少し前からメモ帳に続きを貯めてます。
出社前にそれまでに書き溜めたものを書き込んでから、家を出たいと思います。
それまで出来るだけ頑張ります。
投下は七時半頃になります。
でもそういうことは私に言わせてよね」
な展開なら幸せになれるのになwwww
違うんだ嫁。鼻琳は中国人だけど、偉人で本当はこの世には居ない存在なんだ。
なんて言えるはずもなく、むしろそんな事言ったら頭がおかしいと思われる。
そんなの嫌だ。
俺は土下座スタイル入ろうとした中途半端な形で固まった。
そんな何か考えてる俺のふざけた体勢?を見て嫁がついに激昂した…。
嫁は本気で怒ると近くにある物を手当たりしだい投げる癖がある。
まだ交際時代に、くだらない原因で喧嘩した時、嫁はでかい皿を俺に投げつけて
その割れた破片で足を切ったというマヌケだ。
テーブルの上のマグカップや可愛い動物の小物が俺に向かって容赦なく飛んでくる。痛い。スピード感が半端ない。
「あぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
駄目だ。このままだと部屋の全てが壊される!バーサーカーだ!怖い怖い怖い怖い殺されるぅうううううううううううううう!!!
「…っ嫁ぇ!聞いてくれ!」
言った瞬間、マズイと思った。
俺はついさっき真実を話すと決意したにも関わらず嘘をついた…。なんて情けないんだ…。
だけど怖かったんだ…。とりあえず嫁を落ち着けないといけないと思って咄嗟についた嘘だった。
嫁「……え…」
嫁は何を言われているか把握してないようだった。
よし!このまま畳み掛けるぞ!俺は狂った鳩時計のように喋りだした!
「そうなんだよ!ドッキリなんだよ!もし嫁がさ携帯をこっそり見た場合に発動する
悪戯ドッキリ!結構苦労したんだぜ!そんな怒るとは思わなくて…はは」
嫁の顔が良く見えない。多分凄い顔してたと思う。
「どうだ?手が込んでるだろ?あはは…」
嫁はプルプル震えている。それを見た俺は女優霊という映画を思い出した。
「うわぁあああああああああ!!!!!!もう嫌ぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」
ヒィィ!駄目だ!美味い言い訳を思いついたと思ったら駄目だった!ここまで追い詰められて
まだ自分の保身のために嘘をつくからこうなるんだ!天罰だ!
その時だった。玄関の開いた音がした。
ッエーイwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
俺がうずくまっている位置は、玄関からまっすぐのリビングだ。
つまり誰が来たのか見えたのですぐ分かった。
それは、嫁の父。つまり俺の義理の父、お義父さんだった。
助かった!しかし、心のどこかでもう逃げられない!とも思った。
俺は「その…これは…」とかゴニャゴニャ言っていた…。
思考が纏まらなかった。いろんな疑問が沸いてくる。
なんで御父さんがこんな夜に?車はどこに停めたんだ?飯は食べたのか?とか全然重要じゃないことを考えていた。
御父さんがリビングに入ってくる。
嫁は御父さんを見て少し冷静になったのか、床にひざを付いて泣いている。
「お父さん…うっ…グスっ…おとうさぁん”ん”ん”ん…」
「嫁子…。」
御父さんは嫁の肩を抱いて、落ち着くように促した。
ちなみに御父さんは凄いいい人だ。田舎の優しい牧歌的なおじさんのイメージそのまんまだ。
俺も大好きで…本当に大好きだから誤解されているのが辛くて、ここでちょっと泣きそうになった。
そして、嫁を落ちつけた後、ここに来た理由を御父さんは話した。
どうやら御父さんは、俺が自宅に帰る前に嫁から電話を受けていて相談をされていたそうだ。
そして今夜は家に居られそうに無い。迎えに来て欲しいと言われ、先ほど迎えにきたらこの有様…。
どうりで普段見ないちょっと大きいスポーツバックがあるわけだ…。
「夫君…事情は聞いているよ」
御父さんは優しく俺に話しかけた。「ええ、けど違うんです。……誤解なんです」俺は半泣きで言った。
だけど大丈夫、もう安心だ。この人が居れば後は誤解を解くだけなんだ…。
「ああ。分かるよ。男だもんな。…うん。分かるよ」
御父さんは少し気まずそうな笑顔で言った。
違うんですよ御父さん分かってないですよ…。しかもそんな所で懐深いアピール今されても…
すると、御母さんは蔑むような目で俺を見ていた。これは完全に汚い生ごみを見るような目だ。
完全に俺を誤解している。ああああ違うんだ。浮気なんかしてないんだ…。
御母さんは怖い。細木和子に似ている。けど顔が似てるだけでいい人なんだ。優しいんだ。。
俺は勇気を出して言った。「御父さん。全て誤解なんです…。全部話すから聞いてください…」
しかし御父さんは嫁の手を握り、座っている嫁を起こした。
「夫君。キミの言い分をまだ聞いていない。…しかし今は二人とも冷静じゃない。そうだろ?
また明日キミの話を聞こう。今日は…嫁子を実家に泊まらせるよ…」
御父さんはそう言って、泣いている嫁と一緒に家を出て行った。最後まで御母さんは生ごみを見る目で俺を見ていた…。
最初にビンタされた耳がまだ痛く、静かな空間に耳鳴りだけが響いた。
どうしてこうなったんだろう。どこから間違ったんだろう…。
自問自答の中、俺は割れたコップの破片、原型を留めていない小物などの破片を部屋用の小さな箒で掃除した。
ふと、壁にぶら下がっている写真立てが目に入った。
なんでもないただの一日に撮った写真だ。
遊園地に行ったわけでもなく、なにかの記念日に撮ったわけでもない、普通の日に撮った二人の写真だ。
写真立てを飾っている嫁に対して俺は「もっと特別なの飾りなよ」なんて言ったけど、
嫁は「これがいいの。これでいいの」って少し笑って言った。
その時の嫁の気持ちが分かった気がした。
俺はそこで自分のした愚かさに初めて気が付いて、号泣した。つまらない嘘をついて、嫁を無駄に苦しませて…。
明日にはしっかり全てを打ち明けよう!
そして誓った。謝って嫁をまた家に連れて帰って、幸せな普通の大切な日々を過ごすんだ、と。
後の問題はガンバレ
離婚フラグwwww
車で会社に向かう途中で、今回起きた事件の全てが鼻琳の所為だという妄想をこりずにしていた。
(俺の心の中に巣食う悪魔鼻りんめ。お前なんか華琳じゃない。お前は悪魔だ!
お前が俺を甘い誘惑の罠に嵌めて、全てを壊したんだ…!許さないぞ…!)
社内のトイレで顔に引っかき傷が見つかった。ちょっと瘡蓋になっている。みっともない。
同僚達に気づかれ、「どうしたの?その傷?」と言われたが、夫婦喧嘩ともいえずちょっと爪で引っかいちゃって…
と言い訳した。
皆さん。僕は鼻琳にそそのかされ、嘘を重ね、嫁に愛想をつかされたお馬鹿さんですよ。あは…あはは…
なんて永沢君と藤木君みたいな感じになってた。
そして、お昼に御父さんからメールが来た。
内容は、仕事が終わったらうちに来て話し合いをしよう。というものだった。
この後、嫁と義父と義母と話し合いをするのですが…。
そろそろ時間が迫ってきましたので出社します。
また16時頃にスレが残っていたら書きたいと思います。
徹夜出社とか久しぶりだなぁw
駄文に朝まで付き合ってくれてありがとう。
のメールを送って見せればよかったのに…
あーでもオタ趣味さらすのはきついか
グッズ捨てられて鉄道模型捨てられた人のコピペみたいに>>1がなるんじゃない
とりあえず自分の親も連れてけよ。お前の親はアリバイを証明できるんだしな。
あっ親も共犯かwwwww誰も信じないかwww
てか、親なんざつれて行ったら逆効果だろ
もう浮気ってことにしとけよ
俺が既婚でもオタクでもないから認識ずれてるだけ?
オタクを隠して交際して結婚したが故の悲劇だな
っていうかこのスレまだ終わってねぇのかよwwwwwww
あれって直接嫌いになったって言うと可愛そうだからって思う女側の気遣いだよね
それを察せず女は意味わからん理由で別れ話切り出すって逆上する男は見苦しい
保守ありがとうございました。ご期待に沿えるよう頑張ります。
>>289からの続きを投下させていただきます(劉備ちゃん)
向かう途中の車内で、どうにか上手い言い訳が作れないか、最後まで俺は性懲りもなく真実に抗っていた。
しかし駄目だった。やはり真実を話して、ありのままの自分を受け入れてもらうしかないと悲しいけど結論をだした。
初めから嫁にカミングアウトしてれば、義父と義母の前で恥をかかなくてすんだのに…。
でもしょうがない。これは全て鼻琳の策略、智謀、戦略に嵌ってしまった自分の責任なのだから。。
クソっ。鼻琳め。全てが無事に終わったら、お前の存在の証明…つまりアカウントを消してやる。ざまぁみろ。
深呼吸して覚悟を決めた俺は嫁家のインターホンを押した…
向かい合ったソファの片方に嫁が座っていた。なんだか生気がない……ゴクリ
俺は嫁に近づき、優しい声で話しかけた。
「嫁…ごめん…。けどちゃんと今日全部話すから。。全ての誤解が解けたらまた…」
「………」
よく見ると目が真っ赤だった。多分寝てないんだろう。
そりゃあ信じてた夫に裏切られて、その上あんなメールを見た日にはこうなる。
胸が締め付けられる様に痛かった。
これが小説とかでよく見る、締め付けられるような痛みかぁ…なんて呑気な事も考えてた。
とにかく早く!一刻も早く誤解を解き、嫁を抱きしめたい。。
今さらながら嫁の愛おしさ、愛らしさを再確認できた俺に対して、頭の中の鼻琳は
(よかったじゃんw再確認できてwwキヒヒヒ(`∀´)
なんてフザけた事を抜かしている。
引っ込んでいろ鼻琳よ。これからお前に引導を渡すんだ。フン。せいぜい怯えていろ。
嫁のソファの後ろのテーブルには御母さんが座っていた。
相変わらず俺を見る目つきは生ごみを見る目だった…
しかし、ちょっとだけその鋭い目つきに興奮しそうになったのは秘密だw
そして少しの沈黙の後、御父さんが口を開いた。
「さて夫君…。
私はね。嫁から聞いた話がとても信じられない…。キミがまさか浮気をするような人だとは思えないから…」
やっぱり御父さんは俺を信じてくれていた!素直に嬉しかった。
嫁はただ虚空を見上げていた。
「まず私が嫁子から聞いた話を夫君に話す。そして間違っている事実を私に話してくれ。」
「わかりました。その、…本当にくだらない行為が上手く重なってしまったんです…本当です。本当なんです」
「ああ。分かってる。分かってるぞ。ひとつずつ解消していこうな。な、嫁子も」
御父さんが仏に見えてきた。優しい。優しいな。きっと大丈夫だ。このまま落ち着いて話をすれば絶対解ける。
御父さんに、父の日にはきっとネクタイをプレゼントしよう。
「 キミが、 は な り ん という女性とメール交換をしていると聞いたのだが」
あぁ…。そこから話さなければいけないのですね…
しかしどうしよう… 鼻琳 は本当は 華琳 という名前なんです!なんて言えねぇえええ!
名前を改めたらなんか存在を認めているようではないか!!
そもそも考えてみれば、名前なんてどうだっていい事で、もうはなりんって事でいいや!うん!
と思い名前の訂正をあえて申告しなかった。
いきなりスイッチが入りそうだわ
一生ネタにされるわwwwww
俺は覚悟を決めた。言うぞ。全てを。まず最初の一歩を踏み出す!
「…御父さん。まずそこが違うんです。
…鼻琳からのメールは全て…俺の… 自 演 自 作 な ん で す !」
言った…。言ったよ!
俺は自分を褒めてあげたい。しかしこれではまだ全ての誤解は解けてない。
ここからが問題なのだ。
すると、それを聞いた御父さんが厳しい顔つきになった。
二次相手とはいえここまで逝ってたら、夫としても浮気してたのと変わらんだろ
浮気は誤解ですってどの口が言うのかと
俺は怒りの仏に少しびびったが、話を続けようとした。
しかし、遮るようにそれまで黙っていた嫁が口を開いた。
「それ”…ゲホッゲホッ!」
嫁は久しぶりに言葉を発したせいか、声が上手く出ないようだった。それが今でも印象に残っている。
「…それって昨日私に言った、驚かせようとしたドッキリって話…?
また…そんな嘘…つくの…?」
「違うんだ…嫁。いや違くないごめん。それは実は嘘なんだ…。あの時はあわてて咄嗟に嘘をついちゃったんだ…。ごめん」
「また…嘘じゃん……ふぇ…うっ…う”う”う”う”ぅぅぅぅ……ばかぁぁぁっ!……」
嫁が泣いてしまった…。あんなつまらない言い訳使わなければ良かった…。畜生…。嘘カウント1増えた…。
「…怪しいと思ってた…通帳もぉ…うっ…グス…クレジットカードも…夜に帰ってこないのも…ふぅう”ぅ”ぅ”ぅ”ぅぅうぅ…」
御母さんの俺を見る目が、生ごみよりさらに汚いうんこを見る目にレベルアップした!
やっぱり怪しまれてたのか…。だけど全ては誤解なんだ。これからその誤解が一つずつ解けていくはずなんだ!
俺 の カ ミ ン グ ア ウ ト が つ い に 始 ま る …
1.自分はオタク。だが妻に嫌われるのが怖くて言えなかった。
2.はなりんというのはアニメのキャラでそのキャラが大変気に入っていた。
3.気に入りすぎて妄想プレイでメールのやり取りを自作自演で行っていた。
4.昨夜はキャラグッズが実家に届いたので取りに行って遅くなった。
浮気騒ぎになる前にカミングアウトしてればヲタなのは許容されただろうし
3はバラさずに済んだものを…
○落ち着かせようとしてあわてて咄嗟に嘘をついちゃった
こう言っておけば理由になったのにな
大差ねぇよwwwwww