893 :おさかなくわえた名無しさん 2018/01/16(火) 00:02:05.54 ID:Dq+vEY/+.net
娘がまだ3歳の頃、ある施設の駐輪場に自転車を停めて鞄を肩に掛けて自転車のチャイルドシートのベルトを外そうとしていたら、
どんな名前かと聞いてみたら『透清(クリア)』ちゃん。
いつまでも穢れなく、清らかでいてほしいという願いを込めたらしい。
普段の俺なら言葉を選ぶのだが、それまでに飲んでいた酒が、言葉を包むべきオブラートを溶かしていた。
同じ幼稚園に通うようになって、いつも一緒に遊んでいたが、数ヶ月経ったある時、Aちゃんが母親に手を引かれてうちにやってきた。
その日旦那さんが出張で、急な用事でこれから出掛けなきゃいけなくなったので申し訳ないけど一晩だけ預かってほしいと言われ、ものすごく焦った様子で連絡先を聞いても「とにかく急いでるから!」って、私がはっきりと了解しないままAちゃんを置いて行ってしまった。
私は両手に荷物、夫は娘を抱えた状態、息子は夫にしがみついて満員電車の中で立っていた。
間もなく降りる駅、というタイミングで夫は息子に「次で降りるからパパのシャツ掴んでて!」と足下の息子に指示を出した。
が、息子はより掴みやすい私のウエストポーチのベルトを掴んで降りた。
ホームに降り暫く歩いたら夫が「あれ、なんでタロウ(仮)そこにいんの?」とすっとんきょうな声を出した。
夫の方へ振り返ると、知らない男の子が夫のシャツを掴んでいた。