かなり強烈な印象の義父だった。
結婚して3ヶ月ぐらい経った頃だったか、義父母が遊びに来た。
関東(私たち)と関西(義父母)の距離を新幹線で。
ちょうど義母の誕生日と重なっていたこともあり、あるレストランでお祝いをしようと予約していた。
2泊3日の2日目の夜に予約していたが、夫が急な出張で留守となり、せっかくの誕生日の食事会なので中止にはせず、義父母と私の3人で出掛けた。
結婚して3ヶ月ぐらい経った頃だったか、義父母が遊びに来た。
関東(私たち)と関西(義父母)の距離を新幹線で。
ちょうど義母の誕生日と重なっていたこともあり、あるレストランでお祝いをしようと予約していた。
2泊3日の2日目の夜に予約していたが、夫が急な出張で留守となり、せっかくの誕生日の食事会なので中止にはせず、義父母と私の3人で出掛けた。
確かに付き合いも6年で長かったし、お互いのことも理解しあえてたと思う。
でもそのセリフが
「俺のわがままややりたいことを叶えてくれる存在=オマエ!」
「俺の至らないところを許してくれる存在=オマエ!」
と言われたような気がして冷めた。
前の夫は釣りが趣味で、交際時期にはよく魚を持ってうちに遊びに来てた
一人暮らしの狭いキッチンとやっすい包丁で魚をさばくのは骨が折れたけど「俺の嫁になるならどうか覚えて!」と頼まれたのでついその気になった
小料理屋をやってる叔母に頼んで料理をひととおり習った(←両親が他界してから親代わりだった人)
魚のさばき方は、叔母の知人の料理人にわざわざ教えてもらった
道具もそろえたから大物のブリだって鯛だってさばけるし、魚料理に限って言えば、結婚する頃には「うちで出してもOK」と叔母のお墨付きもらえるくらい上達した
結婚3年目に夫が釣り仲間とものすごく大きなブリをつってきた
釣り仲間から魚拓を取らせてと頼まれるくらい大きくてまるまる肥えてて腕が鳴った
叔母の店を借りて解体し、ブリ大根とブリ刺し、ブリしゃぶを振舞った
釣り仲間は喜んで食べてくれたけど、ふと気づくと夫だけ食べてなかった
私は小さな本屋を親から継いで経営してる
うちの本屋でパートをしたい人がいると義妹に言われた
年中人手不足なので喜んで「面接をさせて」と言ったら「でもちょっと変わった子で」となぜか苦い顔
義妹が言うにはその友人はある企業の一人娘で、その企業が没落してもお姫様みたいに育てられていたから浮世離れしているというかかなり常識はずれらしい
大学卒から親に決められた相手と結婚し、一度も働いたことが無いから経験してみたいとのこと
毎晩毎晩声がだだ洩れで五月蠅いなんてもんじゃない。
おまけにベッドが揺れて壁にガンガン当たってるし。
あんあん・ガンガン・ゆっさゆっさ・あんあん・ガンガン・ゆっさゆっさ・・・。
鬱陶しいなぁと思いながらも最初は我慢していたが、さすがに毎晩毎晩だとイライラしてきて最初は軽くノックした。
すると一旦は静かになるんだが暫くすると又始まる。
女の声がデカいんだよ。
このコーポに住んでりゃ壁が薄いことぐらい知ってるだろうに。