救急車とかに通報しないで見てた。親も家にいた。
押尾みたいな
病院に行ってから警察も呼ぶってなって何回かにわけて取り調べ?話はしたけど
こちら側は何の罪も注意もなかった。過去に警察に何度も通報してるからかも
死ぬのはわかってたけど警察とか救急隊員には何も言ってない。
こんな状態初めてでいつもみたいに暴れてるのかと思ったって泣きながら説明した
兄がする事や着てる服とかもバレない様に着たりして兄弟仲はそこそこ良かった様に思う
ちなみに両親は物心ついた時にはアル中の親父の暴力で離婚してて
2人とも母親についていって母と子供の3人暮らしだった
当時中学生だった自分は学校にも行かないで
違う中学のヤンキーって言われるグループと夕方集まって朝まで飲んで帰るって
生活を続けてた
挙句の果てには家で育てる様になり売ったお金で覚○剤を買うっていう
サイクルになっていった
その時の兄はバイトはしてたと思うけど家にお金は入れてなかった。
自分も入れてなかったからそこは責められないけど
兄が20代前半で自分が10代後半の話
初めて「吸ってみる?」って誘われて
大人ぶりたかったのか興味だけだったのかは覚えてないけど初めて吸ってみた
ビビってそんなに吸い込めなかったからなのかあんまり体の変化はわからなかったけど
家に帰って鏡を見てみたら目がものすごくとろーんとして、二重幅がかなり広がってた
かなり独特な匂いがするから部屋に残らない様にって事で
親がいない時間に兄の部屋で2人で床に座りながら吐く煙を
窓を少しだけ開けてそこに吐いてた
母親はずっと気付いてたみたいだけど何も言わなかった。
言えなかったんだと思う
ネットとかで探せば欲しい商品を家の近くとか指定した場所に届けてくれる業者も増えてきて
1パックに基本3g入ってて5000円くらいの値段を
2人で割り勘したりどっちかが買ってやる時に誘ったりして使ってた
自分がやってたのは第四世代、第五世代から始めた
死んだ時やってたのはハーブだけど
規制かかり始めた頃のハーブは本当にやばかった
自分も倒れたりBADってやつに入って親の前でゲロ吐きながら白目向いて死にかけた。
親が動画に撮ってたからそれ見せられてからハーブは辞めた
まぁ合法だから普通に商売しても何の問題もないんだろうけど
兄は詐欺とか色々やってたよ
その頃はニュースとかでも話題になってなかったし勧めたりするわけじゃないけど
第五世代のハーブは大麻と効果があまり変わらなかったんだ。
だから捕まらない大麻って感じで結構デリバリーとか新宿渋谷とかに専門店があったくらい
需要があったんだと思う
無理矢理ぶっ飛ぶ感じかな。
最後ら辺は気持ちというよりやらないと仕事にもいけなかった
ハーブは辞めれたけど今は眠剤がないと生きていけない
そしたらあるけどちゃんと対処法もあるし時間が経てば終わる事だからって凄く慣れてて
目の前でBADになった兄を見た事無かったしかっこいいとさえ思ってた
BAD解消法の手段としてデパスっていう向精神薬があるんだけど
それを貰いに行くために兄と心療内科に行き始めた
仕事も欠勤ばっかりして日雇いの水商売の仕事をしたりしてた
兄ともお互い誘わなくなって母親は自分にお金を貸して欲しいってよく頼む様になって
母親もハーブを買うために使うってわかってたから貸さなかったけど
財布から現金やらカードやら抜かれたりしてた
友達と遊びに行く時に服を鏡で見たくて兄の部屋にしか全身が見れる鏡がないから入ったんだ
丁度兄が帰ってきたから勝手に部屋に入ってごめん鏡見たかったんだと言うと
「お金借りてる俺が鏡使うなよ何て言えないよ」って笑いながら言ってきたんだ
自分でもそれくらいいいだろうって思ってたんだけど
荷物持っていざ家を出ようってなった時に兄に、500円貸してくれない?って言われたから
母親ともお金を貸すのが嫌になってきたし
貸しても返さないからって話をしたばかりだから断ったんだ
買いだめして置いたお茶のペットボトルを全力で投げられた
「勝手に部屋に入りやがって」とか
「お前が500円貸さなかったせいで母親の財布から金取るんだからな」とか言ってた
合計で7本くらい投げられて痛いのと怖いので毛布にくるまりながら投げ終わるのを待ってた
気が済んで部屋に入っていった音を聞いてから体を見たら痣だらけで
すぐに母親に連絡したけど母親も止めたり注意したら殺されるんじゃないかと怯えていて
我慢してねとしか言わなかった
体格差もあったし自分は髪の毛染めたりピアス開けたり見た目だけの今でいう厨二病だよ
兄とはそれ以降口をきかないようになったけど
狭い家の3人暮らしに個室は兄の部屋しかなかったから嫌でも顔は合わせてしまって
暴言とかは色々吐かれたりしたけど無視したり母親が止めたりしてた
でもその後1度だけ軽く蹴られてイライラしてしまって警察に電話して
「薬物を使って暴れたら兄がいる!」って通報したら
鑑識っぽい人達と制服の警察官が何人も来て兄と自分と母親で警察署に車で連れて行かれた
兄の薬物はやってる姿を見た事しかないって事で
子供の言ってる事だからなのか尿検査もしなかった
でも警察官に母親がなんで親なのに見て見ぬふりで何も助けないんだって怒られてる時に
いつもの兄弟喧嘩だと思いましたって母親が言ったら
「ただの兄弟喧嘩だと思ってないからお子さんは自分で警察に通報したんでしょ!」って
怒ってくれてそこで兄関連の事で初めて泣いた
駅前で兄が倒れて通報されたっていうのが母親から聞いたけど
興味もないし見舞いにもいかなかった
母親から聞いた話だとハーブと睡眠薬の過剰摂取でICUに入ったけど
意識が戻るかわからないし戻ったとしても障害が残る可能性があるっていわれた
どうでも良かったしそのまま目を覚さなきゃいいのに何て軽く考えてたけど
後遺症も無く、早く家に帰りたいからって医者が止めるのも聞かないで
予定より早く退院してきた
無理矢理退院してきたから家に帰ってきて少ししたら全身が痛いって泣いてて
親に体をさすられてた
でも自分は用事があったからそんな兄をまだ見捨てない母親と情けない兄に嫌気がさして
何も言わずに家を出ようとしたんだ
そしたら兄が「出掛けるの?気をつけてね」って
とても久しぶりに声をかけてきたから驚いて、うんしか言えなかった
普通に話しかけてきて何でこいつは何も無かった様に話しかけてくるんだと思って
殴られた事お金を取られた事暴言を吐かれた事全部伝えて
よく話しかけてこれるなって言ったんだ
そしたら「え、そんな事するわけない!家族の事なんか殴るわけない」って言い始めたから
もう呆れて親とのやり取りや殴られた写真全部見せたけど
本当に全て忘れてしまったらしい
バイトしてた事もバイト先の人の事も覚えてなくて
それより前の事も覚えてないけど話の途中で思い出す事もあった
殴られた事に関しては土下座して何度も謝ってきて
借りたお金は休まず働いて返すって親と自分に泣きながら約束したから
少し信じてみようってなった
そこからの兄は人が変わった様に優しく誰が見てもいい人になった
自分とも前みたいに話す様になって休みの日は近くのダーツに行ったりもした
薬物も睡眠薬も一切辞めてたんだけど自分はハーブはもうあまりやらずに
睡眠薬を1日4シートぐらい飲んで漫画を読んだり家の掃除をするって暮らしを続けてた
そしたら兄も記憶を失ったって言っても体で覚えてたんだろうね。
自分のハーブと睡眠薬がどんどん無くなっていった
もう3ヶ月くらい薬とは無縁で優しい兄に変わったから母親に言いたくなかったんだけど
言ってしまった
でも母親には自分が聞いてみるし、睡眠薬のやり過ぎで記憶がない事が多々あったから
それかもしれないから何も言わなくていいよと伝えた
そして兄にハーブとかお金とか無くなってるんだけど知らない?って聞いたら
「ごめん借りちゃった」って
母親がダブルワークで仕事を頑張ってた事全部が走馬灯みたい蘇って
体から血が抜ける感覚がしながら兄に、そっかとしか言えなかった
母親にも伝えたら泣いてたね、言わなきゃ良かったと思ったけど
言わなくてもこのままだったらバレてたし遅かれ早かれの問題だと思った
お金を貸して欲しいと頼んできたり断ったら財布から抜かれるっていう繰り返しになった
財布や現金を隠せばいいとも思ったんだけど
母親も自分もハーブが切れると暴力性が出てしまう兄を見てしまったから
もし外で他人に取り返しのつかない事をしたら…と思って
財布の中に千円くらいいれて別に隠したりはしなかった