高校時代、某飲食店でオープニングスタッフとしてキッチンでバイトしていた。
しかし当時の俺はそんなこと知らないし、引っ込み思案な性格を直したいというのもあり、根性たたき直すのも兼ねて社会勉強の一環でバイトすることに。
主なメンバーはセクハラ発言連発のリーダーにヒステリーなスイーツ(笑)、この狭いキッチンで体型自重してくださいの巨ピザ(♂)
そして片桐はいり似の出戻り早くも更年期障害の三十路女、そして俺。
食材の下ごしらえを忘れてたり、ごみ捨て忘れたなどのミスを全て俺になすりつける、(店長に怒られるのはいつも俺)
高校生だから夜10時までに上がらなきゃいけないのに金・土はなんだかんだで朝10時(^p^)
しかも勝手にタイムカード切りやがって朝6時までしか働いたことになってない。
抗議するものの、「レジを閉める時間にタイムカードを切る」とか訳分からん返事。
そのくせ電車の遅れで10分遅刻したとき、タイムカードに急いでいてつい癖でいつもの開始時間を書いてしまったら、
「てめーこの給料泥棒(ry」と30分マネージャーに説教。
インフルエンザのときも二日前に休むと言ったのに、「休むのはアウト」と出勤。
39度の熱でフラフラになりながら皿洗いをしていると店長「働いていれば熱もふっとぶだろ?w」とモロバカ丸出しの体育会系発言。
そのとき熱のためう っ か り汚れた水を店長にぶちまけてしまった。それくらいひどい熱だった。
そんなこんなでもう限界。いつやめてやろうかと考えていると決定的な事件が。
当時、まだ賞味期限前の食材が頻繁になくなっていた。
こっそりと調べていたところ、巨ピザ&出戻りがつまみぐい&持ち帰りしているのを突き止めた。
ミーティングの際、店長が食材ロスの件でキッチンメンバーに文句言ってきたので、
俺は巨ピザと出戻りがやっていることを暴露。
しかし、奴らは「陰謀だ。違う。こいつがやったんだ」と二人で口裏あわせ。
店長やマネージャーも、奴らの肩を持ち「責任とれ。」
ただ、濡れ衣着せられ残業代踏み倒されたままじゃ気がすまないので報復開始。
まず両親にここで初めて全てを告白。
両親激怒(何で言わないのかと説教されますた)→本社に電凸→さっくり労基署にも報告。
携帯にはストーカーのように店からの着信の嵐。
留守電には、「ふざけるな」「このままですむと思うな」と店長からお叱りのお言葉。
脅迫ってことでKにも通報。
するとマネージャーからも「なんで警察に言うんだ。なんで相談しない。」との電話。
本社に言ってコンタクトは必要以外しないように要求。
後日ようやく本社の人間+店長+マネージャー+巨ピザ+出戻りが我が家に謝罪にやってきた。
「今更遅すぎる」と父が追い返そうとするのを「まあまあ上がっていただきましょうよ」と母。
通した客間は冬なのに火の気なく氷の間。
「ストーブつけなきゃね」と、母は父と自分と俺に向けてストーブをつけた。
「お茶をどうぞ」と差し出したのが氷入りの冷たい緑茶。ガラスの湯のみが涼しげw
「お菓子もどうぞ」と差し出したのがガリガリ君ww
凍った表情の一同。そこに父が一言。
「息子も熱があるのに凍ったパフェ食べて精つけましたから大丈夫でしょう。」
・タイムカードの改ざんを店長が認めた。
・キッチンのメンバーが嫌がらせをしていることを認めた。
・俺がやめた後も食材がなくなり続けた。問い詰めるとピザと出戻りがゲロった。
・本当に申し訳ないことをした。払っていない分のバイト代を払いたいので計算して申請してもらいたい
などなど。
それに対して父は、払ってない分のバイト代+嫌がらせに対する慰謝料+濡れ衣に関する慰謝料を要求。
さらに、「こんな最低の人間をのさばらせた会社も同罪。二度と息子のような目にあう人間を出さないように告発させてもらう。」と言い放った。
会社からはいくらかの金をもらった。
余談だがその店は年末にある年一番の稼ぎ時の日をエックスデーと言って、
店長はじめめちゃくちゃ大量に食料を仕入れ意気込んでいたが、
そのエックスデー当日に大停電が起き、今年一番の稼ぎ時になるはずの日が今年一番の大損を出した日となった。
今も一応店は残っているが、オープン当時ビル貸切状態だったのが現在はワンフロアのみとなっている。
ご両親も乙でした
やっぱ賢い人間は法律を使わなきゃね。