62:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
結果的にそいつは停学を経て自主退学
部活の先輩からそいつが学校辞めたことを聞いてマジで笑いが止まらなかったあたり
私の人間性も相当だなぁとか思ったり

http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1374338363/
62:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
先生はその上級生が言ったことを信じないし、気にしないし
誰にも言わないって言ってはいたけど
どこからともなく漏れたようで、たまに妾の子とか言ってくる人がいた
私はあまりそういうの気にしないというか
あんまり深く考えてなくて、仲のいい友達いるし
毎日そこそこ楽しいし関係ないやって思ってた

今思うと気にして母に問いかけたりしてたら
母の心労になっただろうなぁと

63:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
そんなこんなで大学受験
県内の駅弁大を志望校にしていたら、母から猛反対された
私立に行ってもいいからそこだけはやめてくれって
その時は理由わからなかったけど
ミキがその大学を志望していたからだったようで
父や正妻と同じ学校にならないよう情報交換があったよう

仕方なく隣の駅弁大に行くことにした
距離的には実はそんなに変わらなかったし

65:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
先生には遠くの旧帝大くらい受けてみれって言われたけど
一人暮らしとかちょっとめんどくさそうだから頑として断った

大学には一般で入るつもりだったけど
枠空いてるからって放り込んだ推薦が受かってしまって
早い時期から暇になった
でもせっかくだからセンターを受けてみたくて思い出受験みたいなこともやった
ボクっ娘ってリアルで見たことねぇし
とか思いながら

66:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
高校の最後は、出席日数計算しながらバイトに精を出したよ
廃棄とか社員割みたいので食べ物とか色々持って帰っては
手抜き晩御飯として母と食べてた

高校の時は、ちょっとなんというかギャルというわけでもないけど
黒髪清楚の女子高生って外見じゃなかったから
大学入学を機にちょっとイメチェンすることにしたり

大学でもすぐ友達もできたし、テキトーなサークルに入って
割りと楽しい毎日であっという間に時間が流れた

67:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
2年生になって、ひょんなことから
元々受験するつもりだった大学へ行くことになった
1週間くらいあっちで過ごしますよっていう

特に深くは考えず、母にはサークルで合宿と嘘をついた
嘘をついた理由はなんとなく、あれだけ反対されたから言い難かっただけなんだけど

実際にそっちの大学に行ってみると
まぁ、これならどっちに行っても一緒だったかなっていう感じ

初日、みんなで学食を利用することにしたんだけど
そこでなんとなく見たことあるような人がいた
髪型とか服装とか女子力MAXみたいな感じだったけど
間違いなくミキだった

69:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
仲間の男子数人も、あの子可愛い!と盛り上がっていた
ふとミキと目があって、すぐに目をそらされたんだけど
2度見してきて、なんだか気づいたような顔をした

ものすごい笑顔でこっちに駆け寄ってきたミキは
>>1!!!?なんでいるの!?ここ受けてたの!!!?
と叫ぶように質問してきた
私はちょっとびっくりしながら、説明するんだけど
その間もミキはニコニコしててなんだか昔と中身は変わってないのかなぁと嬉しくなった

70:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
本当はその夜、仲間内で一杯っていうy予定だったけど
ミキと二人でご飯に行くことになった

最初は楽しくおしゃべりをし、昔話で盛り上がり
お互いのファッションチェックみたいなことをしてみたりとなんだか私の女子力まで上がったようだった

一軒目の店を出て、2軒目に入ったところでミキが真顔になった
>>1は全部知ってる?どこまで知ってるの?
と聞いてきた
私はなんのことかなぁと思って、何が?って聞くと
少し考えた後に
>>1のお父さんと、私のお父さんのこと
と切り出した
ここまで言われてもちんぷんかんぷんな私は本当に何も知らなかった
高校の時に言われたことなんてすっかり忘れていたし

72:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
それからミキは全部教えてくれた
私とミキの関係や家族の関係
かなりショッキングだったし、せっかく会えたミキともこれっきりかな
なんて考えたりもしてかなり気分は沈み込んだ

ミキも高校卒業時に私との関係や諸々について説明を受けたらしい
ミキは、ずっと姉妹がいたらいいのにって思ってたけど
まさか>>1がそうだったなんて考えもしなかった
でも>>1とのことを知って、血がつながっていることは嬉しかったし
親はああ言っているけど、これから内緒で連絡とろうよ
と言ってくれた

私としてはミキにそう言ってもらえたことはとても嬉しかった

74:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
あと、転校してから手紙を出したことを言ったけど
ミキの手には届いていなかったみたいで
ミキの母が全部処分したいたよう

でも、普通に考えて
正妻の子であるミキと、妾の子である私が仲良くなるなんておかしいと思って
ミキにそれを伝えると、それは親の都合でそうなっちゃっただけで
私たちには関係ない、私の友達は私が選ぶ
とか言ってくれて情けなくも泣いてしまったり

77:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
それからはほとんど毎週ミキと遊んでた
お互いの家にはさすがに行けないけど

バイクの後ろにミキを乗せて遠出してみたり
キャンプに行ってみたり
お互いの彼氏と合わせて4人で旅行してみたり
多分、十分リア充と言えるような大学生活を送ってたと思う

3年生になると就職活動になるんだけど
ここで結構苦労することになった

78:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
一次面接くらいはすんなり通る
そのうち、ご両親は何してるの?とか言われることも出てきて
父はいませんって言うと、そっか、で終わるところと
かなりしつこく突っ込んでくるとこがあって
かなり精神的に辛かった
そのうち、母の批判までするような面接官もいて
本気でイライラするようになっていった
そういう企業はもうこっちからお断りなきもちで、
面接が受かっていても、次の面接ブッチした

そっかで終わるところは最終まで行くんだけど
なんだか父のことをつっこまれるんじゃないかと思うと
体調が崩れてしまって会場に行けなかったり

もうノイローゼみたいな感じ

82:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
5月という内定最盛期みたいな時期に体調くずしまくり
精神的にくたびれまくりで見事に時期を逃した

それでも9月になってようやく内定がもらえた

この頃から、ミキと一緒に親に今の状況を報告しようって話が出てきた
卒業する頃にでも、ミキと私の親に全部話す
社会人になってしまえば、親は完全に関係ない
ってことで、実際に卒業式の翌日話した

83:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:bv3sq0PNP
ミキと同性婚する!というミラクルな結末を期待していたのは俺だけじゃないはずだ!!!

続けてくれ

86:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
私の母と、ミキの母と、あと二人の父を適当な喫茶店に呼びつけた
最初に店に来たのは、私の母だった
母はとても驚いた顔をして今にも倒れてしまいそうだった
私から説明をすると母は泣きだして私とミキに謝りだした
そのうち、ミキの両親がきた
特にミキの母は、私と私の母に気づくとものすごい剣幕になった

ミキが両親におとなしく席につくように言い、
二人で親3人に向かって今までのことや知ってることを全部話した
ミキの母はかなり不機嫌だったけどどうにか平和に終わった

それでも結局、和解ということにはならなかった
元から和解してもらうためにやったわけじゃなかったし
私達二人はもう親友状態なんだから親が口出しすんなよ
元はといえば、父がまいた種なんだぞっていうことを言いたかっただけで

89:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
そういうわけで、今でもミキとは仲良くやってまして
お互い結婚もして子供もいてそこそこに忙しい毎日です
ちゃんと夫は別々
どっちも正妻の座を射止めました

ちょっと終わり方あれだけど
私としては、母が愛人だったことは生きるにあたってそこまでマイナスじゃなかったし
旦那も全部理解してくれた上で、母と同居をしてくれてるし
結局、人生なんて決めるのは親じゃなくて自分なんだなぁって思いましたおわり

90:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:Efbmi9MVO
>>1の母見るとそんな魔性の女って感じはしないんだが
実際騙したのはミキの母だったりして

96:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:+0nXQJuy0
>>90
母は全然魔性じゃないよwwww
悪いのは全面的に父だと思う
母も父が既婚だとは知らなかったそうなので

ただ、母もちょっと精神的に幼いというか
若干の不安定さがあるのは間違いないと思う

97:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:Efbmi9MVO
>>96
でも娘のおまいが優秀だったのは
会社社長であるその糞親父の遺伝子が強かったんだろうな

皮肉やね

95:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:hptqR5te0
父親が糞だな

92:名も無き被検体774号+ 2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:H6HfucEh0
ハッピーエンドで安心したわ

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