芳香剤というか、わからんが食べ物としては不快
味は普通だけどなんか嫌
それから時間が経っても俺たちは定期的に連絡をとって会ったりしていた。
ただの友達みたいな感じ。
元嫁も別に嫌がらないし、俺も婚姻関係から離れてしまえばあの浮気した過去は別に気にならなかったから。
その間に俺も新しい彼女ができたりしたが上手くいかずすぐ別れたり、元嫁は一人の名義でマンションを買って悠々自適にやっているようだった。
そしてついこの間、思い出したようにあの浮気トークの出来事を聞いてしまったんだけど、
元嫁は「あれは自分の自己肯定感の低さの結果だった」と。
自分には昔から価値がないというか、自分に価値が見いだせない感覚がある。
どんなに会社でセクハラまがいなことを言われようと、どこを触られようと怒れなかった。
怒る感覚が分からない。頭に来ない。
むしろ自分なんかにこんなことする相手が馬鹿に見えると。
かと言って、自分が辞めて欲しいなんて訴えたところで「なに勘違いしてんだブス」って思われるのも怖くて、ただその相手に求められたキャラを壊さないようにやってた。
だから自分は浮気っていう認識が全く無かったし、俺に言われるまで悪いことしてると思ってなかった。
でも、そんな自分でも本気で好きで結婚してくれたあなたにすごく失礼で、悪いことをしたと思ったから離婚した。
と言われた。
そこで自分勝手だと分かりつつも、俺はその自己肯定感の低い元嫁だから上手くいってたんだなあと実感した。
嫁はとにかく何に誘ってもついてきた。俺がマラソンが趣味だと言えば一緒に走って大会も出た。
俺の趣味に興味を示してくれて、色々自分で調べてはたくさん質問して話を聞いてくれた。
だから俺は他の女と付き合っても、張り合いがなくてつまらないのかって。
誰も一緒に早起きしてくれないマラソンも、誰も後ろに乗ってくれないバイクも。
夜から朝まで一人でやる釣りも、キャンプも全部つまらなかったなって初めて思った。
思わず「あの結婚生活で俺への気持ちに嘘はあったか」と聞いたら「なかったよ」って言われた。
大事だったけど自分が壊した。もう信用や気持ちが戻らないと分かってたから。って。
なんか俺、失敗したんだなって思う。
あの時、無理にでも嫁の言い分を聞いておけば良かったって今更になって後悔してる。
今更だけど、またやり直したいなんて俺が言ったらやっぱり自分勝手なんだろうか。
嫁が気が強い性格なことは分かってたつもりだったんだが、
自分の我を通して回りの意見を無視し振り回すようなことは特になかったし
俺の意見も聞いてくれたし、その上で彼女が折れることもあったものだから、
それを彼女の短所とは思わず彼女らしさと捉えていた。
結婚後もその認識は変わらなかったんだが、あることを境に一気に離婚になった。
娘がアスペ(病院行かないから診断されてないが、ほぼ100%)なのは
アンタの遺伝子だとさ
去年嫁が言うから病院行ったら、99%ありえないと先生に言われた
しかたなく携帯で調べて電話したら、すぐに大きな病院に行きなさいと言われてビビった。
2年前に結婚したとき、嫁にせがまれてブランド物の結婚指輪を買った
当時未成年の俺にとっては清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ったもの
嫁は大学院生なんだが、結婚指輪をネックレスにしてつけていたところ
実験中に何かの液体がついてしまったらしくて、慌てて外したら
ころころ転がって床の排水穴から落ちていってしまった
嫁は「財布は丈夫で長持ちするよう、ノーブランド物でも少し高いのを買う」主義。
気に入ったらブランド物も買うけど、と言っても3万までが嫁の中での限界らしいので、俺の稼ぎでは十分買える金額。
普段嫁は自分の物をほとんど買わないから、俺の収入に対しては多いくらいの貯金が出来てるし、そこから出せばと言っても「家のお金からは出したくない」と頑な。
理由は少し長くなるのだが事の発端はうちの両親が50過ぎて
妊娠して子供を産んだ事だ。
当時俺は大学生だったが当然産むことに反対して堕ろすように言ったのだが
二人とも断固堕胎拒否。いろいろ検査してみて障害があったら堕ろすが
そうでないなら産むと強行に主張した。