俺が使ってしまう自覚があるから、給料は全て嫁に任せていたし、俺の財布には1000円以上は入れなかった。
その分、嫁が俺の小遣いを全て1000円札に崩す手間が発生したからそれも負担だったかもしれない。
今だにDVではないと思っている。
だけど、俺が思っているだけなんだろう。
今だにDVではないと思っている。
だけど、俺が思っているだけなんだろう。
嫁の敬語がなくなった。
葬式にやってきた小柄(160cmちょっと越えたくらい)で細身の若い男性が、子供の父親は自分だと言い出した。
20代くらいに見えたけど後で聞いたら30代だった。全然見えない。
そんなわけあるかー!と180cm近くある義兄が、小柄な男性と取っ組み合いしたのが第一の修羅場。
そして、男性に押し切られる形でDNA鑑定したら双子の姉は義兄の子、妹は男性の子と判定されたのが第二の修羅場。
私の知り合い(友達レベルではない)の、不幸だったらしい結婚式。
新郎ウッキウキな表情、新婦はどよーん。
新婦の仲のいい友達から事情を聞けば、新郎は新婦のものすごいストーカー。
挙式当時新婦は29歳だったのだけど、新婦が17歳のころからストーキングされ、もうとにかく地獄の果てまでついてくる状態だったらしい。
それにとうとう耐えられなくなった新婦が新郎との結婚を決意。
「結婚すればストーキングされなくなるかもしれない」という理由だった。
周りはそんな理由で自分の戸籍を汚すなんてと反対したけど、新婦はもう、そんなことはどうでもいいくらい疲れ果てた様子だったそうで。
私にも結婚しましたハガキが来たけど、一枚のハガキに何種類もの写真(どれも新郎ごきげん、新婦不機嫌)が散りばめられ、気の毒に・・・と思っていたけど、4年後くらいに離婚した。
一緒に住んだらストーカー新郎が新婦に飽きたらしい。
新婦の離婚の申し出を普通に受け入れ、離婚。
子供もおらず。
「もっと早くにこうしておけば良かったーー!」と新婦の表情は見たことのない晴れ晴れとしたものだった。
私が新婦と出会ったのは新婦が20歳超えてからのことだったので彼女の本当の笑顔というものを初めて見た気がしたよ。