ワロスorz
もう二度としないよ……。
S子に自分のキャラクターを見られ「可愛いね……w」と言われた。
同じチムメンがかなり際どい水着やコスチューム来ていたりして。
S子「小さい子が多いんですね(´・ω・`)」
うん、社長の趣味なんです。
カリスマスターのカリスマ性のチカラなんです。
因みにオレも無難にロリキャラだ。
ロリキャラ巨大武器がお気に入りで射撃職をしている。
社長とは長い付き合いだな……ヽ( ´ー)ノ フッ
オレ「そうだね、中身は殆どオッサンだけど( ゚д゚ )」
S子「∑( ゚д゚ ;)え、そうなの?」
オレ「そうだよー、皆男だよ……」
S子「な、なんで……w」
オレ「……それは答えられないな」
うん、本当に……あの現象なんなんだろうね。
ただ、男キャラだとスゲーゲームつまらなく感じるんだろうね。
>同じチムメンがかなり際どい水着やコスチューム来ていたりして。
気まずい空気が流れたりしていた……(´∀`;)
いよいよ、北海道へ向かいます。
そして、S子との最後の思い出話になります。
最後だよ……、なんか思い出すと夢のような時間だった、幸せだった時間も沢山あるけど。
やっぱ思い出話はなすなら、語らなきゃいけない一番大切な所だよね。
それと映画ポケモンじゃないですよー(´∀`)そうだね、ポケモンもやってたかな?
嫌だ
もう直ぐ連休終っちゃうので、がんばります。
>>467-468
銀魂でした!
……うん、ハタ王子に似てるとか言われたんだよね。
だから、高校から比べたら少しやせたよ。
ちょっと従兄やクソ友人と書くべきかどうか相談したのですが。
従兄・友人「「書かなきゃ男じゃないよ、オレ」くん」とのこと。
>>460続き。
その日の夜中もS子は俺に添い寝してきた。
今度はちゃんと、隣にS子が寝ることを想定してベットを開けておいた。
S子「そう言えばオレさん……」
オレ「なに?」
S子「その明日行く場所って怖い所ですか?」
オレ「怖い所ではないと思う。ただ、虫がデカイと言うのが怖いと言うなら怖いかな……」
S子「虫が大きいの!?」
親父の実家は、特定を避けるけど、とにかくイメージ通りの北海道らしい田舎です。
巨大な畑があって、トロロのメイたちが住んでいたような小さな山が幾つかあって、その山に神社が一つある。
あと、遠くにある牧場から匂ってきて、それを子供の頃「くさいくさい」と何回も言ってた。
民家の間隔が広いし、マジで「100キロ先●●オープン!」とかある。
しかも近日オープンって看板だけど、その看板3年前の物、変えろよ。
お爺さんが原付で60キロぐらい出しても、大抵人とすれ違わないとか、そんなぐらいのどか(?)な村です。
日頃、祖父祖母と、親父の姉妹兄弟の3人が妻や夫と暮らせる程度に広い家で、
神社の依頼で霊媒師まがいのことをする以外は、農家として生計を立てているとか。
S子「……少し楽しみだね」
オレ「――だね」
ただ、それは同時にもう直ぐお別れが違いと言う事だと、オレは悟った。
心なしかS子もそれを感じている様で、寂しそうな顔をしていたよ。
今でも、もしも。
一緒に過ごす選択肢があったのなら、S子にそのつもりがあったのなら。
迷わずオレは、そっちを選択していたと思う。
そんな感じで寂しい夜が始まった。
だから、俺は沢山S子と話をした。
てか、オレの方が多くの話を振っていた。
漫画だったり、今日見た映画の話だったり、ネトゲだったり、チムメンの話だったり。
日頃のオレの行いとか、アルバイトでの珍騒動とか。
S子の方も、結構話をしてくれた。
前にも来たけど、この身体になってからの話や、自分に似たような人の話。
寂しかった事や、面白かった事、驚いた事、
面白いとS子が思っている話が多くて、それがちょっとオレには予想外だった。
ポジティブに捉えられる前向きな子だったのかもしれない。
さすがに、今の掴まって移動する方法を覚えた時の話は笑ってしまったが。
そんな事を一晩中繰り返していた。
いつの時期かに、サラリーマン風の男性を見つけたそうだ。
自分のような存在(恐らく幽霊)だったらしい。
そのサラリーマンは、S子に気が付くとニカッと右手をあげたそうだ。
その時、サラリーマンの男性の手が偶々後ろから来た自転車の人の方に触れたらしい。
途端、驚いた顔をしてサラリーマンの人が引っ張られていったそうだ。
オレは思わず「なんだそれw」と笑ったけど、S子は「本当なんですーっ!」と言い返してきた。
それを見て、人や物に捕まって移動できる方法を身に着けたのだと言う。
聞いた話だと車でもできるらしい。電車は流石に試したことは多分ないそうだ(記憶が無いのかもしれない)。
つまり、よくある怖い話の真相。
夜勤ドライバーの運ちゃんが経験するミラーに永遠と纏わり着く女の幽霊や、
トランクやボンネットに乗っかっている幽霊の中には、タクシー代わりに利用している奴もいるって事になる。
そう考えると、また笑えてしまった。
なんの拍子か始まってしまった。
S子「初めて読んだのは何時頃ですか?」とか「内容は?」とか。
どうしてこういうの好きなのーっとか言われて、色々答えるのに躊躇い困惑し、公 開 処 刑 された。
――そうしていたら、またS子が変に可愛くなってきたんだ。
オレもなんだか、DTを拗らせていないのに、なんか変になってきたんだ。
オレ「え!?」
S子「……よく見ているけど、そんなに私の足、好きですか?」
オレ「そそそ、そう言う訳じゃ……」
S子「――私のことは、足以外好きじゃないのですか?」
ど、どどど……どうしたんだよ。
ど う し た S 子 、な ん か 変 だ ぞ 。
な ん で 、 そ ん な 顔 を 近 づ け て く る のぉおおおおおおおおお!!
ただ、DTをオレは拗らせなかった。
S子「本当に?」
オレ「は、はい……」
S子「――そっか、よかった」
ニコッと、S子は俺に笑顔を向ける。
カワイイよS子、その笑顔萌えるよ、やばいよー(*´Д`)ハァハァ
S子「昨日も聞きましたけど、足、見ませんか?」
とか思っていたオレの顔を( ゚д゚ )にする発言。
本当にどうしたんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
思い返すとDTを拗らせていないと、これほどまでにオレはウブなのか。
いやいや、ヘタレなのか!?そうだ、ヘタレすぎるだろ!?
……ただ、なんかオレその時、変に頭の中が冷静になったんだよね。
いやいや、なんていうか、ズッと重く覚悟が決まった感じ?
腹を決めて、初めてコンビニでエ●本買ったような、
なんか勿体無くて開けれなかったフィギュアを開封した感じ?
なんだろう、そんな感じ。
とにかく、重いも重い物体を肩へ担ぎ歩き出したような感覚。
都合よく月明かりが差し込み、その先にS子が立っている。
なんかちょっと幻想的だったなー、
オレの目線の先にはS子が居て「どうなってるんだろー」とか言いながら、
ただ、凄く恥ずかしそうしながら、スカートを掴んでいた。
何度も「オレさん見すぎ!w」と笑い太ももの上まで来たスカートを落とすS子。
なんと言う焦らし……!
オレは「ごごご、ごめんw」とか言いながらも、そんな焦らしを受け(´∀`*)になってたりとかして。
だから、とうとうオレは目をつぶったんだ。
そうすればS子もはずかしくないでしょ!的なことを言っていた。
S子も「そ、そうですねーw」と言いながら、スカートを強く握っていた。
――S子が「見えますか?」って言った時、眼を開けた。
うん、キモイと思うが聞いてくれぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!
S子「やっぱ足あったんですね……///」
そう照れながらS子は俺の方を見て言っていた。
そこには想像通りの健康的でふっくらとし、確りとくびれへと延びる美しいラインをもつ足があった。
黒ストッキングは上の方になるほど薄くなり、健康的な肌色(かどうかあいまいだけど!)が伺えた。
S子「うん、あれ?」
たしかそんな感じでオレへ疑問の顔を向けていたと思う。
オレは妙に冷静になり、なんだか幸福感に満ちて、別に何もしていないけど賢者になってた。
もちろん、出ても居ないし、あの感じもしてない。なのに冷静だった。
それ以上に、S子が凄く愛しくて、可愛くて、抱きしめたくて……とにかく愛情が暴走して冷静になっていた。
だからだったのだろうか、ちょっとした奇跡が起きた。
いや、理由があったんだけど、本当に奇跡だったんだよ。
気がついたらS子を抱きしめていた。
抱き着いた俺は、なんか表情がボーってなってたと思う。
S子は可愛く「えっ、えっ、へ?」とアタフタしていた。
……。
…………ただ抱きしめただけだと思うなよ?
確 り と S 子 の 感 触 を オ レ は 身 体 で 感 じ て い た 。
でもオレは感じていた。
S子の髪ざわり。
肩とか、背中の、上半身の柔らかい方さ。
S子の立派で柔らかい胸。
腰に回した腕は確りと背中の凹みを感じていた。
嘘じゃないし、夢じゃない。
本当にS子を抱きしめていた。
正 真 正 銘 、 抱 き し め て い た 。 抱 き し め て い た ッ !
警察飛んでくるよ、お巡りさんオレだよ、裁判官僕がやりましたよ。
S子「オレさん……」
凄く小さくて、凄く寂しそうで。
だけど、凄く嬉しそうな声だった。S子は俺の名前を呼んだ。
もう、そうしたらよ、とにかくとにかく。
もう幸せすぎて、嬉しすぎて、なんか笑い出しちゃって。
S子も笑いながら泣き出していて。
尚更強くS子を抱きしめてた。
S子もオレに抱き着いてきてくれた。
オレは色々なことを感じた。
てか、男ってやっぱ変態だよ。
なんか、勝手に家庭築く妄想初めて。
子供が二人いて、S子は普通に主婦らしい恰好してて、オレは手をあげて仕事へ向かう。
そんな出来過ぎて反吐がでるほど、ドラマのワンシーンとか、色々バァァァァァァァアアアアアアアアアアって駆け巡ってるのよ。
ああ……こんなに幸せな奴が他に居るのか、って思った。
多分、メンヘラDQN思考になるけど、マジでオレがあの日世界で一番幸せだった、間違いなく。
すごく凄く冷たかった。鼓動もしなかった。
生きも感じなかった。
ただ、変な存在感と冷たさと、人を抱いていると言う柔らかさだけが、ただただ、俺へ伝わってきた。
S子の腕は思っていた以上に柔らかかった。
オレのデブな身体を抱き着いてくれて、その部分がとても冷たく感じてモヤモヤしていたけど、
ふざけるな、嫌な訳ないだろ。
嫌な訳があるわけがあるか、寧ろもっともっと、もっぉおおおおおおおおおおおおおおおおっと。
抱き着いて居たかった。
好きになった切っ掛けが、足であれ、なんであれ。
今は純粋に全部S子が好きなんだなーって。
そう思ったら、もう直ぐ別れが近い事が気が付いて、泣き出しちゃった。
抱いていたのもするする落ちて言って、S子の足を抱いていた。
わんわん、泣いていた。
そしたら母親の様にS子がオレの頭を抱いてくれた。
小さく「ごめんなさい」って呟いたのが悲しかった。
ただ、同じぐらいの声で「すごくありがとう」って言ってくれたら、なんか泣き止んでた。
そこからは覚えていないけど、S子に「寝ましょう?」と誘導されながらベットに入った。
そして、何度もS子に手を強く握られ「泣かないでください」って言っていた。
そうすると、段々落ち着いて行って、俺はいつの間にか寝ていた。
そう、ヤケ酒です、皆さんヤケ酒には注意してください。
昨日従兄と友人が一緒に家に来やがったんです。
ちなみに二人は面識がありません。
なんで同時に現れたのか分かりませんが、二人の目的は『S子の話』でした。
その過程で、此処での話を話そうか相談したんです。
友人も従兄も「男なら~」とか言っていましたけど、なんか泣いてくれました。
この話は、北海道の祖母ともう一人だけに話した内容でした。
もちろん、こんな変態な話し方じゃなかったですけど。そう言う事がありました、と。
てか、どちらも向こうが鋭く(?)て聞いてきたんだけどね。
なんか、ここで主っきり書いてよかったかもしれない。
なんだか少し心が軽くなりました。書くように進めてkる得た従兄、クソ友人に感謝します。
>>481
多分あったんじゃないかな。
あんまり詳しくは分からないし、気になりませんでした。
正直、右腕が異常なほど痺れていたかなーっとは思う。少し鳥肌だったかも。
ちなみに、本当にS子は冷たかった。
翌日、祖母に起こされ慌てて支度をし、東京駅へ向かいました。
朝から、変にS子を意識して、S子も意識していて、会話は少なかったと思います。
地元の電車に乗り、東京駅へ行き、昨日親父から貰った切符を使い……。
かなり眠くて新幹線に乗るなり直に眠りにつきました。
そんな訳であっと言う間でした。外の景色なんか見ている暇ありませんでした。
ただ、S子は「綺麗だったよー」とか、見えた景色について語ってました。
駅に降りると、東京とは違う空気を全体で感じました。
あれってなんなんでしょうかね?とにかうテンションが急激に上がって来ていました。
それはS子もそうだったかな?やけに張り切っていた。
そうすると、何故かオレより先にS子が、その人たちを見つけましたw
叔母「あれぇーーーオレ君、大きくなったねぇ!」
伯父「ハッハッハ!こんな遠くまでご苦労様」
それは青森に住む叔母夫婦でした。
ちなみに伯父さんの方は、銀行員の人と別の人です。
仕事は漁師で、背中の入れ墨が凄く最初は怖い人かと思っていたけど、
どうやら漁師の中ではお守りで居れるから、割かし普通なそうな……?
叔母「……●●(親父)から聞いていたけど、本当に凄いの連れているね」
伯父「うーん……、たしかに海に連れていける感じではないな」
こ の 夫 婦 も か な り 中 二 病 設 定 も っ て ま し た ^q^
どうやら二人ともS子の気配を感じているそうで、それが「とても強い」とだけ分かったらしい。
ただ、あまりにも強く大きすぎて『善悪が分からない』と言う、未知を味わったそうです。
伯父さん曰く「海で遭難しかけた時、不思議と港の方角が分かった、そんな時感じた大きな気配」らしいです。
本当にS子は何者なんですか。
偶々、叔母夫婦の帰省と重なり、道案内してくれることになっていました。
正直、一人で迷わず船乗って電車乗って行ける自信はなかったので、助かりました。
S子「すっごい……本当にコッチ見えてるのかな?」
オレ「そうだね……、ちょっと驚いた」
――と言うのも、二人ともオレがS子の話をしていると、チラッチラッS子の方を見るのだ。
S子が俺の背中へ隠れた時も、バッチリ目線でおえていた。
ちなみに二人には『姿が見えてるけどイメージ出来ない』感じで見えているそうです。
なお、船に乗ってからは、俺がメチャクチャ吐き、それをS子が心配するだけでした。
二人は大爆笑していました(´∀`#)
姿が見えないけどイメージ出来ない感覚と言うので、一番分かりやすく言うと。
夢を見て「スゲー楽しかったなー(´∀`*)」と思っているけど
「あれ、どんな夢だっけ( ゚д゚ )」言葉も場面も音も、何も思い出せない感じです。
因みに複雑にも話すと。
二人は「人っぽいもの凄いオーラを持った者がオレ君の傍に居る」と分りながらも、
「その姿を見えてるのだけど、意識できず、姿が見えないと変わりない情況になっている」と言う状態らしいです。
……あれ、この説明で思ったけど、なんか……無意識を操る程度の能力(?)なのかな。
なお、S子の名前は「KIS」のSではないと、あらかじめ言っておく。
少なくとも電車に座り過ぎてケツが痛くなったし、
慣れない土地で頭クラクラするし、
S子「大丈夫?」って何度言われた事やら。
そんな状態でつきました。
オレ「S子との最後の三日間か……」
そう思うと、心がとてつもなく苦しくなって痛かった。
鼓動が早くなって、悲しくもなった。
それに対して、S子は強かった。
S子「最後、宜しくお願いしますね!オレさん!」
も の 凄 く 笑 顔 で オ レ の 手 を 取 り 言 っ た 。
S子は、覚悟で来てしまっていたのだろう。
――なんて、思って強い子だなーって俺は思っていた。
今日は一日の半分を寝ていたし、くたばってたから、遅くまで話す予定。
正直、このスレ内で終るかなーっとか、思っていたけど、これなら終わりそうだ。
今も見ている人が居たら、なんて言うか、こんなDTの文章読んでくれてありがとう。
頑張ります。
自分のペースで良いから
がんばってくれ!
この歳になってから見る北海道の親父の実家は、本当に日本らしい木造住宅だった。
何畳分だよ!と叫びたくなるような大きなリビングがあり、
俺の家のリビング程の個室が各夫婦に用意され、
子供(全員中高生)部屋も共同で利用しているとはいえ、リビング+オレの部屋分ほどの広さがある。
そこに台所や今や客室や、寝室があるし、
離れとしても使えるけど、収穫した物をしまっておく倉(ほぼオレの家規模)もある。
――改めて思う、親父って金持ちだったんだな。
ただ、お年玉は五千円以上貰ったことが無い。
昔から家を改修&リフォームしているらしい。
伯A「オレくん、挨拶してきなさい!」
書くの忘れたのですが、実家から一番近い駅まで伯父さん(伯A)が迎えに来てくれました。
この伯父こそ、何を隠そう霊視したりしていた、銀行マンです。
オレの為に有給とってくれたそうだ。
先ほどの叔母夫婦は(叔A・伯B)と言います。
てか、北 海 道 に と ん で も な く 人 が 沢 山 集 結 し て い た ん で す っ!!!!!
それが全ての現況なので、俺も混乱するかもしれない。
伯A「……オレくん、そこの子が例の子だね?」
凄く神妙な顔をしていて、変に真顔になる伯A。
S子「は、初めまして!」
S子は姿が見えているか分からないのに、きちんと挨拶する良い子だった。
伯A「……凄いな」
やはり伯父にもS子の声や姿が見えていなかった。
いや、姿に関しては漠然とした色で見えていたらしい。(ヒトガタだったかな?
ただ、叔A夫婦の様に『色の名前を言うと分からなくなる』と言う未知モードだそうだ。
なにより、このS子が”とてつもない何か”だと、伯Aは察したそうだ。
そうだから、分からないけど伯Aは小さくS子に手を合わせ頭を下げていた。
実家に戻ると、玄関よりも、居間の方の庭から叔A夫婦と伯Aは上がって行った。
その北海道クォリティに驚きながらも、俺は庭から家へ上がる。
オレ「――――てか、脱ぎ捨てられた靴の数大杉はしないか?」
……北海道の祖母(北祖母)は、この日の為に多くの親戚に連絡をしていたそうだ。
しかも、かなり厄介だと伝えた。
そうすると、どうだろうか。
親戚から息子たち、その子供たちまで……全員がこの日に集まってきたのだ。
北祖母を誰かに例えろと言われたら、オレは間違いなく即答でこういう。
『サ マ ー ウ ォ ー ズ の お ば あ ち ゃ ん。』
その齢で80後半奈のにも拘らず、見た目はどう見ても50程度。
てか、その50歳から見た目が停止しているらしい。
しかも、ヘタな俺なんかより体力が凄い。
台所に立つ奥様方よりも率先して色々な物を仕切るし、作る、マジで刀振り回せる
我流で剣術学んだ癖に、親父を二段まで取らせるほど強い。
……オレの中で、中二病設定がどんどん濃くなって言った。
北母は、大宴会会場になっている今の主役席に座りながらニコニコしながら言った。
その時の威圧感、纏う畏怖、マジで鳥肌だった。
白髪髪で、着物を着て、それでいて健康的で、滑舌も良い。
これからS子を成仏させるのを任せるのに一目瞭然で安心できるほどオーラあった。
勝手にビビっているだけだったけど。
北祖父は寝たきりだと言いながら、普通に起きていてビールを飲んでいた。
老人アルアル現象だ、寝たきりと言いながら意外にケロッとしている。
最近、夜中に散歩に出ていればを無くしたらしく何を言っているかオレにはさっぱりだった。
その後、二十何人居るだろう伯父叔母、その娘さん息子さんへ挨拶をした。
幼い子供たちは別の部屋で大はしゃぎで遊んでいるらしく、声が下まで響いていた。
もうなんなの、この状態(‘A`)
そして、とにかく気になって仕方がなかったのが、全員のS子への反応だ。
いや、全員ではなかったけど、ほぼ全ての親戚が見えていた。
一同「凄い……」
この一言だ。
これは驚いただの、こんなの初めてだの、これは何なんだだの、何を連れて来たんだなど。
簡単にまとめると、オレの地縛霊の時の比じゃなく、恐怖も覚えている人も居た。
数人の親戚は具合が悪くなり、退出していた。
ただ何より驚いたのは。
北祖母「はるばる、この土地へよくぞお越しくださいました」
いつの間にか北祖母はゲタを穿き、ゆっくりとS子へ近づいて行き。
そして深々と頭を下げていた。
北 祖 母 と 北 祖 父 は 無 論。
あと数人の親戚はS子の姿を見えていた。
とても綺麗な標準語……それで居ながら、聞いていると背筋が伸びる畏怖を纏っていた声だ。
S子「え、そ、そんな……」
北母「あら、可愛いらしいことですね~」
S子「そ、そんな……」
北母「家に上がれないのですか?」
S子「そ、そうなんですよ……オレさん気が付かなくて」
北祖母に言われて、気が付いた。
S子は、祖母曰く『張られた結界』を越えれずに居たそうだ。
祖母はS子の手を取り、グッと引き寄せる。
あれぇ~……なんで普通にS子引っ張れてるの。
ちなみにS子はとても驚いた顔をしながら、北祖母を見ていた。
北母「いらっしゃいませ。ささ、おあがりください」
一瞬呆然としていたS子だが。
S子「は、はい!」
そう言うと、北祖母に手を引かれるまま、祖母の隣の席へと連れて行かれる。
北父「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」(可愛い子だのー的なこと?
北祖父が何を言っているかサッパリ分からなかったが、自分のザブトンをS子へ差し出していた。
な、 な ん な ん だ こ の 状 況 、 こ の 家 は (´∀`:)
オレの素直な本音だった。
ちなみにこの間に、S子の気に当てられた人たちが退出して行った。