何かの連休にほとんど寝ずにゲームをしたら急に脂汗が出て体が動かせなくなり、かろうじて自分で救急車を呼ぶと、脳神経外科がある病院に搬送しますと救急隊員の方に言われ、脳神経外科専門の病院に搬送されました。
ウトウトしていると急に診察室が慌ただしくなり誰かが運ばれて来ました。
つい立てで様子は見えないのですが、鳶職の方の様で「足場から落ちるなんて最悪!足の骨とか折れてて仕事休むことになったら嫁に怒られる!」という声が聞こえました。
看護師さんが体の何処かを触っておられて「ここは痛みますか?」と何回か聞いておられ、その度に「いや、全然大丈夫。」と答えてました。
何回か目の看護師さんの質問に「何処も全然痛くはないけど手も足も動かせないのはやっぱり骨折してるっていうこと?」と鳶職の方が聞き返しました。
看護師さんが「折れてるか検査しますね」と答えておられたのですが、私は端の方に寝てた為廊下で話しておられる現場監督と医師の会話が聞こえました。
要約すると、
職人さんは5階から落ちたが意識もあり何処も痛がらないので軽傷だと思い現場監督が職人さんのハイエースに積んで運んで来た。
救急車を呼ぶと始末書ものになるので避けた。
だが実際は重症で内蔵はほとんど破裂していると見られるが、ここは脳神経外科専門の為内蔵の手術が出来る医師がいない。
直ぐに救急車を呼んでればまだ治療が出来たとは思うが、今から救急車で治療の出来る病院に搬送しても間に合わないと思う。
直ぐにご家族を呼んだ方がいいがそれも間に合わないかも。
とのこと。
横では普通に喋ってる職人さんがおり瀕死状態だと痛みが感じないものか…と思いました。
で、救急車のサイレンが聞こえ職人さんが運ばれて行きましたが、「嫁に電話して嫁に電話して」と少し呂律が回らなくなりながら繰り返していました。
その後はわかりませんが、何も治療が出来ない時は看護師さんが色々話し掛けるだけなんだーというのも衝撃でした。
最後奥さんと会えたのかな…