◆登場人物◆
俺 25歳 野球ヲタ
元子 27歳 サッパリ系美人
浮男 20代半ば位? チャラい系イケメン 俺とは面識なし
合コンで知り合い、付き合って1年。
俺の仕事が不定休(ほぼ平日)な事もあり、なかなかゆっくりデートもできなかったが、毎日メールや電話はしてた。
俺は元子の事が大好きだったし、同棲したいなー、ゆくゆくは結婚…なんてぼんやり考えてた。
◆登場人物◆
俺 25歳 野球ヲタ
元子 27歳 サッパリ系美人
浮男 20代半ば位? チャラい系イケメン 俺とは面識なし
合コンで知り合い、付き合って1年。
俺の仕事が不定休(ほぼ平日)な事もあり、なかなかゆっくりデートもできなかったが、毎日メールや電話はしてた。
俺は元子の事が大好きだったし、同棲したいなー、ゆくゆくは結婚…なんてぼんやり考えてた。
俺は、嫁が大学卒業してすぐに結婚した。
嫁とは、嫁が大学在学中から付き合っていた。
出会いは合コンだった。
その時から嫁は、気配りのできる良い子だった。
付き合い始めて初めてのデートは、双方ハイキングが趣味だったので近くにある山に一緒に行くことになった。
俺はいつも通りにぎりめしを買えばいいやと思っていたので、昼飯は準備していなかった。
でも、嫁が「こういうこともあろうかと」と弁当箱を二つ取り出した。
この弁当がまた美味かった。
内容としては、オーソドックスなもの(卵やき・から揚げ・おにぎり・煮物)なのに、卵焼きはたっぷりの出汁がきいてふんわり美味しく、から揚げはスパイシーで外はカリっと中はジューシー。
煮物はメリハリの効いた味で、冷えてても美味しい弁当だった。
3年間付き合って、いかに嫁が気の効く良いひとで、飯もうまくて綺麗好きでってのを思い知った。
付き合っても結婚してからも「こんな格好して」とか「こんな髪型がいい」とか言われたこともなく、ダサい格好をしても文句一つ言わずデートしてくれるから長年謎だった
そんな妻のストライクゾーンがカラオケで判明した
還暦過ぎの母と昔話をしていたら、母の当時の好きだった人の話になった。
重いものではなく「あの頃は若かったのよーアハハ」みたいな感じで。
バリバリの片想い。しかも相手は母の好意を利用してたフシがあった。
スポーツサークルで知り合ったらしいが、母にお弁当を作ってと頼んだり、服のほころびを繕わせたり。
「日曜日に時間ある?」と言われて、デートだと思い喜びいさんで当日は念入りにお洒落。
当日喫茶店に入ったら、別の誰かとの待ち合わせの繋ぎで30分位したら「じゃ!」と出ていかれてしまったりとか。
「酷い男だねーめちゃくちゃ利用されてるじゃん」と言うと、「でもあの時は好きでねー」と遠い目。母が言うには片想い中は誰にも相談してなくて、後で友人に相談したら「そんな男止めなよ!」の大合唱で、泣く泣く諦めたとか。
「全然振り向いてくれなかったけど、いい思い出」と語る母。
「私さんってばやる〜。娘さん連れて若い男の子とデートだなんて」
みたいなことを言って見せられたスマホには確かに私と娘、そして若い男が歩いている姿が写っていた。
「この写真消してほしい?旦那さんには言われたくないよね〜?」とニヤニヤしているので
「いやこれ息子ですけど」と言ったらAさんポカーン。
確かにうちの息子(当時中学生)は老け顔かもしれないけど、まさかフリンと間違えられるなんて思いもしなかった。
さっき娘が帰って来たから何かあったのか聞いたら
彼氏とデート中の娘とバッタリ会ったらしい
パニックになった夫は「こここんばんは!○○の母です」と訳のわからないことを言ったあげく
これで美味しいものを食べなさいとマッサージ割引券を出しさらにパニック
なんとかお金を渡したあと「ごきげんよう!」と走り去ったそうで
本当信じられない!と娘は怒ってた
初めて娘の彼氏に会ったからって焦りすぎだわ〜
先が思いやられる
しかし、その女は私を自分の彼氏だと言い張り人違いではないと言い、実際に私の事を名前や年齢だけでなく細かい事まで知ってた。
何が何だかわけもわからず混乱してたところ彼女が「昔の話ばかりよね。最近の事は?」と尋ねた結果
そしたらメールで
(原文)
弟と俺、どっちが大切なわけ?
巻き込まれたらどのみち手遅れだろ
冷静になれよ
今なら許してあげるから、たこ焼き買っておいでー
って来た。
ネタみたいな事が自分に起きると、現実だと認識出来なくなるんだって初めて分かった。
弟の無事が分かったその足で、携帯解約して新しい携帯に変えた。
思い出すのも嫌だけど、書いて忘れようと思う。
乱文ですみません。