あんまり勿体ぶっても仕方ないと思ったので許してw
続けるね
無事に同僚カップルが誕生し、姉は自慢気に俺に色々話してくれた
まあ姉はあの性格だしうまくやるだろうとは思っていたけど
「で、おねーはもう一人の男とはなんもなかったの?」
俺は気になってたことを思い切ってきいてみた
「うん あるわけないじゃんw」
姉の答えはわかってたけど確かめたかったってのが本音だった
鬱早めてくれよ…
もちろん冷めることもなかったけどね
高三の冬にふと俺はある言葉を思い出した
「高校卒業するまでは見守りたいんだけどだめかな?」
そうするとこの話の神聖で奥ゆかしい部分が消え去ってしまう
だから姉とは付き合わないルートでお願いします
就職は決まっていたし、金銭的なことを考えても一人やってくことは可能
ただあの時は強がって俺に縛られなくてもいいなんて言ったけど
今は姉との生活が終わるなんて想像できない
姉に聞いたら姉はきっと「何馬鹿なこといってんの?」って笑ってくれる
姉の態度に変わったところもないし、これからも一緒に生活して行くつもりだった
覚えてなかったって言ってた
その頃の写真は残ってるけどね
姉の態度に変わったところもない・・・?
俺ってつくづく鈍感だなと
姉の何をみてきたのかと
実は姉は休みの日に『ひとりで』出かけることが増えてたんだよね
姉が心配して声を掛けてくれたんだけど生返事ばっかりで
そんな俺の態度にしびれを切らしたのかある晩に俺の部屋に入ってきた
俺は気持ちの整理がつかないまま自分の気持ちをぶつけることにした
姉という役割だけ務めてもいられないよな
切ない
切な過ぎる
俺が聞くと姉はこう答えた
「んー彼氏ってわけじゃないけど気になってる男の子がいていいかんじかな」
「それって好きな人ができたってことなの?」
俺は間髪入れず聞いた
冷静に振り返るとすごく恥ずかしいんだけど姉に好きな人がいても不思議じゃないよね
独占欲丸出し状態www
俺「・・・あのさ、父さんタヒんだ時におねーが俺に言った言葉覚えてる?」
姉「・・・なんだっけ?」
俺「おねーが俺と一緒に暮らしてくれるって、高校卒業するまでは見守りたいって」
姉「うん、言ったね 思い出した」
俺「高校卒業したらおねーと俺は別々に生活することになるの?」
姉「しばらくは一緒だよ、だって〇〇くん仕事しはじめてすぐに別の生活なんてできないでしょ」
俺「・・・俺あの時は強がってたけどおねーが見守ってくれるって言ってくれてほんとは嬉しかったんだ」
こんな会話だったと思うけど思い出すだけで恥ずかしいなこれ・・・
正直その場から逃げ出したかった
なんだかおねーに見捨てられるんじゃないかって気持ちでいっぱいになっていつの間にか泣いてた
自分も少しお姉さんの事好きだったのに何もいえずにやり○んかもしれない彼氏に奪われるのって
「〇〇くん わたしはあなたのお姉ちゃんになれたことを嬉しく思う」
「お父さんが私を引きとってくれたおかげで今の私があるの」
「私は◯◯くんを見捨てたりはしないから ね?」
高三にもなって泣いてた俺はほんと子供だよなw
「俺さ、ずっとおねーのこと好きだった」
姉がどんな顔をしてたかわからないけど「ありがとう、わたしも〇〇くんのこと好きだよ」って言ってくれた
ただその「好き」は恋愛の「好き」ではないことは確かだった
そりゃ、そうだよな…
恋愛対象の好きとして>>1が発言したとは普通思わんわなwww
俺は布団の中で朝まで泣いてた
そして翌朝、姉は黙って仕事に出かけて行った
昼に目が覚めて昨晩のこと思い出してまた泣きそうになった
でも人間不思議なもんで落ち着くとお腹がすくんだよね
期待しちゃう
「大切な〇〇くんへ
昨日はびっくりしたけど好きって言ってくれて嬉しかったよ ありがとう
ちゃんとご飯食べてね
おねーより」
もう一度ちゃんとおねーに告白しよう・・・
俺の気持ちをちゃんと伝えよう・・・
たとえおねーと一緒になれなかったとしても・・・
風呂に入りよそ行きの服に着替えてそして姉の帰りを待った