どうしようもない感じで付き合いである人に会いにいった。
この話はここから始まる。
そういう話に結構母親も好きで、1時間3,000円で見てくれるっていう。
腰痛の話は、後で出てくる。
写真でわかるらしい。
その前に、母親をじっと見つめて・・・、
「もう、癌は無くなっていますよ。大丈夫です。」
て言われてビックリ。
という質問をしたみたいだけど、家族の写真を見ながらじっと見つめて・・、
注意するように娘さんに言って下さい。」
再発を恐れていたけど、このおばちゃんの言葉を聞いて安心したって言っていた。
俺の妹のことを質問することにした。
母親が癌だってこと、妹の足のことをその女性にに話していることはない。
母親はこの人は本物だと思ったらしい。
「娘はどうすればいいですか。」
そのとき右足を骨折して今ボルトがまだ体に埋まっていたままだった。
「娘さんは結構活発な人だから、色々な所へ行きたがっているのが見えます。
できればハイヒールじゃなくて、普通の運動靴を履かせるように言い聞かせて下さい。」
女性:「私の場合イメージが浮かぶんです。
ご家族の写真を見て、彼女の片足だけ色が違ったんです。
離れているような、くっついていないようなイメージです。」
そういう人も世の中には時々いるもんだ。
メディアにも出たことがないし、たぶん誰も知らない人。
田舎のある地方のお話。
もちろん実話。
俺:40歳
妻:39歳
母:65歳
父:70歳
妹:30歳
聞いたことがなかった。たぶん50代?
相談している人たちが○○先生、と呼んでみたり○○のおばちゃんて言ったりしている。
ほんとうにどこにでもいるおばちゃん。
威張ることもなく、白装束などを来て相談しているようなこともない。
とにかく普通の服装。
近くの家で井戸端会議をしている中の一人のおばちゃんにすぎない。そんな人。
その女性は山のようにどっしり座っている。
山のようでいてそれで丸くてそんな感じだから、
丸山のおばちゃんと言わせてもらう。
妹が実家にわざわざ来てまで、相談をしたい理由がもう一つあった。
「彼氏もいるみたいですね。もう年頃ですもんね。けれど・・・。」
母は詰め寄る。
「娘さん、結婚する気あるのかしら?」
だからすぐに決断して今回帰省してきた。
特に30歳になっても独身を謳歌している妹にとっては、
将来の伴侶探しも必死になってくる。
男性の場合は人生相談、特に職業等の相談が多いのかな。
父は大の霊感嫌い。
だから母が丸山のおばちゃんに相談していることも知らない。
今後もそんなに話に出てこない。
けれども自宅で静養中。
仕事も休職中だった。
まあ年齢も退職時期だったからそのまま仕事もやめたんだけど。
自宅でゆっくり静養していた。
そして妹も、自分の足の静養も兼ねてわ我が家へ。
それでも普通に歩いてはいる。
だから丸山先生の話聞いて、びっくりしちゃった。
当たっているもん。足まだくっついてなかったんだね。
今度見てもらったとき、どんなことを言われるんだろう。ちょっと恐い」
丸山のおばちゃんは、ここの町には月1回の日曜日に来て相談を受けていた。
相談する当日、母親と妹は一緒になって出かけていった。
妹はもう本当にハイテンション。
妹は興奮を隠せない様子。
確かにそうなんだよね。」
キャリアウーマンタイプ。
人と接するのがうまく、営業向きの性格。
まあ確かに俺もそう思った。
仕事大好き人間って感じだ。
「どっちを取るの?仕事?それとも彼氏?」
って詰め寄った。
先生「自分で決めていいんだよ。もっと突き進んでいいんだよ。」
妹が悩み出したら、「妹ちゃん。それ口癖になっているでしょ。」
先生:「だって、憑いている霊がそう言っているんだもん。」
妹:「えっ!霊が憑いているんですか?」
先生「うん、男の人。
その人サラリーマン。
結構仕事好きだったんだよね。」
それでその人も優柔不断な性格だったんだ。
・・・えーとどうしようかな?
そんなタイプの人。
だから妹ちゃんもそんな言葉が出ちゃうんだよね。」
妹 :「えーーーーー!先生、どうすればいいんですか。」
先生:「ちょっと待ってね。
今その男の人の霊、取っちゃうから。」
そう言って近づいて来て、背中に手を当てた。
しばらくずっと背中をさすってもらっていた。
そう言って右足のかかと部分も触ってくれて治療をしてくれた。
その借りている家の知人の方が言うところには、
パワーを入れてもらうということらしい。
「兄貴も近くに住んでいるんだから見てもらったほうがいいよ。
機会があったら。」
「そうだなぁ。機会があればね。」
まあ本物なんだろうなって思ったくらい。
今はまだいいかなって感じだった。
そして妹は興奮冷めやらぬ中、その夜帰っていった。
これからしばらくは、母親が月1回のペースで相談と体の治療をしてもらいに行っていた。
3000円で心の相談と、整体?つまりパワーを入れてもらっていた。
安いよね。
例えば背中に手をかざしてくれると背中が熱くなってきて体中がほてってくるという。
母親の場合は乳癌の手術後だったから、胸の周りを中心にパワーを入れてもらっていた。
としきりに誘ってくれた。
実は母親は俺たち家族の写真を見せてたんだけど、あることを言われていた。
とんでもないことが起こる。
彼女にとっては人生の分岐点になる。
必ずつれてきてあげてください。
そんなことを言ってたらしい。
膝から下の物を取るのにも構えてしまうよ。
絶対に壷や変なのを買わされたり、相談料が高かったりするから。
安かったんだ。
だから、少し考えてしまうよね。
そんな風に言われて、私も相談に伺いたいと母親にお願いしてた。
仕事をしている妻は日曜日も駆り出されたりしていて、
なかなかスケジュールが合わなかったんだよ。
そういうときって、不思議なものだよね。うまく噛み合わない。
不妊治療のために病院に通院していたんだ。
違和感というか嫌悪感というか不信感を覚えて、
違う病院に通院することにした。
その不妊治療の方が優先したいという気持ちも妻にはあったみたい。
「手術するかもしれない」と俺に相談してきた。
子宮に筋腫があって大手術をしなくてはいけないらしい。
命の方が優先するのだから早速手術することにして、
無事その手術も終わって入院も1ヶ月かかったけど無事退院できた。
俺の妻の話をしたらしい。
入院して手術して、無事退院したことを。
もし最初の病院に今まで通り、通院していたらきっととんでもないことになっていたでしょう。
今の病院に切り替えてよかったんですよ。」
そう話を切り出したらしい。
知ってたって後出しかよ
俺でもできるわ
自宅療養中で丸山のおばちゃんのそういう言葉をかけてもらって、
是非ともお会いしたいということで、
やっと日程が決まって会うことにしたんだ。
相談料は1人3000円じゃなくて、一家族で3000円とのこと。
じゃー見てもらうかということで俺も一緒に行くことにした。
書き溜めが終わった。
また明日、整理して話の続きをするね。
脱線の理由は後で話で出てくる。
ギックリ腰をやってしまう癖が付いていた。
あるときは夜ベッドで寝返りを打った時。
それから着替えをしている最中・・・・。
もう辛いよね、ギックリ腰って。
それもここ数年のうちなんだ。
金曜日の日に整骨院に行って治療してもらうことにした。
日曜日には丸山のおばちゃんにも会わなくてはいけないから、
それまでには歩けるようにしないとね。
ビックリ腰に出世した!!
ワロタw
整骨院まで運転してもらった。
「はい、すいません」そう俺も思った。
社会人になると運動しないもんね。
今回は母親が初めて行く場所だということで俺が助手席でナビをしながら運転してもらった。
「お嫁さんよかったね。手術が無事成功して、命もあって。
丸山先生が言っていた通り病院が変更されてよかったんだよ」
「あんたも日曜日、ちゃんと見てもらいなさいよ」
「はいはい」
けど、行ったことがあった俺は道に迷うはずはない。
結局、整骨院に電話して道を尋ねて、やっとついたのは1時間後。
予定の倍もかかってしまった。
こんなことってあるんだな。
そして自宅に戻ってしばらく俺も安静にしていた。
次の日の土曜日は絶好調だった。
完璧にではないけど大丈夫だと俺は思っていた・・・・・。
大丈夫の筈だったんだ・・・。
順番に見てもらっているからそんな時間らしい。
俺は寝そべりながら。
そして・・・・、
「うぎゃ~~~っ。」
明日頼むぞ!
私も丸山のおばちゃんにみてもらいたいなー
続きよろしくお願いします。
お前すげえ!
そもそも霊がいるってわかってないのになんで霊能力者がいるってわかるんだよ!
お前こそ超能力者じゃん!
つか霊能力の範囲広すぎワロタ
なんでもできるじゃねえか
サラリーマンの霊の話以外は霊と関係ねえ
超能力じゃいかんのか?
まあ人間の心理を手玉にとればなんでもできるから霊能力も超能力ももとは同じなんだけどな
それと手を当てて治療するとか言うのを信じて骨肉腫を手術しなかった男子高校生がいてな
肩が直径50センチくらいに丸く腫れ上がるまで放置してな
結局手術したけど肺転移して死んだよ
まあお前の妹の患部は冷たいらしいから骨肉腫ではないっぽいけど
いい年したおっさんなんだからそろそろ霊能力なんかから卒業しなよ
お前サンタクロースを何歳まで信じてた?霊能力は何歳まで信じるんだ?いつまで子供なんだ?
取り返しがつかないことになるぞ
いい年してキリスト教を信じてる奴も同じようなもんだと思ってるよ
そもそもサンタクロースもキリスト教だしな
丸山のおばちゃんいいなぁ。見てもらいたいなぁ。