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: ゆき 2014/06/22(日)12:21:27 ID:byxCou3S4私も、ぼーっとすることが多くなっていました。停滞期というやつかもしれません。
ゆきのお婆ちゃんが、家に訪ねてきました。野菜のおすそ分けをしてくれました。
玄関に腰掛けて、お婆ちゃんは言いました。
ゆき婆「1ちゃん、ゆきと喧嘩でもしてるのね?」
1「」
ゆき婆「今週の初めくらいから、ゆきが元気ないのよ」
ゆき婆「いんにゃ、ゆきも自分が悪い自分が悪いって言いよるよ」
1「えっ」
ゆき婆「すれ違いねぇ」
お婆ちゃんは、にやにや笑っていました。
美形の性格良い幼なじみに熱愛されるとか二次元でしか有り得ないことを
実現してるのが凄いわ…前世で、よっぽど徳を積んだんだな
殆どの人にはこんなラッキーイベント起きること無く
青春なんてものも無く無味乾燥な、むしろ苦痛よりの一生を送るというのに…
1はゆきを逃したら後が大変だろ結婚エンドを望むわ
1「まあ、たしかに」
ゆき婆「だからね、1ちゃんといると、すごく頼もしく見えるのよ」
1「そうですか?」
ゆき婆「そうよ。だから、良かったら、1ちゃんが大人になってリードしてくれんかw」
1「…」
ゆき婆「勿論、腹が立つだろうけど、ゆきもゆきなりに、1ちゃんを大事に思ってると思うんよ。だから、 ゆきと仲直りしてくれんか。ゆきのことを任せられるのは、1ちゃんだけなのよ」
1「します、します。今すぐにでもします」
涙目になりながら言いましたw
お婆ちゃんが帰った後、すぐにゆきの高校へ向かいました。
丁度部活が終わっていたようで、ゆきが俯き加減で校門から出てきました。
1「よう」
ゆき「!!!??」
1「お前のばあちゃん嫁にくれよ」
ゆき「は、え?は?」
1「ごめんなさい」
私は校門の前でおもいっきり土下座しましたw人に見られてなくてよかったw
1「ゆきのアピール無視してごめんなさい。男として見なくてごめんなさい。ゆき、先輩よりずっと格好いいよ」
ゆき「ちょww顔あげて」
1「ゆき愛してるよ」
ゆき「うん、うんww俺もwwだから止めて、脚火傷するよww」
ゆきに引張り上げられました。アスファルトあつい。
ゆき「ばあああああああちゃあああああああああん」
1「めっちゃ良い女ですね」
ゆき「あー…」
1「ちゃんと話し合うか」
ゆき「うん。俺も、ごめん。我儘言ってごめん」
私は素直に、ゆきのことは好きだけど、そういう行為に少し抵抗感があると告げました。
ゆきは真剣に聞いてくれました。
私は、ただ、ゆきに魅力がないということではないと付け加えました。女装のことが気になってる訳じゃない、と。
詳しいことは伏せますが。
そういうことも、ちゃんとゆきに話しました。
ゆきは、納得したようでした。1ちゃんがそういう気持ちになるまで、ちゃんと待ちたいと言ってくれました。
ゆきは、喧嘩した日から全然部活に集中できなかったと漏らしました。
1「精神弱っ」
ゆき「いやいや、だって思いっきりこけちゃったもん。膝見てよ」
ゆきの膝には、大きい絆創膏が張ってありました。私はふざけて、そこに触れました。
ゆきの体が強張りました。痛いの?と聞くと、いや、別にと歯切れが悪い。
ゆきは、真っ赤になっていました。その顔を見ていたら、どうしようもなく、胸がぎゅーっとなる感じがしました。
ゆきはびくっとなり、「汗かいてるよ」と言いました。
気にせず、ほっぺたをぷにぷにしまくりました。ゆきは、目を逸らしながらもじもじしていました。
そっと顔を近づけると、またびくっとなりました。
もうなんか、暑さにやられて、私はゆきにキスをしました。
勢い良くしたので、歯と唇が当たって痛かったw
しかも眼鏡のままなので、ずれたしw
1「ごごごごごごめん」
ゆき「い、いや、いいけど、いいけど」
1「なんか、ほら、暑いから。暑いから」
ゆき「うん、そうだね、うん」
私はごめんごめんと呟きながら顔を背けました。
ゆき「1ちゃん、平気なの?」
1「は、はい?」
ゆき「俺にちゅーしても、平気なの?」
1「い、いや。うん、別に」
ゆき「そっかー。嬉しい」
ゆきはふにゃっと笑いました。恥ずかしくて、顔中に汗が噴出してきました。
ゆき「良かったら、こっち向いてくれない?」
1「…」
ゆき「1ちゃーん」
下を向いたまま、ゆきのほうに顔をむけました。
ゆきが顎を優しく掴んできました。びっくりして、「うおっ」と叫ぶと、ちょっとふきだしていました。
ゆきがまた、キスしてきました。この前のように唇を噛まれて、音を立ててきました。
くすぐったくて、逃げようとすると、頭を押さえられました。
ゆきが小さい声で、口を開けてほしいと言ってきました。
なんで、と言おうとして口を開けると、ゆきがいきなり舌を入れてきました。
ちょっと、不覚にも、ちょっとだけとろんってなりました。力が抜けました。
ゆきは女の子みたいな、甘えた声で喘ぐみたいにしながら、何回も何回もキスしました。
私はずっと、硬直していたと思います。
ゆきは私の髪に顔をうずめて、ぎゅーっとしてきました。
ゆき「苦しかった?」
1「いや、うん、別に」
ゆき「しちゃったね、べろちゅー」
1「うんw」
なんとなく、おかしくて、二人で笑いました。
>>1は余計な事を考えずにどんどん頼むで
ゆきは今まで以上に私にあまえるようになりました。
私も、べろちゅーの一件以来、あまり遠慮がなくなったと思います。
人生の中で、一番楽しくて、充実した夏でした。
海も行ったし、バスケの試合も観に行ったし、まあ余談ですが、本当の意味での脱喪?もしたりして。
母が退院し、私も帰ることになりました。
夏休みが終わって欲しくなかったです、正直。
私が帰る日、ゆきはあの日と同じように、拗ねて玄関に立っていました。
1「うんw帰るww」
ゆき「死にそうなほど寂しいんだけど」
1「うん、そうだね」
ゆき「…楽しかったねー」
1「うん」
ゆき「…」
1「…」
ゆき「ここに住めばいいのに」
1「あはは」
ゆき「…はー」
荷物を全部まとめ、おばちゃんとゆき婆と、近所の人に挨拶をして、
お婆ちゃんが号泣しながら、ゆきの背中を小突いて、ゆきを押し出しました。
ゆきは赤い目をしながら、送ってくとぶっきらぼうに言いました。
蝉の声とか、田んぼの咽かえるみたいな土の匂いとか、ゆきの汗ばんだ手とか、
そういうものとは全部お別れなんだなー、と思うと
やっぱり我慢できなくて、私はしゃっくり上げながら泣いてしまいました。
ゆきも、触発されたように泣きはじめました。
二人でわんわん泣きながら、バス停まで歩きました。
ゆき「1ちゃんさぁ」
1「なんよ」
ゆき「前引っ越す時、全然泣いてなかったのにさぁ」
1「うるさい」
ゆき「あのさー」
1「なんよ」
ゆき「1ちゃん、服何か一着でもいいからちょうだい。あの時みたいに」
ゆきは、受け取って、涙声でありがと、と言いました。
そして何を思ったのか、自分の着ていたTシャツを脱ぎました。
1「ちょちょちょちょwww」
映画みたいな感動のシーンで何やってんだこいつww鼻水でたわwww
1「いらねぇえwww変態www」
ゆき「そう言わんで、もらっでよ゛ぉ」
1「wwwwおまわりさんwwww」
ゆきの奇行に爆笑してると、バスが来ました。
立ち上がると、ゆきがまた、手を握ってきました。
1「バス来ちゃうよ」
ゆき「1ちゃん、ばいばい゛」
1「うん、ばいばい。メールしようね」
1「あほかwwしないわwwwってか、しゃっくりで何言ってるか分かんないよww」
ゆき「まだっ、来て、ねっ」
1「うん。来る。絶対来る」
バスが止まって、ドアが開きました。私は一回だけ、ゆきをぎゅうっと抱きしめました。
ゆきは、涙でぐちゃぐちゃの顔で、ドアごしから何か叫びました。
私は急いでバスの後ろの席に行って、彼に手を振りました。
ゆきは手がちぎれるくらい、ぶんぶん振っていました。
その姿がすごく情けなくて、切なくて、泣きました。
しかし五分後、そこにはバスの座席で爆睡する1の姿が…!!
いえ、何か泣きつかれて寝てしまいましたw
バスを降りて携帯を見た途端、ゆきからの大量のメールがあり、ちょっと引きました。
すまん、ゆきw
結論から言うと、ゆきとの交際は今でも続いてますw
私は今20で、地元の大学に通っています。ゆきと同じ大学に行きたくて頑張りましたww
この長ったらしい話を書こうと思ったのは、この間、ゆきと一緒に使ってるクローゼットから
例のスカートとブラウスが出てきたからです。
ちなみに奴の女装癖は今でも健在です。かわいいです。
そんな、妹みたいな、友達みたいな、私の大事な男の子の話でしたw
終わりです!!!
クソスレ失礼しました!!!ww
何か質問とかあれば、どうぞ!
時かけ観てるようだった
これからも仲良くな!
男だけど、女装っていいね!
ありがとうございますww
これ>>278
>ゆきと一緒に使ってる
同棲してんの?
はよ結婚しろ
そして、またスレ建てろ
ゆきと初めて最後までしたのは、19歳のときです。
内容は面白かったが