兄が結婚相手として韓国人の彼女をつれてきた時が修羅場だった
母の実家は引き揚げとかですごい苦労をしたそうで、祖父母は中国朝鮮(特に韓国)のことをすごく嫌っていた
その感情は母にも受け継がれていて、すごい言葉を使いながら兄を詰っていた
韓国人に父母がどんなことをされたかとか、あの国は泥棒と犯罪者しかいないとか、諸々
横でミカン食べながら聞いていたけど、普段の母からは想像できないようなことを言いまくっていた
彼女さんは留学生で日本語はあまりできなかったけど、穏やかそうで可愛い子だった
ただ兄を呼びに台所まできちゃって、それで話を微妙に聞いていたらしく、
「トイレかしてください」と言って我が家のトイレにこもったきりずっと出てこなかった
うんこにいけなくて辛かったのを覚えてる
彼女さんが帰った後も家族会議みたいなのが続いた
あいにく父も韓国人相手で以前詐欺あっていて、「みんな悪いわけじゃないが、悪い人間が多い気がする。
親戚付き合いとかをしていると面倒くさいとこもあるだろう」と、消極的。
母はとにかく、「関わりを持つこと自体汚らわしい。うちの家に韓国人の血をいれたくない」
一方、兄は「結婚したい。二人だけで生きる」の一点張り
人種差別だの国際理解だの、微妙にスケールの大きいところにまで話が広がっていっていた
挙句に、母と兄がつかみ合いの喧嘩。いいかげんにしろ、とふて寝する父。
その後、兄の幼馴染の女の子が兄に急接近してきて、韓国人彼女とは自然消滅、幼馴染と結婚した
幼馴染と母はものすごく仲がいい。私と母の関係よりも。
一瞬勘繰ったりしてしまったけど、今が幸せそうだからいいかな、と思っている
あと今思うと、韓国語のできないはずの兄とどうやってコミュニケーションをとっていたのかが気になる
あの時のことは完全にアンタッチャブルな話題になっていて、怖くてネタにはできないけど
その両親や親族までもそうかというと、
残念ながらその可能性は極小だからなぁ。
仕方ない話だよね。
日本もまだ親族同士の付き合いとか無視できないところあるが
中韓含めアジアの国々は日本人と結婚したら親族全部で
おぶさってくるところもあるし、好きだけでは難しいよね
あまりコミュニケーションもとれていなかったようだし
不幸のにおいしかしないわな
それでよかったとは思うけど