旦那のウワキ電話を聞いて、何かがキレた私の話。
テレビとか見ても笑わない人だから、ちょっと興味があって、こっそり耳を傾けたら、女とラブラブ電話の最中。
「ん~?俺も淋しいよ!ほんとだよぉ~、まおタンがい・ち・ば・んだーい好き☆」だって。
そこで、指先が冷たくなってくのが自分でも分かって、何か、壊れちゃったんだろうな。
あ、録音しなきゃ、と思って、自分のカバンからデジカメ(趣味が写真で、いつも持ってる)取ってきて、録音開始。
「また○○ランド行こっか!今度は泊まりでさ~」とか、言い逃れできないワード抑えたところで、リビング突入。
旦那、「ひゃっ!」とか言って、反射的に携帯投げ捨てた。ソファに。
「え、な、何?」キョドる旦那に「旦那君だけ○○ランド行ってずるーい!私もまおタンとお喋りしたいの~」と追い討ち。
このときの自分の神経が、今ではまったく理解できないが、なぜかぶりっ子キャラを通そうとする私。
「ね?ね?いいでしょ?まおタン呼んでよ~」と強請る私に、旦那「いや、それはちょっと…」と渋る。まだパニくってる。
「えー?やーだーやーだー!今呼んで!まおタン呼んで~!」
ソファに旦那突き飛ばして、クイックルで力いっぱい叩き続けた。
「ねーねー、呼んでー?呼んでよー!」ニコニコしながら殴打する私を見て、旦那、身を危険を感じたのか、まおタンに「助けて!早く、ウチ来て!」と連絡ww
まおタン、ウチの住所知ってた。
30分位して、チャイムが。「あ、まおタンだ!」と、ルンルンでお出迎え。
私が玄関へ移動すると同時に、寝室へ猛ダッシュして引きこもる旦那。
まおタン、超可愛かった。青ざめたバンビちゃん。
まおタンの手を引いて、リビングまでご案内。茶は出さん。
旦那、携帯電話置いて逃げてたw中を見れば真っ黒。
「へー。まおタン、旦那君のこと、アッキー(仮名)って読んでるんだぁ。ねね、この『だぁ』ってなぁに?教えてー?」
「……」
「言えよ」
「…それは…ダーリンの略でry「うん知ってるー☆」
等々、羞恥プレイ繰り返してたら、まおタン、さめざめと泣き出しちゃった。
「あ、ごめんね?せっかく来たのに、アッキーに会えなくて寂しいよね?アッキーに会いに行こっか~」
まおタンの腕を掴んで、寝室へ移動。まおタン、足がガクガク震えてんのwバンビちゃんw
寝室は鍵付いてないので、簡単にアッキーに会えた。ベッドの隅で「い、嫌だぁ!」とか半べそかいてるの。
来るなと騒ぐ旦那無視して、髪掴んでベッドから落とした。「ひぃぃ!」とか叫んだ。
「だーい好きなまおタンが、寝室まで来てくれたよ?お泊りしたかったんでしょ?」
旦那、念仏みたいに「ごめんなさい」と言い続ける。
それを見てたまおタン。寝室には入れず、廊下にへたり込み、「すみませんでした…」って泣き出した。
「○○まおさん。あなたの名前、一生忘れないから。どんな手段使っても探し出すから」
「あ、あの、あの」って取り繕うとする旦那無視して
「朝ごはん、今日ベーコン無いから、ウィンナーでいい?」と、いつも通りの返答すると、ホッとしたような旦那の顔。
ニコニコして、「うん!」って返事するから「まおタンとお泊りできてよかったね」って言ってやったら、なんか呻くようにうずくまってた。
許すわけねぇだろ、バカが。
その後、弁護士入れて、両方から慰謝料貰って、サクっと離婚した。
キチ○イじみた行動取った暴力妻なのに、それでも再構築を願った元旦那の思考が理解できない。
あんな狂った行動取れた自分が、振り返ってみて恐ろしい。
まおタンはしでかした事の大きさ(一年付き合っといてw)に怯え、あとは大人しいもんでしたよ。
慰謝料もしっかり払ってくれたし。
再構築を望む分、元旦那の方が厄介でした。
二人に口裏合わせられてばっくれられなくてよかった、と読んでて思った。
やっぱ浮気するやつって、カスだわ。