978: 名無しさんといつまでも一緒 2007/04/12(木) 17:25:39 0
父親のフリンが原因で一家離散した私が通りますよ~。
長くなるけど許してね。

私がまだ幼稚園児だった頃から、父親は他所に女作りまくって遊んでた。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/furin/1166189015/
978: 名無しさんといつまでも一緒 2007/04/12(木) 17:25:39 0
当時大きな建設会社の専務やってて、金もあったし、父親の若い頃の写真
見ると、彫りが深くてスレンダーマッチョ。私から見てもカッコ良い。
両親はよく喧嘩してた。母が父の不倫について怒る時は、
「私はないがしろにされてもいい。子供をほったらかして女にのめりこむな」
っていつも言ってた。

その後、父が専務をしていた会社が倒産して、私たちは夜逃げ。
母は父を見捨てないで、子供が4人いたからってのもあると思うけど、
一生懸命働いて、父の借金を返すために頑張ってた。

暫くして、父が独立する事になって、母は飲食店を経営するようになった。
ウェイトレスを何人か雇ってたんだけれど、父が全部手をつけたらしい。
それだけじゃなくて、自分の会社のお金を使い込んで、会社にも行かずに
女と遊びまくる日々。
母がだんだん、精神的におかしくなってくのは私も感じた。
一緒にいたかったけれど、合格した大学が遠すぎて一人暮らしする事になった。

半年振りに帰省すると、家中の雨戸が全部閉まっていて、キレイだった庭も草だらけ、
門扉は半開きになって、家は廃墟みたいになってた。
洗濯物が干してあったんだけれど、どう見ても昨日今日のものじゃない。
母はとてもキレイ好きで、こんな事今までなかった。
母と妹三人はそこにいた。
父は?と聞くと、
「あ、こないだ離婚したから~」
と妹から言われた。事も無げだった。

979: 978 2007/04/12(木) 17:35:34 0
母は、というと、昼間から酒を飲んでるらしく、真っ赤な目で私を見ていた。
私は父に顔が似ていると昔から言われていた。それがその時の母には憎く映ったらしい。
「あんた何しに帰ってきたの?あんた見てると、あの男思い出すから二度と来るな!」
って言われて、コップの酒を顔に引っ掛けられた。
ムカツクとかじゃなくて、ショックだった。
大学二年生の時。母が貯めていた学費を父が持って行ってしまった事が発覚。
私は大学を辞めた。

実家に帰ると、「競売物件」という張り紙がしてあった。
妹にも母にも、父にも、連絡が取れなくなっていた。
親戚に電話をして聞いた。
母は末妹だけを残して、上の妹二人を連れて東北へ行ったらしい。
末妹は、祖母の家にいた。
ちょっと頭は弱い子だったけれど、すごく可愛くて素直で、優しくて、自慢の妹だった
のに、やつれて、金髪になって、タバコふかして。
祖母が腫れ物を触るように扱ってた。
祖母から母に連絡をして、私が大学を辞めて戻ってきたというのを伝えてもらったけど
「で?」
っていう返答だけだった。

暫くすると、母と下から二番目の妹だけが祖母のもとに戻ってきた。
東北で何か仕事をしていたけれど、うまくいかなかったらしい。
加えて、父が、母が結婚前から貯めていた貯蓄を勝手に解約していた事。
家が競売にかかっていたのは、父が勝手に家を担保にして借金をしていた事。
経営していた会社は倒産して、母が保証人になった借金が2000万近くあること。
祖母は結構な金持ちだったんだけれど、祖母から5000万父が借りたままである事。
色々な事を聞かされた。

981: 978 2007/04/12(木) 17:42:24 0
母はとにかく情緒不安定だった。
私を見るといつでも
「あの男を思い出す。ここにいるなら殺してやる」
という事を言うようになって、妹と一緒に母を病院へ連れて行った。
祖母と妹と話をして、私は暫く離れた方がいい、という結論になった。
祖母から少しお金をもらって、東京で仕事を見つけて、一人暮らしをする事にした。

何年かして、突然父から電話がきた。
「元気でやってるか?」
と、まるで私が何も知らないかのような口ぶりで言われた。正直殺意が湧いた。
聞いてもないのに、自分は今恋人と暮らしている事とか、昔の女の話とか、延々
父は話しつづけた。
言うに事欠いて
「俺は家族を捨てたりしないからな」
とまで。思わず「は?」って答えてしまった。
父はそれに気付かないで、「彼女を紹介するから、今度飯でも食おう」とか
言ってたけど。妹達にも同様の電話があったらしい。

その頃には母はだいぶ落ち着いていて、私も何度か会いに帰ったりしていた。
でもやっぱり、帰省した初日はいいんだけれど、母はお酒を飲むとイライラとして
私に当たっていた。
すぐ下の妹の行方はわからない。
他の妹達は、母に取り立てに来る借金取りにお金を返すために、高校にも行かずに
働いていた。
祖母が母に、お金をあげると言っていたけど、母は父の失態だから頼らない、と
拒否してた。

984: 978 2007/04/12(木) 17:48:24 0
ある日突然、すぐ下の妹から祖母に電話がきた。
「母は戻っているか。結婚した人がいるから、紹介したい。心配かけた分、安心して
もらいたい」
と言って、翌日には婚約者を連れて祖母宅に来た。
母はこの妹の事は特別可愛がっていた。
父には報告しない、と妹は言っていたけれど母は
「仮にもあなたを育ててくれた父親なんだから、結婚の報告だけはしっかりしなさい。
電話でもいいから」
と諌めていた。

母にとって、父は夫ではなくなったけれど、いつまでも子供の父なんだ、とこのとき
母を尊敬した。
結婚するのが決まったら、顔を合わせることになるのに。そしたら母が辛いのに。

結局このタイミングで、私たち姉妹と妹の婚約者、父が対面した。
あろうことか父は、恋人を連れてきていた。
恋人は私と同い年だった。
父は所謂「ラリってる」状態だった。
「結婚式には、こいつ(恋人)も同席させるからな」
姉妹一同で「はぁ?」と言ってしまった。

「あいつ(母)の事で神経質になるのも分かるけど、お前達もあいつも、乗り越えないと
成長しないぞ」

末妹が言った。
「あんたはやった側だからそういえるんだよ。捨てられた子供の気持ち考えろ」
父はそれでも空気読まず、
「だったら結婚式を二回やろう。そしたらこいつも母親として参列出来るし」

988: 978 2007/04/12(木) 17:55:51 0
結婚式についてどうするか、は私たちは一同に
「知らない人呼びたくないから」
と、父の恋人の参列を断った。
その半年後、結婚式の日。
招待状を出してないのに、父の恋人が父と腕を組んで現れた。
母が入り口で硬直した。
父は他人事のように「よぉ。元気でやってるか?」と声をかけた。

祖母が走りよってきて、父を引っ叩いて
「恥を知れ!この恩知らず!」
と一喝した。
しかし母は、父を庇った。
「この人だって、何も思わずにここに来るわけがない。」
そして父の恋人に向かって、笑顔で
「娘の結婚を祝ってくださってありがとうございます」
と言った。
控え室に母を連れて行くと、堰を切ったように泣き出した。
化粧を直してあげて、落ち着かせるためにお水をあげて。

父と父の恋人は、親族の席に座ろうとしていたけれど、妹達が
「いや他人だから」
といって一般席に誘導した。

式は滞りなく済んだ。
でもその帰り道、父が母に「金を貸してくれ」と無心し始めた。
妹と祖母が激怒した。
「どの面下げてそんな事いえるんだ、この恥知らずが」
母は放心してしまっていた。

990: 978 2007/04/12(木) 18:01:45 0
末妹が財布から10万出した。
「この金やるから、とっとと帰れ。クズ」
「クズ」という言葉で、父の恋人が激怒した。
「あなた達、この人がどういう苦労してきたか知らないくせに!」
このとき私は初めて喋った。
「勝手に家庭捨てて、勝手に苦労しただけでしょう。馬鹿な事しなければ今の苦労は
なかったはずでしょう」

父に引っ叩かれた。
「誰に向かってそんな口きいてるんだ!!」
と怒鳴られた。
「子供から金もらって、恥ずかしくないの?」
もう罵詈雑言の応酬だった。

それから、父からは連絡がなかったんだけれど、去年の今ごろ、いきなりまた
電話がかかってきた。
「恋人と結婚するから、式に来て欲しい」
バカじゃないの、と一言言って電話を切った。
妹達にも同様の電話があったようだった。
末妹は「さようならって言ってくるわ」と言って出席した。
本当に「これで家族終了だね」と言ったらしい。

今は私も結婚して、母は下の妹たちと、すぐ下の妹も旦那と、幸せにしてる。
でも何度か、心中未遂もあった。
普通の家庭ってなんだろう。

12: 名無しさんといつまでも一緒 2007/04/12(木) 21:09:38 0
978の親父キモス
縁切って良かったね

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