ウチワだけで数十枚あったし、オヤジも「歴代のウチワは全部揃っているんだ」とか言って自慢げにしてたからさ。
母「おかしいじゃない!」
父「とにかく!とにかくですだ!」
とにかくですだ!ってなんだよwwwwww
父「随分小さいのに頑張ってるなと思って…」
母「それがきっかけなのね」
父「…手を振ってくれたんだよ、俺に」
母「そんなの観客たくさんいるんだから、あなたに振った訳じゃないでsy」
父「いいや!父さんに振ってくれてたよ。分かるんだ」
何が分かるのかよく分からないけど、またウチワのしんごを見てニヤニヤしてるオヤジ。
おふくろも、もう呆れて何も言えないようだった。
時系列がバラバラで申し訳ないが、>>1は月曜日の出来事。そして>>2は火曜日の出来事な。
俺かなりテンパってるから会話も日時バラバラかもしれないけど、何となく察してくれ。
で、さっきだよ。
さっきつーか、夕方くらいな。今日つーか、水曜日はオヤジ休みだから朝から家にいたんだ。
俺も今日バイト休みだったから家にいて、おふくろだけがパートに出かけていなかった。
うはwwwwマジかよwwwと思った俺は、あれからオヤジの書斎をあさりまくった。
雑誌の間に隠している、ウチワ。ウチワ。ウチワ。そして、お気に入りのグラビアのように保存されている、ジャニーズ雑誌(と思われる)切抜きの数々。
正直、探さなければ良かったと後悔している。
さすがに引いた。
その日の夜、オヤジに「ジャニーズ好きだったんだな…」と伝えたら、オヤジは黙り込んでいた。
もしかしたらオヤジはホモなんじゃないか?と思って心配になった。
だってジャニーズだぜ?偏見かもしれないが、普通の男でジャニーズ好きなんかそういないだろ。しかも、50過ぎたおっさんなのに。
壮絶なバトルの最中に、ハルヒがキレてみせる。
「俺の嫁に何をするんだ。今まで親だと思って我慢してたが
もう許さねえ」
と、ハルヒが親父をボコる。
「さあ、こんなやつほっといて俺たちだけの世界に行こうぜ。
お前をこんなやつと一緒に置いていけないよ」
嫁をかっさらって新居へ。
……だめか。