年末の休みに俺の両親と母親の叔母夫婦が海外旅行に行きたいと俺達夫婦を誘い出した。
俺も嫁も断っているけど、最近になって母親がガンガン言い寄って来て嫁もだんまりになった。
・最終的にどうしたいのか(必須)
このまま俺がストッパーになって旅行は決行しないのと嫁がいつもの嫁さんに戻って欲しい。
離婚は嫌です。
・最終的にどうしたいのか(必須)
このまま俺がストッパーになって旅行は決行しないのと嫁がいつもの嫁さんに戻って欲しい。
離婚は嫌です。
といってももう起承転結の転あたりだ。
その後、俺はかつての勢いを完全に失い
マンガとゲームが友達のような人間になっていった。
飛影には苦汁を舐めさせられたので、蔵馬派となった俺は
手から植物を自在に出せるという能力を身につけていた。と信じていた。
帰り道、そこらへんに生えてる雑草をみては
「こんなところにも異変が…くっ」とかやってた。
まさに一人世界恐慌だった。この時期、もううまいことも言えない。
他人につけるあだ名もより直球な、草とか輪ゴムとかになっていった。
みんな冷静になり、特に小学校の例の一件を知っている人間はざわざわ状態。
デブも自分の犯した暴挙に気付いたらしく、こっちに助けを求めてくる。
俺とイケメンは顔を見合わせ、確認し合った。
デブを助けようと。
後で聞いた話だけど、イケメンはデブを見捨てようと合図したつもりらしい。
まあとにかくその場を切り抜けるためにロを開こうとした瞬間。
「その話は今は関係ないでしょ」
とまさに鶴の一声と言わんばかりの一言が教室に響き渡った。
あの、俺に告白してくれた可愛い子だった。なんという女神。
高校では、Aを見返そうと思って勉強に打ち込んでそれなりに頭のいい国立に進学した。
その後、教育実習のため再び中学に行ったらAがいやがった。
後ろでこっそり他の奴と話しているのを聞いていたら、どうやら採用試験にパスしたらしく、 来年からの配属の話で盛り上がっていた。
これからはなるべく人様に迷惑かけない様に生きるんだぞ
仕事終わっちまったよ。
帰りたくねー。