コトメを馬鹿にして優越感に浸るためにコトメの子を育てたこと
脳味噌がハッピーなコトメは若い時からフリンを繰り返していた
フリン略奪したコトメ夫も不倫三昧、子供はトメに押し付け気まぐれに可愛がる
我が家も散々迷惑をかけられた。
断りきれなかったこちらにも非はあるが
何をしてもお礼も謝りもしないコトメにはいい加減腹が立っていた
脳味噌がハッピーなコトメは若い時からフリンを繰り返していた
フリン略奪したコトメ夫も不倫三昧、子供はトメに押し付け気まぐれに可愛がる
我が家も散々迷惑をかけられた。
断りきれなかったこちらにも非はあるが
何をしてもお礼も謝りもしないコトメにはいい加減腹が立っていた
特に毎年ある夏祭りで一枚10円のチケットをコピーして偽造しやがるのがイラついた。
夏祭りは父兄全員係をやるのが前提で
初めて参加の私はチケットをデザイン、作る係になった。
終わってみると、明らかに偽造チケットが数十枚…
しかも払い戻しにまで50枚紛れてた。
刻々と時間は過ぎ、面会時間終了のチャイムが鳴ると同時に
『ガラガラガラ・・・』
廊下の奥の方からゴミ運搬台車の音が聞こえてきた。
『。。来たな。。。』
淳がボソッと呟いた。
俺は固唾を飲んで部屋の扉へ視線を送った。
『ガラガラガラ、』
台車の音が部屋の前で止まった。
部屋の扉が開いた。
作業服の『中年女』が会釈しながら入室してきた。俺と淳はその姿を目で追った。
『中年女』は奥のベットから順にゴミ箱のゴミを回収し始めた。
『ごくろうさん。』
と患者から声を掛けられ、笑顔で会釈をする中年女。。。とても昔の『中年女』と同一人物とは思えない。
そして、ついに淳のベットのゴミ回収に中年女がやってきた。
俺はしばらくの間、母親と居間にいたが、
少ししてから警官が居間に来て『あの夜』の事を聞いてきた。
ハッピーとタッチの事、木に釘で刺された少女の写真の事、淳の名前が秘密基地に彫られていたこと・・・
その後、放課後に出会った事など、
『中年女』に係わる全ての事を話した。そして『さっき』の出来事も。。。
鑑識らしき人も来ていて、俺が話している間に窓の指紋を採取していた。
俺が話した内容で警官がもっとも詳しく聞いてきたことが『少女の写真』の事だった。
それから三日過ぎた。依然、淳は学校には来なかった。
俺も慎も淳に電話がしづらく、淳の様子は解らなかった。ただクラスの先生が『風疹で淳はしばらく休み』と言っていたので少し安心していた。
しかし、この頃から学校で奇妙な噂が流れ始めた。
【学校の通学路にトレンチコートにサンダル履きのオバさんが学童を一人一人睨むように顔を凝視してくる】
という噂だ。