息子が同性愛者だった。
しかも夫はとっくに知っていた。私だけ聞かされてなかった。
ことの起こりは結婚まで遡る。
私の夫には兄がいたのだけれど、初めて会ったときから気に入らなかった。
少し太っていたけど顔は悪くないし世間的にも硬い職業。
親切だし人あたりも良かったけれど何か気に入らなかった。
義兄は遠くで一人暮らしをしていた。
義両親の家(二世帯構造)に住ませてもらって義両親もいい人だったけど
なんかやはりひとつ屋根の下で暮らすのは気が滅入った。
でも義実家にしばしば義兄が遊びに来るのが一番の苦痛だった。
しかし義実家を建てるお金は義兄も援助していたし(結婚前)、
私たちは義兄が住んでいたスペースに住ませてもらって
いたので文句の言いようもない。
遠距離で世話ができないからとかなり多額のお金も
義兄は夫に送っていた。だから夫も義両親も義兄を歓迎。
しかしそれと同時くらいに夫が鬱になり、仕事を長期求職。
現在でも完全には復帰できてない。
暮らしがきつくなりますます義実家から出られなくなった。
出たい、私たちだけで暮らしたいという希望は夫も知っていたが
とても無理。
我が家の窮状を知った義兄が経済的に援助してくれたが
正直断りたかった。
結局私はいろいろ精神的に病んでしまった。
これは私の確実に偏見だけど、独身貴族で都会で優雅に
マンション暮らししている義兄が私たちを笑っているという
妄想に取り憑かれた。
義兄に会いたくない援助も断りたいと夫に泣き言を言った。
なにより中年になって結婚していない義兄がキモいと暴言
を吐いた。性犯罪者予備軍だみたいなことまで言った。
で、衝撃の事実発覚。
義兄は同性愛者で夫も義両親も承知していると。
さらに年上の彼氏がいて性犯罪などとは無縁だとまで
言われた。
私はそれまで同性愛者に偏見はないつもりだったけど、
ますます義兄が嫌いになった。
特に息子は絶対に会わせたくないと思うようになった。
しかし息子は成長し、義兄と同じ職に付きたがるようになって
正月などに会うと親しげに話し合うようになった。
私のストレスは頂点に。
しかし義兄の援助なしではやっていけなかった。
私も働いていたけど。
義父が体調を崩し介護が必要になってきた。
私は独身の義兄も手伝うべきだと(嫌いなくせに)
主張したけれど遠距離で無理とのこと。
しかし義兄はヘルパーとさらに家政婦を雇うお金まで出して
文句のつけようがなかった。
でも嫌で嫌で仕方なかった。
息子だけが生きがいになってきた。
そして息子は大学に進学した。そして大学院に進み、
それこそ義兄と同じ分野に進むことになった。
義兄はその分野では有名らしく、学会などで息子に
会っていたらしい。私が義兄を嫌っているのを息子は
知っていたので最近までそんなことがあったとは知らなかった。
わたしだけ。
私は自分の親が毒親だったせいもあり、暖かい完璧な
家庭を作ることに執着していた。
だから次は息子の結婚、孫誕生だと勝手に思い描いていた。
自分は同性愛者だ。結婚はしない。
もう目の前が真っ暗。
しかもそれも義兄の差し金だという妄想が一気に
頭を沸かせた。
義兄を罵って同性愛者だということを口走ったら、
息子も仰天。義兄のことは全然知らず(当然だが)義兄は
無関係だった。
もう息子に聞かされていた、いやそれ以前に察して
いたと。知らないのは私だけだったと思うとそれ自体が悲しくて
涙が止まらなかった。
そこで学会や就職で息子が義兄と連絡を取り合う中だと
いうことまで発覚。大事な息子が大嫌いな義兄と親しかった
ことでますますショック。
夫は、息子が幸せになれるならそれで構わない、お前自身の
人生だと悟ったような発言。
息子は息子でカウンセリングや精神科など考えられる対策?
は全て取った上でこの生き方を選択するという。
もう私の出る幕はない。願いがかなうこともない。
義兄がいなかったら息子の同性愛とももう少しまともに
向かい合えたという気もするが意味はない。
数日前に起きたことで今でも私だけ修羅場。
何か意見があったらお願いします。
全て私だけが悪いことはわかっているけど、涙が止まらない。
おそらく病院に通う必要があるので来週行く。以上。
義兄に対する感情は一体何なんだろう
カウンセリングでも受けるといいよ
時間がかかるのは仕方ないけど、その考えに沿えるといいね
私だけが意味もない憎しみや怒りを抱いて独りで混乱してました。
同性愛も、義兄がそうでなかったらたぶん今よりはまともに受け止め
られていたと思います。
そういった印象を最初に受けました。
でも実際の行動は家族に対する愛情を示しています。
あと夫があまりに義兄を慕っているので嫉妬もあったかも
知れません。
また私自身が結婚などを人生の重要事項に捉えすぎていて
それから外れた人を避けていたのでしょう。
幸せいっぱいな義兄に嫉妬していたんでしょう。
自分の生活が色々混乱しさらに妬んでいた。
昨日一晩冷静に考えてみました。
自分なら弟共々絶縁するレベル
毒親からは毒親が生まれるんだね
自分は子供に愛情を注ぎつつちゃんと育ててきたつもりですが、
毒親と言われても仕方ないですね・・・。
義兄に正面から失礼なことを言ったことは一度たりともありません。
あと義兄は菩薩かと書いていらっしゃる方がいますが、
基本的に自分と直近の家族にしか関心がなく、私と息子は
眼中にないような感じでした。もちろん挨拶とかは普通ですが。
息子と接点ができたのも息子の方から近づいたからで。
研究者肌というか学者肌というか浮世離れした感じがあります。
私の実家や故郷、友人など私に関する話は聞いていても、全然覚えてません。
私に関心がないのだと思います。
こんな楽な親戚はいないじゃないと友人に言われました。
後出しばかりですみません。
ただ私は話を聞いていなかったり無視されるとすごく頭に血が上ってしまいます。
それに近いいらいらを会うたびに溜めていたのかも知れません。
義兄に親近感を覚えたような気がする。
社会人だし今ではラインでもなんでもあるしスカイプも
やっているらしい。連絡は取り合っているだろうと思う。
義兄という同じ悩みを共有する
頼れる理解者がいる事を感謝する事は出来ないかな?
そういう存在が身近にいるっていうのは息子にとって救いになってるんじゃないかな
毒親の娘なら我が身を振り返ればわかると思うけど
子どもは自分の分身や所有物じゃなくて家族という名の他人なのよ
あなたが毒親の所有物じゃなく結婚して自分の人生を生きてきたように子どもには子どもの人生がある
無意識に持ってる「子どもなんだから自分の思い通りになるべき」って考えを捨てたらイライラも収まると思うわよ
義兄についても「自分の理想の家庭の枠からはみ出すのは許さない」って考えを捨てれば楽になれると思うわ
ご意見いろいろありがとう。
義兄の影響で息子が同性愛者になったとはさすがに思っていません。
ただ仕事でも性的嗜好でも息子が嫌いな義兄と同じになったのが
気に入らないだけの八つ当たりです。
思って別の種類の毒親になってしまったみたいですね。
私の呪詛を延々と聞かされて。
息子には悪影響になると思い直接おじの悪口はいいませんでした。
進路も反対はしませんでした。
それでも私が義兄を嫌っていることは息子も察していたので
無意味でしたが。
別に悩んだことはない。ある程度の確率で起こることが自分にたまたま起きただけ。
自分のためだけに稼ぐのも性にあっていると言われて返す言葉もなくなりました。
治したい(治せるものではないとわかっています)とかそういうことは微塵もなく
表面上は達観しています。
義兄と不仲、息子が同性愛者と発覚して大騒ぎしていたものです。
その後いろいろありましたがいい方向に事態が向かっているので
改めて書き込みたいと思います。
友人は唯一いろいろ打ち明けられる仲でした。
精神科も怖いというイメージがあったのですが、先生はよく話を聞いてくれました。
妄想や感情の乱れが止まらない。不眠と食欲の異常の症状を話しました。
息子や義兄、家族の話もしましたが、「大変でしたね」とただただ優しく話を
聞いてくださって、泣いてしまいました。
治療と並行してカウンセリングを受けたほうがいいでしょうと、病院所属の
カウンセラーの方を紹介していただきました。
薬は、どうしても辛い時にだけ飲むように精神安定剤を処方していただきました
が幸い今のところ服用していません。
そして複数回を重ねるうちに、私が抱えているものを的確に分析してくれました。
特に、義兄への感情について
「理由がなくてもどうしても合わない人は残念ながら存在する」
「一生そういう人に会わない人の方が多いので理解されにくい苦しみ」
というご指摘には心底救われました。
さらに、
「貴女も頑張っていたのに、義兄だけが称賛されているように感じていたのでは?」
というお言葉にはただただ泣いてしまいました。
「家族は貴方にもちゃんと感謝している(私も気がつかなかった具体例を指摘)」
「今しているお義兄さんの過去援助の返金(少額ですが)はとてもよいこと」
「息子さんの特に性に関する挙動は男親でないと気がつかないこともある」
といろいろ指摘してくださいました。
こう書くと嘘のようですが、義兄にかんするもやもやも急速に薄れつつあります。
もちろん親近感を感じたりするわけではありませんが、一方的に憎んだりする
気持ちは驚く程軽くなった気がします。
関心がない、眼中にない場面を見て不審に思ったことがきっかけです。
そういえば息子は女性タレントや歌手についても全く冷静な目で見ていたと思い起こす
点がありましたが、特に異常とは思っていませんでした。
いい方向に向かっているようで良かったです
それはお母さんの教育の賜物でもあるのですよ、という言葉で、
息子のこれからにも希望が持てました。
そして、つい先日義兄が遊びにやってきました。
私が好物だと言ったことを覚えていてくれたのです。
夫が事前に話したのかなとも思ったりもしましたが、そういう邪推はやめて、
お行儀悪いけれど、義兄を含めて家族全員でいただきました。
今までもそういう機会はあったのですが、とても美味しくいただけたのは、
私の気持ちが少し整理が付いたからなのかなと思いました。
息子は同性愛のことを話して気が楽になったのか、私に対して昔より
口が軽くなったように感じます。そして私もそのことを受け入れつつあります。
家族が健やかであればそれでいいやと。
仕事でもお義兄さんを頼れることがあるなら、失礼ない範囲でお願いしなさい
というと、夫の方が涙ぐんでしまいました。
やることなすこと気に入らなかった状態は確実に改善されつつあります。
そしてそれが異常だとわかっていても、止まらなかった状態が恐ろしく
思い返されいます。
感謝と共に、経済状態が改善されている現在、続けている義兄への返金は
義理とかそういうことではなく、ひとつの目標としても続けた方が良いと
カウンセラーの先生も仰っていたので、今後も確実に実行していくつもりです。
義兄も特にこだわりなく受け取ってくれているのはありがたいです。
先生のご助言のもと焦らずやっていこうと思います。
今は逆にちょっと気持ちが昂ぶっているというご指摘もあるので、プロに
任せて健やかな状態を取り戻したいです。
ここに書いたことも、間違いなく胸の内を吐き出す手助けになりました。
ご指摘ご助言お叱り含めて、綺麗事ではなく書いて良かったと思います。
ありがとうございました。
いい方向に進みだしてるようで良かった。
先生のアドバイスを聞きながら心安らかに暮らしていけますように。
息子さんはその嗜好ゆえにこの先の人生で辛い思いをすることもあるでしょう。
そんな時にご両親が「健やかでいてくれればいいんだよ」と
構えていてくれたらとても助けになると思います。