どこもよそのお宅のことですが
弟嫁を「ぶす、家事できない」といびるコトメに
「人間ができてないから嫁にいけんよりずーっとましだがぁ。ほんであんたはいつ嫁にいくのん」
家柄自慢のウトに
「あんたのじーちゃんは偉かったわ。よう覚えとる。鷹が毛虫を生んでしもうて、それだけが惜しかったなぁ」
弟嫁を「ぶす、家事できない」といびるコトメに
「人間ができてないから嫁にいけんよりずーっとましだがぁ。ほんであんたはいつ嫁にいくのん」
家柄自慢のウトに
「あんたのじーちゃんは偉かったわ。よう覚えとる。鷹が毛虫を生んでしもうて、それだけが惜しかったなぁ」
それまでコトメのアポ無し凸や、嫌みも「まぁまぁ」ってスルーして来た夫も
さすがに反省して、コトメを出入り禁止にしてくれた。
ウトメも初孫!って喜んでいたのに、コトメのせいで流産するかもと聞いて
震え上がり、散々甘やかしたコトメをギッチギチに〆てくれた。
コトメはとても自信家。
家事は完璧、節約も上手、しっかり者の良妻賢母の自信を持ってる。
自信があるのは悪いことじゃないんだけど、共稼ぎで手抜き家事もありな私や義弟嫁を
上から目線でpgrするとこにカチムカしてた。
そのコトメ家が家族で海外旅行に行くことになった。
節約上手なコトメが2年越の節約で旅費を貯め、お盆に一家で東南アジアリゾートに。
患う前から手芸が趣味で、産まれたばっかりのうちの子に色々とベビー服を作ってくれる
そのベビー服全てにコトメはタグをつけてくれてる
袋状にして、小さくクローバーの刺繍がさしてあるんだけど、度重なる洗濯で、
その袋状のタグがほつれて、中から小さな何かが出てきた
五ミリくらいの薄汚れた切った布だった
事の発端は義妹の結婚。
クリスマスに少し遠方のゲストハウスでナイトウェディングをするとのこと。
場所と日程を聞いた時点で私は欠席だなーと思ってた。
ちなみにトメさんもその時点で当然のように私は欠席だと思っていたそう。
なぜなら、私は1月下旬に出産予定。クリスマスには既に正産期に入っている。
事の始まりはあの震災。
コトメは福島の内陸の市に嫁いでました。
避難指定の場所じゃないけど子供が小さいので、早めに旦那を置いて実家に避難した。
そしたらあのホットスポットで実家もその地域だったので、沖縄に避難したいと騒ぎだした。
しかし沖縄に引っ越すにも手蔓も知り合いも無く
親子で行くのは怖いと言うことで、我が家が四国に転勤で居るからといきなりやってきた。
本当にいきなりで駅にいるから迎えに来てと電話して来た。
義両親にも一言も無く出て来たそうで、義両親も戻って来いと言っても
兄ちゃんの子は安全地帯だろうけど家の子は生氏の境に置いていいの!と義妹は切れて大騒ぎ。
旦那は当時中高一貫校に通っていたこともあり、義父の元に希望して残った。
家事やなんかは家政婦さんを雇える経済力があったので
困ったことはなかったとか旦那から聞いた。
義父もちゃんと面倒見てくれたので
母親恋しと言うことも無く、大学進学して就職して私と結婚した。
義父は旦那が就職した時に、お見合いして結婚した。
なので結婚式も義父と継母が両親として出席した。
私が出した、お茶や食事はしっかり食べるが、旨いも不味いも言わない。
つーか、いただきますも言わない。
これだけでも、地道にいらつくのに、旦那との会話の端々に
『やっぱ兄妹っていいね〜、赤の他人にはわかんないよね〜♪』
を入れて、ニヤニヤしながら私を見る。