俺と吉木さんは、これまで以上に友好的な関係を築いていた。
松岡に悪いと思いながらも、電話やメールをしていたし、ときどき、あっちから松岡の
愚痴を言われることもあった。
四月には、吉木さんの誕生日もあって、お祝いを口実に、長電話したりできた。
松岡のことはやっぱり悔しいけど、なんといっても、気持ちを伝えたのにも関わらず、
気持ち悪がらずに接してくれる彼女は本当に優しかった。
四月の終盤、あるうわさが元1年のクラスメートだった奴らから流れ始めた。
「吉木さんと松岡、別れるらしい・・・」
俺と吉木さんは、これまで以上に友好的な関係を築いていた。
松岡に悪いと思いながらも、電話やメールをしていたし、ときどき、あっちから松岡の
愚痴を言われることもあった。
四月には、吉木さんの誕生日もあって、お祝いを口実に、長電話したりできた。
松岡のことはやっぱり悔しいけど、なんといっても、気持ちを伝えたのにも関わらず、
気持ち悪がらずに接してくれる彼女は本当に優しかった。
四月の終盤、あるうわさが元1年のクラスメートだった奴らから流れ始めた。
「吉木さんと松岡、別れるらしい・・・」
松岡は部活が忙しく、彼女に対して冷めていたらしい。
吉木さんに対して「部活で集中してるから、あんまり構われるとイライラする」
とかなんとかいっていたらしい。
吉木さんは、本当に優しい子なのに
吉木さんは本気で松岡のことを好きでいるのに。
俺は心底松岡に腹が立った
「1年の男子のライングループなんか書いてないですか?」
俺は言われるがまま1年の頃の男子のライングル―プを覗いてみた。
そこには想像を絶する内容が書いてあった
松岡「わかれるわ」
友人A「マジかよ。吉木さんかわいいのに、もったいない」
友人B「別れる前にやっとけよ??wwww」
松岡「もうしたわ」
みんな「!!??」
松岡「新しい女でもひっかけるかな」
一年もせずに良くもまぁ普及したなおいw
俺は飯を食べきれずに吐いた。
吉木さんから、鬼のように電話が来た。
吉木「もしもし?俺くん?」
俺「吉木さん・・・・?」
吉木「ね、ラインなんて書いてあるんですか今?友達からすごく大丈夫?って連絡来るんだけど」
俺「・・・言えない」
吉木「お願いです。教えて」
俺「無理です」
俺は電話しながらまた泣いた
ガラケーのときもラインはあったよ
となるとその時ガラケだったのは>>1と吉木sだけ…
いやしかしその履歴があるということは持っていた?
ああもうわけわからぬ―――ってなに話してんだか
⁇『ガラケでもlineはできる』
クズでしかなかった。俺の中で、どこかあいつにかなわないところがあるから、俺は
吉木さんに選んでもらえないのだという諦めがつけた。
だけど、松岡の性根は本当に腐っていて。
クラスのラインで、みんなが好奇心でする質問にすべて答えていた。
こんなクズに、俺はずっと負け続けていたのかと、心底絶望した。
『なん…..だと……!?』
普通にグループラインできるぞ
ほかのクラスメートはスマホ持ってるやつも多少いたからな
親切にレスして頂きありがとうございます
俺は絶対に言わなかった。
しばらくして、吉木さんは松岡に振られた
捨てられたってのが正しいかもしれない。
そして、最大の不幸が、振られた後に、吉木さんはほかの男子に頼んで、そのときのグループラインを
見させてもらってしまったことだ。
吉木さんは、男性不信気味になってしまった。
仕方のないことだと思う。本当に吉木さんは、松岡のことが好きだったんだ。
振られた後の一週間ぐらい、毎日電話でわんわんお互い泣きあった。
俺じゃ埋められないことも承知だったけど、
俺は毎日彼女にメールして、電話して、彼女のよりどころであろうと努めた
早く松岡を忘れて、自分のところに来てほしいという下心があったからだ
俺は再び彼女に告白した。
電話だった。
だけど、俺は見事にきっぱりと振られた。
「まだ松岡の好きなの・・・ごめんなさい、俺くん」
俺はやけになってそのまま電話をブチり、
彼女と絶交することに決めた。
もうやってらんねーよってなるよ、さすがに
ここまで大恋愛はしてないけど
俺らどっちもバカでさ、絶交してから一ヶ月くらいしてから、どっちからか
連絡しちゃわけ。
お互い相談とか悩みとか毎日のように打ち明けあってた仲だったから、
俺はもう彼女なしじゃ生きていけなくなってて
依存みたいなものだった
絶交して復縁してから、
また毎日電話して(電話ってのはスカイプね)
夜もどっちかが寝てもつなぎっぱなしで
朝つなぎっぱなしの電話で「おはよう」って言いあう。
そんな毎日を繰り返してた
そんなぬるま湯みたいな関係に終止符が撃たれたのは、案外と早かった。
ある日を境に、吉木さんがスカイプに入らなくなった。
それがなぜだか俺には全く見当もつかず、不安な夜を何度も過ごした。
嫌われてしまったのか・・・
もう必要とされなくなったのか・・・
そんな不安が頭の中をぐるぐる回り続けた。
そして電話しなくなって数日がたったある日、部活内で聞いてしまった
「吉木ちゃん、本山とつきあいはじめたらしーな」
俺はもう何が何だかわけがわからなくなって、その日の夜
すぐに「スカイプ待ってる」ってメールした。
彼女はスカイプに入ってくれて、俺はすぐさま問いただした
俺「吉木さん、彼氏できたんだって・・・?」
吉木「・・・はい」
何の情報もないまま彼女をとられる。
またしても・・・。
だってさ、松岡と別れた後俺告った時、松岡のこと好きっていってたじゃん
だからおれ今まで告白できずにいたんだ。
ちょっとぼーっとしてると、横からかっさらわれてしまう。
このときの俺はもう心底疲れ果てて、
電話で彼女に本気で怒鳴った。
吉木「ごめんなさいいい・・・ごめんなさいい」
俺は怒鳴りながら泣いてて、彼女は大泣きでで何を言ってるのか支離滅裂だった。
もう疲れたよ、ずっと好きでした
さようなら
これが2回目の絶交だった
純粋な恋愛などというものは、できなくなってしまったように思う。
なかなか、きれいな話じゃないけれど
こっからさきも長いです。眠くて文章が丁寧じゃなくなってるけど許してください
俺は彼女のことを視界にも入れないようにと
できる限り考えないようにと努力し続けた。
そして、決心した
それは本当にきれいじゃない選択だったのだけれど。
彼女を作って絶対に幸せになってやると
俺はここで、決心通り彼女ができる。
同じ部活の人で、菜緒ちゃんという。
部活が同じだったから、大会とかで、話したり、メールしたりして
仲良くなってるうちに、だんだんひかれて行って
この人いいなってそう思えた。
12月の中盤、俺は部活終わりに菜緒ちゃんを正門前に呼び出し、
一緒に下校した。
寒空の下、俺は菜緒ちゃんに、駅前の道路で告白した。
返事はあっさりと「こんなわたしでよければ、よろしくおねがいします」
だった
付き合い始めて、数か月なんて、どうしていいのか分からず、ただ一緒に下校したり、
その辺の道を散歩したりしていた
ちょっと風呂入ってくる
風呂で少しだけ書いてきた
付き合いはじめて、2か月くらいたった
部活終わりのテニスコート脇でで、2人で寝そべって星を眺めいた。
青春てこんな感じなんだなーってしみじみと思った。
そして、そこではじめて人生ではじめてのキスをした。
菜緒ちゃんは
「初めてチューしたのが俺君でよかった」っていってくれた。
菜緒ちゃんのこと、大切にしようってそう思えた。
彼女が作りたくて告白した菜緒ちゃんだったけど
ちゃんと好きだと思っていたし、好きだった。
彼女ができた二年の冬はこうして終わり
ついにいよいよ三年になる。
三年になると部活もいよいよ引退の時期で、ものすごく忙しくなってきた。
そのせいで、菜緒ちゃんと会える時間がかなり減った。
会えない時間が多いせいで喧嘩になったり、なんだりしたけど、何だかんだうまくやれてた。
ただそれも、部活が終わってから夏が来て崩れることになる。