

























雑談で「彼氏いるの」と聞かれ、普通に「いません」と答えたのが失敗だった。
すべての行動を「彼氏をほしがってる女」に解釈される。
弁当を持っていけば
「花嫁修業中?まずは相手探しだよ!」
髪を切れば
「彼氏ゲットのためにイメチェンか〜」
この時期になると思い出す修羅場。
中学校一年生の時に、親と些細な事で喧嘩した。
家を飛び出して、少ない小遣いで行けるところまでいった。
死のうかな、なんて思い、田舎のとある駅で下車。
死ぬ場所求めて藪の中に入った。
当時都会でしか暮らしたことがなく、田舎の寒さや夜の暗さなんて想像してなく、急に心細くなった。
家に帰りたい、親に謝ろうと考えた。
そうしたらお腹が空いて仕方なくなった。
藪から何とか抜け出すと、また駅に戻った。
駅にコンビニすらなかったので、取り敢えず電車に乗り数駅先の大きな駅に出た。
改札を出ようとすると、切符がない。
それを駅員に伝えると、切符を無くしたら東京都内からの金額(2000円くらいだったか?)を支払わないとダメだと言われた。
それを払ってしまったら、もう家に帰れない。
汚い格好と髪型の女店員が1人と厨房におじさんが1人いて
GWにも関わらず客は1人もいなかった。
暑かったので冷たいきつねうどんを頼んだ。
しばらくすると厨房から
「あーめんどくさいめんどくさい、きつねかよー
めんどくさいなーなんでこんなの頼むのかなー
あーめんどくさい」とおじさんの声が聞こえてきた。
そしたら五十歳ぐらいの酔っ払いおじさんが通りかかって。
徹夜で製本してたんだが、隣の部屋がどたん、ばたんとうるさかった。
私は寝ないつもりだからいいけどうるさいなあ、と思いながらも製本。
静かになったのは2時ぐらいだったと記憶している。
ああ、やっと寝たのかと思いきや、今度は廊下をばたばた走ってくる音。
隣のドアをがんがん叩く音。
何か叫んでいた男性が、今度はこちらのドアをがちゃがちゃ。
精肉売り場の広い通路に手切りや生加工品を並べている場所がある。
角には年配の気のいいオジサンが、いつも愛想しつつお仕事している。
その場所から周囲に響き渡る 「アーーダメダメ、アーーダメダメ」 の甲高い連呼。
とある日曜日、セッティングが終わり時間もあるのでみんなで社食へお昼を食べに。
普通の日曜なら1日3会場3回転が普通でご飯など食べられないのが普通だが、
その日は仏滅・しかも土砂降り、仏滅婚オッケーな一組だけの結婚式
なにか起こっちゃうかもね~と笑いながらご飯食べてたら
社食の厨房からけたたましい悲鳴共に破壊音…