最寄り駅までバスで40分かかるんだけど
毎日大きなカバンをかかえて席に座ってる小柄な女.子.高.生.が必ずいた
制服は最寄り駅の近くにある、校則がガチガチに厳しく
制服がださいことで有名な進学校（私の妹の母校）
更にスケジュールがハードで軍隊並みに時間に煩く
「高校ライフを楽しみたいヤツは入るな」と言われるほど
その子も毎日疲れた顔してバスの普通座席に座ってウトウトしてた
置いとくのが禁止だから
私の妹も普通のリュックだと重さに耐えられず、ゴッツいカバンを使ってた
ある時から、そんな女子高生に粘着するクソジジイが週2ほど現れるようになった
老人は席に座れないとき、必ず女子高生に絡んでいった
最初はウトウトする女の子の肩や頭に触れて揺すり起こし
女の子が座って膝と膝の間に置いていたカバンを指し
「こんな足元に邪魔になる荷物を持ち込むな」と説教を始めた
でも荷物を乗せる網棚もないし、膝にのせられるサイズでもないので
女の子は謝罪する以外になかった
それが3回も続くと
今度は一向に改善されないことと、若い女の子が座ってることにケチをつけだした
老人である自分が立って若い女子高生が座っているのは
社会モラルに反するとも言い出した
女の子は「体調が良くないので」と断ったけど
老人は「たるんどる」とか「体を鍛えてないからだ」といい始めた
他の乗客や運転手まで老人の行為をたしなめもしたけど、やめなかった
一部には老人に同調し
社会弱者である老人に女子高生が席を譲るべきだという人もいたりした
私は「迷惑なので騒がないでください」と毎回言っていたけど
老人は都合の悪い言葉は耳に入らない人だった
女子高生は何度老人に絡まれても、一切口答えせず
ただ「すみません」と謝って耐え続けた
ある日、女子高生と同じクラスの子が
腕にギプスを巻いた状態でバスに乗り込んできたことがあった
普段は立ってることが多い彼だけど
席が空いていると女子高生の隣に座って話していて、仲がよさそうだった
老人が乗り込んで来たある日、女子高生とギプスの子が
楽しそうに談笑している最中だったことがあった
老人は乗り込んでそれを見るなり、女子高生のもとへ歩み寄り
いきなり女子高生に向かって大声で怒鳴りつけ始めた
それまでは頭や肩を揺することはしてもそれ以上のことはなかったのに
女子高生の頭に手を置いて力任せに頭を窓に押し付けた
ギプスの子が止に入り、バスの運転手も運転席から放送で呼びかけ
他の乗客も老人を止めてなんとかその場は収まった
女子高生は辛そうな顔をしていたけど、やはりずっと謝り続けるだけだった
女子高生のすぐ側に立って待機していた
その日も老人はバスに乗り込んできて、そして女子高生を見つけるなり大声で怒鳴りつけた
ギプスの子は老人の前に立ち、女子高生をかばう素振りを見せた
しかし老人はギプスの子に構わず、女子高生に手を伸ばし
その手が阻まれる前に女子高生に届いてしまった
ギプスの子が激怒し、運転手まで車をとめて運転席から出てこざるを得なくなった
そんな中、乗客の一人が「ちょっと！その子大丈夫なの！？」と大きな声をあげた
女子高生をみると、ぐったりとして、明らかに顔色が悪い
疲れてぐったりというより、本当に体に力が入ってないような感じだった
ギプスの子が「花子！大丈夫か！花子！花子！」と
大声で女子高生の名前を呼ぶも、反応がない
先程声を上げた乗客が自分は看護師だと宣言し
「救急車を呼んでください！」と叫び、応急処置を始めた
ギプスの子は女子高生のカバンから手帳を取り出し
彼女が身体障害者であることや病気の名前を看護師に伝えていた
結局警察沙汰にまでなり、バスが動けなくなったので、私は別便のバスに乗って移動した
それから女子高生もギプスの子も見なくなったが
およそ10年ぶりに、当時の女子高生の姿を見かけた
もしかしたら里帰りしてるのかもしれない
駅から自宅に戻るバスで偶然にも鉢合わせした
障害者手帳でバスの運賃の割引を受けていたし、他人の空似では無いと思う
ずっと運ばれてからどうなったのかと心配していたから、元気そうにしていて本当によかった
あの日から抱えていた心のモヤモヤがスーっと晴れていくのが実感できた
余談
老人の方は、女子高生に絡みだしたとき、認知症の初期で
誰にも気づかれないまま悪化したらしい
警察沙汰になったあと、ずいぶんたってから何度かご家族とバスに乗り込んできたことがあった
本当に人が変わったみたいにボケてボーっとして
時折ふと正気に戻っては家族に上から目線で命令していた
私も介護をしていたので、ある時席を譲った際、ご家族の方に話しかけてみた
昔から女子供には厳しい人だったけど、とくに昔の人だから女性を軽んずるところがあり
それがボケ始めてからは女＆若い人に対して、人が変わったように攻撃的になったらしい
しかも元はかなり地位のあった、所謂上級国民で
選民意識とプライドが捨てられない人だったんだとか
キショイ
私の書き方が悪かったので補足しておくと
痴漢行為を楽しんでたとかそういう感じではなかったです
最初は女子高生の体をゆすり起こし、迷惑行動をたしなめるような感じだった
その時はまだ言葉は荒くなかったんだけど
次の段階では「どいて！」「あんた、迷惑！」と短文でキツく言いつける感じだった
女子高生が動かないと
「あんたツ＊ボか」「人殺しがツ＊ボになる」「親でも殺したか」と侮辱したりしていた
後半は「わしには正体が見えとんぞ」とかなりスピリチュアルなことを言ってたから
だいぶボケが進んでいたのかも
周りは止めないのかって言われそうだけど、周りが強く注意したり無理にやめさせようとすると
老人は激昂しておさまらなくなり、何度かバスまでとめる騒ぎになったことがあって
それ以来触れちゃだめな人になってた
今思えば障害者に相当なこと言ってたんだな・・・
自分の思い通りにさせてもらえないと激昂するのは
前頭葉の弱ってきた老人によくあることなんだよね
その状態がかなり長い間続き
ギプスの子が乗るようになって、女子高生が楽しげに笑ってるのをみて
瞬間湯沸器のように激昂して女子高生に手を出すようになりました
それでも一回目はおさまったのですが、二回目はギプスの子からも
明らかな敵意を向けられてることを感じ取ったみたいで
感情が抑えきれずに暴れだす感じでした
女子高生が苦しんでいる間なんか、皆の注目が女子高生に集中して
誰も自分の話を聞かないことに激昂してました
それでギプスの子と取っ組み合いになり、警察沙汰です
うん、だから窘めるふりして触ってチカンしてるんだって
で、侮辱して若い女とコミュニケーションとって楽しんでるの
新宿とかでぶつかり男とか居るでしょ、あれも痴漢 手で触ると痴漢なのでぶつかって
接触を愉しんでる
因縁爺はぶつかり男の発展版だよね
いや、それはおかしいと思う
これは私の考えなのであなたと異なることは前提で聞いていただけるとありがたいんだけど
私はなんでもかんでも痴漢行為につなげるのは横暴だと思う
老人がやったことは猥褻行為ではないから
些細なことでもすぐ痴漢行為に繋げるようになると、痴漢行為が軽んじられるんだと思う
「肩が触れただけでも女には痴漢なんだろ」と言われたりするのもそのせいだと思う
痴漢に対する価値観がどんどん軽くなってる
万引きは窃盗という立派な犯罪なのに、その罪が軽んじられてるような
それと同じ軌跡を痴漢が辿ってると思う
もちろん老人がやったことは許されないことで、暴行もけして許される行為じゃない
ぶつかり男も映像でみていたけど、ぶつかり男は
不特定多数の女性のみに無差別に危害を加えていたことと
加害者側から見ても相手に一切落ち度がない人に暴行してるってところが
一応自分の正義を持って自分のにとっての悪を正そうとしてた老人とは性質が異なると感じる
うまく言葉で説明できないんだけれど・・・
なんだか分かる気がする
その老人は卑猥な目的こそないけれど、自分の中にある正義を押し通すことに執着している
女性や若い人に粘着するのはその方が注意しやすいし、注意して改善させることで承認欲求を満たしたいから
若いと年配には逆らいにくいし、女性なら物腰が柔らかで反論してこないから標的になりやすい
暴力を振るったりもしないから安心して説教ができる
年金で養われているって勝手な後ろめたさを抱いていて、それを払拭するべく言いやすい相手を選んで説教したがる
説教することで自分は偉いんだと再確認している感じ
痴呆もあるかもだけど、1番はプライドの問題だと思います
じゃなきゃ相手を選んで絡んだりしない
この手の老人は大きく股を開いて座席を占有する男性には注意しないから
追記すると133の指摘もそう的外れではないかもしれない
言いやすい相手=自分よりも弱い人間=歳若い女の子とはっきり標的を選んでいるし
痴漢は猥褻行為を目的とするものと、女性に対する嫌がらせによるストレス発散を目的としたものの2つがあるよ
老人は後者のタイプと言えるかもしれない
大義名分から公衆の面前で罵倒したり暴力を振るってもいい存在として見ていて、その行為によって悦を感じている状態だと思う
拡大解釈すれば痴漢の亜種ではないか
痴漢と基本は同じ
ご意見ありがとうございます、おっしゃりたいことはよく理解できます
私はどうしても
＞女性に対する嫌がらせによるストレス発散を目的としたもの
これを痴漢というのはズレていると感じます
私の体験で申し訳ないのですが、学生の頃にはストーカー、痴漢の被害にあったこと
買い物中、私を店員と間違えた高齢の男性に理不尽に罵られて荷物を蹴られたことがあります
前者と後者では被害の性質が全く異なると感じました
後者は野良犬にでも噛まれたと思ってすぐに立ち直れますが
前者は何年たっても、今でも恐怖が身にまといついています
ふとしたときにあのときの不快感が沸き起こります
なので纏めて痴漢としてしまうと
痴漢による被害の深刻さが曖昧になるような気がするんです
実際に性的な被害に対して「野良犬に噛まれたとでも思って」と慰める方がいらっしゃるので
「それができないから深刻な悩みなんじゃないか、された方はそんな軽いものじゃない」
と常々思っていました
＞女性に対する嫌がらせによるストレス発散を目的としたもの
こちらの加害行動に何か適切な名称があれば良いんですけど、無いので
痴漢としてまとめられるんでしょうね
痴漢の被害に遭われたのはお気の毒だけど、痴漢外来のクリニックの先生曰く、痴漢加害者の過半数が性的に興奮していないという統計が出ているらしいよ
窃触障害と呼ばれる精神病の一種で、痴漢の大半が既婚者や大卒などの普通の社会人
社会のストレスを発散する為に彼らは痴漢を働く
女性に限らず、子供(男の子も)や老人など弱い立場の人間を選んで嫌がらせをしてすっきりした後仕事に行くんだ
まとめて痴漢にしてしまうと痴漢の被害が曖昧になる？何故？
どちらにせよ立派な迷惑行為だし、法律違反であることには変わらない
わたしからしたらあなたの方こそ、女の子が受けた被害を「認知症を患った老人による不幸な出来事」として軽く受け止めているように感じるよ
加害者の行動にリビドーを感じる→痴漢
単なる暴力と感じる→痴漢ではない何か
という風に分類したいってことかな
確かに男性による女性に対する迷惑行為のすべてが性的な欲求に基づくものというわけではないだろうね
若い女だからこそ因縁つけてまで絡みたいんでしょ
単なる正義厨なら矛先が特定のJKに固定されないと思う
