いきなりの出来事に俺は痛みでうずくまったらガンガン背中を椅子で殴りつけられた
とりあえずどうしていいか分からなくて頭抱えて亀になってた
ババアが「ケーサツ呼んで!」みたいなこと叫び始めて一瞬攻撃が止まった隙に華麗にローリングして窓際に退避
とりあえず、痛いのを我慢して「何なんだよぉ!」って泣き声で叫んだ
周りにいた客がババアを抑えてくれたおかげでどうにかババア止まった
店員の女の子が俺の頭に雑巾を押し付けたんだよ
するとビックリ血塗れだよ
ババアは終始興奮して「ケーサツは!?」とか「この泥棒!」とか叫んでた
ババアが言うことには全く身に覚えがない
10分くらいして警察官が来た
その頃にはババアは少し落ち着いていて「絶対に許さない」とか俺を睨んでいた
警察官が話を聞いたところ、先日の夜にバイクに乗った男に鞄をひったくられ、大金の入った財布やら家鍵とか貴重品もろもろ持って行かれたらしい
で、その犯人が俺だっていうわけだ
その日の夜は友達と飲んでたし、そもそもバイクの免許をもっていない
でも警察官の人は署で話は聞くって一点張り
多分この時点で警察官の人は俺を犯人だと思っていたと思う
金髪でチャラいカッコをしていた俺が馬鹿だったのかもしれないけど、警察官はババアの心配しかしてない
「お怪我はありませんか?」とか「もう安心してください」とか
明らかに俺の方が重症なのに
警察は当たりハズレ激しい(ほぼハズレ)だからな
人違いで頭かち割っといて被害者面ってどこの連合のババアだよw
金髪とか関係ない。悪いのはひったくった輩とヒステリックババアだ
しかも徒歩で
血塗れの男が警察官に連行されるとか、周りからみたら俺が暴力事件でも起したように見えただろうね
実際そう思われてたから俺はこの事件の後、いろいろあって引っ越したよ
派出所で警察官とババアと話す事になった
ババアの証言は
犯人と同じ服を着ていた
それだけだった
なんとなく無罪放免な予感がする
「他には?」とか「顔は見た?」とか聞いても
ババアは「顔は隠していたし後ろ姿しが見ていない でも服装が一緒」だとよ
そもそも後ろからバイクでひったくられて顔見てたらどんな超反応してんだよ
つか顔隠さないでひったくりする馬鹿いねぇだろ
確かに俺が着てたアロハは特徴的かもしれない
それだけで犯人と決めつけるならアロハシャツ着てる奴は全員同じ目にあっていただろう
ババアが「それにこの人金髪だし」と言ったら
警察官が嬉しそうに「何?髪型とかみたの?長さとか分かる?」とかなんとか
俺は矛盾多過ぎじゃね?とか思いながら聞き続けた
ババアは「見てない
でもこの人金髪だもの」
は?
ワケの分からん理論に同意していた警察官をみて俺はついにキレた
キレたと言っても暴れたりしたわけじゃないけど
ババアの証言にもなってない証言を全部指摘した
だんだん思い出してイライラしてきたからちょっとおふざけしながら書く
俺「…本当にそれだけで俺を犯人だと思ったんですか?」
ババア「しらばっくれちゃって!
早く返しなさいよ!泥棒!」
警察官「…」←無言で俺を睨む
俺「だいたいさ、夜道を後ろからひったくられてちゃんと姿確認できたんですか?」
ババア「したわよ アロハシャツが証拠じゃない!」
って考えなのかしら
ばばあおっかねーわ
まあハゲはスケベ 絶倫てのと同じだな いや違うか
ババア「当然よ 忘れるわけないじゃない!」
俺「ふーん…じゃあ、背中のロゴは何て書いてありました?」
ババア「え、英語なんで読めないわよ!」
俺「…じゃあ柄は?」
ババア「花柄よ」
俺「まぁアロハですからね
普通は花柄でしょう
じゃあ…その花柄の色は?」
ババア「そ、そんなの知らないわよ!」
俺「そうですか。ハッキリ覚えてるんじゃないんですか?」
ババア「ぬぅぅ…!」
俺「だいたい夜道で暗いのに本当覚えてるんですか?
しかもバイクで一瞬だったんでしょ?」
ババア「いい加減にして!」
俺「いい加減にするのはあんたでしょ?
アロハ着てるだけでいきなり椅子で殴りつけるとか、普通に考えたらそっちが犯罪だろ
警察官さんも何で俺が殴られて血塗れなの放置してるんですか?
いい加減病院行かせてください
それともこのババアの証言を信じて俺を逮捕するんですか?」
間も無く上司の人が来て、ババア厳重注意だけで済まされた
俺は額を3針縫って、肋骨にヒビが入っていた
ババアから電話がかかって来て、謝罪かと思ったら、俺が犯人じゃない証拠はあるのかという内容だった
警察官を再び呼び、好きなだけ言わせた
そして全部論破してやった
ここでババアとは一応終わった
傷害罪で本当に訴えようと思ったが、お金が無いのでやめておいた
現行犯だから手続きも面倒臭くないしな
大体治療費どうしたんだよ
医者への説明の仕方によっては保険効かねーだろ
どうやら警察官に連れて行かれるのを店長に見られてたらしい
事の顛末を話すも聞き入れてもらえず、俺はバイトを辞めた
家ではもともと仲がわるかったのが更に悪化
親は「恥ずかしデラ 」
近くに住んでいて欲しくないらしいので再びバイトして半年くらいで引っ越した
あれ以来親とは連絡していない
今は金髪もやめてアロハも着てない
これで終わり
あの時はなぜか裁判になるとか考えてた
ってか今も思っていた
でも正直めんどくさいしもう関わりたく無かったな
ちなみに治療費はババアが払った
そんな毒親も絶縁して正解。
ポジティブにいこうや。
謝罪するなら~って電話番号教えたり
最近はそうでもないだろうけど