エコ・エネルギーや環境問題についての作文
「先生なおしたから、明日までに清書してね」って渡された俺の作文はかなりの部分を添削されてた
添削というよりも、文章の中で主張してることを書きかえられてるというか、もう担任の作文状態
元は「水蒸気爆発で電気おこせたら煙もなくてエコクリーンじゃね?」レベルの夢見てる話なのに、
添削後の文は「火力発電による公害の危険性、原子力発電による汚染の危険性」って、なんか凄い難い感じ
そもそも俺の作文中には原発なんて一言も書いてないのに、妙に原発危険!って話をぶっこんできてた
今思うと主義主張が過激な方向に傾倒してた先生だったわ
担任にこれでは俺の作文じゃなくなると抗議したけど、担任は「生徒は先生の言うこと聞きなさい」ばっかりで引かない
なので抗議パフォーマンスとして清書しないまま家に帰った
そしたら、家にわざわざ電話入れてくるし、俺は親に怒られるし、翌日の朝の会でネチネチトゲトゲされるしで散々だった
俺は絶対清書してやるもんか、そんなに言うなら先生が書けよ!俺は知らん!って意地になってしまった
でもそう言ったら先生はまた叱ってくる、授業中も態度が刺々しいしで俺は疲弊してた
小学生にとっての学校って世界のすべてだし、というか授業はほとんど担任がやるし、
友人たちは気にすんなガンバレって応援してくれたけどマジ応援するだけで手助けしてくれないし
こうなりゃ先生より偉い人の力を借りよう!と考えた俺は、次の日の昼休みに校長先生に相談した
当時の校長先生はとても生徒思いで、校長先生の手が空いてる時の校長室は生徒お悩み相談室状態になってたんだ
担任が理不尽に俺を叱ってくると相談したら、校長先生は親身に話を聞いてくれた
感情高ぶりすぎてうっかり泣き出しても校長先生はなだめてくれたし、
俺の話すこと全部信じるんじゃなくて、ちゃんと原因や事情とかも聞いてくれて、マジ校長先生いい人
で、校長先生と担任の間でどんな話があったのかはわからないけど、俺の作文は文法添削程度で済んだ
担任からの謝罪はなかったけど、学校生活に支障出る刺々しさはなくなったから俺的には満足
元校長先生夫婦と、うちの家族で温泉旅行いってくることになって思い出した過去
頭のいい子どもだったんだなあ。
自分なら何の疑問も持たずに言いなりになってたか、
気づいても怖くて黙ってたと思うわ。