ちょっと長いので分けます。
近所の奥様をYさんとします。
Yさんは二児の母親で、すごく義理人情にあつい人で
近所でも評判の奥様です。
Yさんの下の子が私の娘と同い年なこともあり
仲良くさせてもらっているのですが、先日幼稚園の帰り道で
セコケチママ(Aママ)に絡まれてしまいました。
教室を紹介してくれとお願いしにきました。
Yさんは「あら!A子ちゃんもバレエをやりたいの!?
それはいいわね!紹介するわよ!」と喜んでいました。
Aママのセコケチ話を何となく聞いていた私達数人のママが
顔を見合わせてどうしようかと思っていると、Aママが
「A子はダンスが上手だから才能があると思うの!
でも下の子もいるから…。
送り迎えとかY娘ちゃんと一緒にいいかしら?
紹介したら特典とかあるんでしょう?
お下がりとかもらってあげるし!あっても邪魔でしょー?」
と弾丸の様に喋りだした。
聞く耳持たず。
「約束ね!とりあえずお下がりは明日持ってきて!」
と言って帰ろうとするAママ。
しばし黙って聞いていたYさんが、Aママの両肩をがっしり掴んだ。
「Aさん!A子ちゃんは才能があると思うんでしょう!?
だったら!ママも頑張らなきゃ!
送り迎えで先生から練習の成果を聞いて誉めたりするのも
伸ばすためには大事なことなのよ!
それにお下がりなんてダメ!
新しい物を与えるだけで子どもはヤル気が格段に違うのよ!
せめて最初くらいは可愛い新しい物を買ってあげなきゃ!
下の子を理由に誰かに任せたら
私は邪魔なんだって思うかもしれないわよ!
まだまだお母さん大好きな時期なんだから!」
と修造バリに熱く語りだした。
Aママもしどろもどろになりながらも
「新しい物を買うほど余裕がない」とかなんとか言ってた。
Yさんはうんうんと聞きながらも
「お金ならなんとでもなるから!Aさんが煙草やめたら買えるよ!
煙草よりA子ちゃんの才能を伸ばす方を親として大事にしなきゃ!
それに家の子のバレエ教室は月謝も安くないから
安いところ調べてあげる!
なんだったらAママ、パートする!?
うちの近くで募集してるとこあったよ!」
とまで言われたところで
Aママ「主人と相談してみる」と言って逃げた。
あとちょっと続きます。
その後、YさんにはAママのセコケチ話をしたけど
「…そんなに困ってるのかなあ?見た感じ裕福そうなのにね」
と不思議がってました。
次の日からAママはYさんを見かけると逃げるようになり
私達がセコケチ被害にあうこともなくなりました。
一度、別のママがAママに手編み帽子を
クレクレしてるのをYさんが見つけ
「Aさん、どんなに不器用でも
子どもはママが作ってくれるものが嬉しいのよ!
私が教えてあげるから一緒に頑張りましょ!」
と両肩をバンバンと叩いていました。
それからはAママ、幼稚園ではクレクレしなくなりました。
やっぱり真っ直ぐな熱い人って凄いわ。
Yさんに教えてもらってやっと帽子完成したので記念カキコ。
熱血指導して、手作りの楽しさを教えた人いたよねw