私は母方の曽祖父がロシアの人。その曽祖父は母が物心ついた頃には他界。
母は顔立ちが純日本人とは少し違い、肌の色も白人より。
だから、私や弟が母に輪をかけた白人系の容姿でも
母と母方の親族は「先祖返り」だと父と父の親族に説明していた。
繰り返し「ひいおじいちゃんに似た」と説明されていたことで納得していたので、
自分が托卵の子だと思ったことはなかった。
伯父叔母やイトコも色素が薄いので、私と弟はたまたま曽祖父の血が濃く出ただけだと
母方の親族は思っていた。
発覚したのは今年。
父方の祖母がこっそり親子鑑定をした結果、父とは親子関係がないことがわかった。
元々父方の祖母と母は折り合いが悪く、私も弟も他のイトコと差をつけられていた。
幼心にも「お前なんか孫じゃない」と言われるのが辛かったんだけど、
本当に孫じゃなかったと証明された。
正月に親戚が集まった際に、祖母が勝ち誇った顔で私と弟が「不倫の子」だって暴露した。
父も私も弟も信じられなくて最初は祖母を責めた。
母や私たちが嫌いだからって、なんでそんなひどいことを言うんだって。
けれど祖母が鑑定書類を出したことで長年嘘を吐いていたのが母だとわかった。
この時点では半信半疑で、父が祖母が依頼した会社とは別の会社に
再鑑定を依頼したけど結果は変わらず。それから芋づる式に色々わかった。
不倫相手とは今も続いていて、母は仕事の関係で月に二度
出張で関西に行っていたのだが、その日に会っていた。
この男が私と弟の実父。私と弟は日英ハーフだった。
母方の親族は前述した家系なので私と弟の出自を疑っていなかったが、
母方の祖母は全部承知のうえで母と共謀して父を騙していた。
一つ本当のことが明るみになるたびに死にたくなった。
今まで信じてきたものが一度に崩れて何も信じられなくなった。
何より父に対して申し訳なかった。
父は自分が夜勤の後でも休日に家族を遊びに連れて行ってくれるほど子煩悩で、
私たちが小さかった頃は「子供に早く会いたい」という理由で
会社の飲み会を断ってくるような人だった。
祖母が私たちの容姿を論って悪く言った時も、いつも真っ先に反論して庇ってくれた。
私が23年、弟は18年、そんな父を騙していたのかと思うと辛かった。
托卵の子だった当人が、祖母が悪いみたいに書くのは筋違いだとわかっているけど、
親子鑑定をした祖母が憎いと思った。
祖母のせいにして「自分は悪くない」って被害者面しようとする自分も憎かった。
両親は離婚した。不倫が露見してすぐ開き直った母が離婚届を置いて出て行った。
でも父は私と弟と縁を切ろうとはしなかった。私と弟の親権は父になった。
成人している私はともかく、高校生の弟は本当に救われた。
父は一度も私と弟を責めるようなことは言わなかった。
「親子として暮らしてきた時間を大事にしたい」と言ってくれた。
けど、口に出さないだけで葛藤はあると思う。
父の体型は居酒屋の前に置いてあるたぬきの置物っぽかったのに、半年で2サイズダウンした。
白髪が増えて一気に老けた。
父は私が小さい時から「結婚式はバージンロードを父さんと歩こう」と言っていて、
母と離婚した後も「それが夢だ」って言ってくれる。
でも痩せていく父を見ていると、本当にこのまま甘えていていいのか、
今まで育ててもらったことに感謝して距離を置くべきなのか悩む。
今は実家で父と弟が暮らし、
実家から電車で3駅の距離に住んでいる私が家事をしに通っている。
からこのまま父に甘えて大学進学していいのか、進路を就職に切り替えて卒業したら
すぐに家を出るべきなんじゃないか悩んでいると相談された。
父は元々進学を希望していた弟に進路を曲げる必要はないと言ってくれた。
高卒で働くことや、どんな理由があっても借金はするべきじゃないと
奨学金の申請には反対している。
お金のことや、母のことで引け目を感じることはないって。
すなおに甘えるべきなのか、卒業したら働くべきなのか。
弟がすなおに頷けない気持ちはよくわかって
結局アドバイスらしいアドバイスもできないまま9月になってしまった。
情けない話だけど、これだけ経ってもいまだにどうしていいかわからず、
少しでも気持ちを整理したくて書き込んだ。鬱な内容を長々と書き込んでごめんなさい。
騙されていたのは一緒だし実母に捨てられた二人を自分まで捨てたら可哀想みたいな同情もあると思う
ただただ育ての父を大切にして裏切らない人生を歩んで幸せになるのが恩返しじゃない?
お父さんに金銭面で甘えると考えるか
お父さんの希望を叶えたいと考えるか
取り方一つで立ち位置変わるよ
お父さんに親孝行をしたいなら大学進学して
その学歴を活かして良い就職先に勤めて安心させてあげる事
良い伴侶を得て幸せになって大事な節目には「お父さんのおかげ」と感謝を告げる事
それが親孝行だと思うよー
実父でなくても親は親だから、きちんと甘えな