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:名無しさんの初恋 2013/09/27(金) 17:23:30.21 ID:TGOBPwZG.net頬にペシペシ叩かれる感覚で目が覚めた。
俺:「んんんー」
なぎさ:「もしもーし、俺さーん」
俺:「・・・おー、起きたの?」
なぎさ:「いや、俺の方ががっつり寝てたよ?」
俺:「・・・おー、すまん」
なぎさは優しく笑いながら俺の頭をポンポンしてきた。
なぎさ:「ごめんね。疲れちゃうよね」
なぎさ:「いっぱい頑張ってくれてありがとう」
なぎさ:「ううん。 私の為にここまでやってくれる人は俺以外にいないよ」
ふふっと笑ったなぎさに
あー、やっぱり可愛いなぁと思った。
俺:「なぁ、キスしていい?」
なぎさ:「・・・へっ!?」
俺:「ダメっすか?」
なぎさ:「なんで、改まるのよ!」
布団を寄せてもぞもぞしているなぎさ。
超絶かわうぃぃぃぃぃぃぃ!
なぎさ:「んっ! いいよ!」
何か決心をしたように目を開く。
と思ったら胸ぐら掴まれて思いっきり引っ張られる。
で、思いっきりキス。
なんか、俺の思ってたのと違った。
なぎさ:「だって、恥ずかしいんだもん」
顔をマジで真っ赤にして布団をバサバサ振り回して暴れる。
なんやかんや、なぎさは元気そうだった。
俺:「お前さぁ、好きな人いるの?」
なぎさ:「いるよ」
即答された。
俺:「好きです」
なぎさ:「私もです」
なんか物語みたいにはならなかったけどそれでも伝えられたことが嬉しかった。
それでも、付き合ってくださいとは言わずに俺は保健室から出て行った。
授業に戻り、それから、放課後。
好きだって伝えたことにふわふわしながら帰宅した。
夢みたいに思って、なんかよくわからないテンションになっていた。
変態:「さて、それでは終わらしに参りましょう」
俺:「お、おう」
最後の作戦。
変態:「まずはなぎさちゃんにはこの間同様に教室に行ってください」
なぎさ:「・・・うん」
変態:「あ、大丈夫ですよー。嫌なことが起こる前に終わらせるんで」
ニコニコ笑いながらなぎさに話しかける。
見てたら安心するような笑顔なのでなぎさも少しは安心しているようだ。
変態:「俺さん、後半は俺さんに任せます」
俺:「おう」
変態:「では、終わらせますかー」
かるーいノリでなぎさの教室までやってくる。
中は授業中で、その時もなぎさの担任の授業だった。
それを俺と変態は廊下の曲がり角から見届ける。
少し経ってから、教室にに近づき中の様子を伺う。
相変わらず、百合香とその他三人はなぎさを見てニヤニヤしていた。
変態:「相変わらずぶっさいくな笑い方ですねぇ」
百合香達を見ながら変態がボソッととつぶやく。
相当お気に召さないらしかった。
なぎさの机の上にあった教科書に百合香が手を出そうとした瞬間。
変態:「行きます」
それと同時に2人で前のドアから突撃した。
バンッ!
変態が勢いつけすぎて、ものっそい音が廊下に響いた。
クラスは何事かと音のした方向を見ると俺たちが立っている。
変態:「どーも、ちょいとお邪魔しますよー」
担任は少し怒った様子で俺たちの方へ寄ってくる。
変態:「授業? これ授業なんすか?」
先生:「はい?」
先生は意味がわからないという風に小首を傾げていた。
変態:「見てる限り、動物園の飼育小屋にしかみえませんけどねぇ~(笑)」
先生:「変態君、言っていいことと悪いことの区別ぐらいつかないの?」
変態君:「あんまりふざけた事ばっかり言うなよ新米」
出た。雰囲気一変。
変態の周りの空気が凍った。
先生すら、黙ってしまった。
変態がiPhoneだったかスマホだったか
それにコードをつけたものを、クラスの据え置きのテレビに繋ぎ始める。
なぎさの教科書が真っ黒なことや、百合香達が消しカスを投げている様子などが写っていました。
変態:「百合香ちゃん、これなんかわかるよねぇ?」
百合香:「はぁ? 知らんしー(笑)」
変態:「これやから動物園の飼育小屋だって言ってんだよ」
百合香の顔をムスッとした表情に変わる
変態:「知能の足らん猿が調子乗るなよ」
ドスの効いた声。
聞いてる側は本気で怖い。
変態:「ええか? お前らこれがどういうことがわかるか?」
百合香:「なに? いじめとか言うつもり?」
余裕ぶっこいている百合香に鼻で笑うと変態が俺に目配せしてきた。
俺:「いじめじゃねぇよ」
ここからは俺の番だった。
そう言うとケタケタ笑出す。
本当にムカつく女でございました。
俺:「いじめなんてねぇよ。 お前らがやってんのはただの犯罪だからな」
百合香:「なに大げさなことゆってんのー(笑) マジ正義感ぶって笑かすわぁ(笑)」
百合香:「つーか、それ見せただけであんたなに言ってんの? 投げ合ってたのはこいつにぶつけるためじゃなくて、遊んでただけだっての」
俺:「そんな言い訳が通用すると思うなよ? 教科書を塗りつぶしたのも、なぎさの物をとって隠したのもぜんぶお前がやったんだろ」
百合香:「しらなーい(笑) 証拠見せてよ証拠!」
このクラスにあの女の味方をするやつはいない。
完全にボスは自分だと百合香は思っていた。
だからこその、怠慢、豪語、余裕。
そんなものは、変態の前ではまるで意味はない。
テレビ画面の映像が変わる。
それはなぎさがまだ保健室登校になる前。
教室になぎさがいて、休憩中のなぎさの席だった。
そこになぎさは写っておらず
百合香、紗季、明里、麻衣の姿。
なぎさの机をコンパスで刺したり、教科書に落書きしている真っ最中でした。
変態:「山猿のボスが従えてるのは、同じ穴のムジナの山猿だけってことですよー」
百合香:「?!」
百合香の表情が凍りつく。
ありえない!とでもいいたげな表情。
変態の作戦の、概要。
それは、公開処刑だった。
俺:「いじめなんてことは、本来どこにも存在すらしてない。いじめってのは、ただの犯罪だからな」
いじめはただの犯罪。
子供だからまだ考えが追いつかず犯罪だからないう認識のない犯罪。
人のものを取れば窃盗。
人のものを壊せば器物損壊。
人を傷つければ傷害。
それを裏返せばどこのだれもがいじめと言い換える。
ならば、表にかえしてやれば、犯罪なのだ。
俺:「世間一般で言われてるいじめはただの犯罪なんだよ」
百合香:「・・・」
俺:「お前が言ってることは、ただの言い訳。ガキが怒られたくなくて、一生懸命言い訳してるだけなんだよ」
俺:「犯罪をつごうのいいように言い換えてるだけだ!」
クラスじゅうがシンっとなって黙りこくっている。
俺:「いじめるのなんて簡単だ。犯罪者になればいい」
俺:「それを笑ってるやってるお前らはただの犯罪者だってことを自覚しろ!」
変態がそう投げかけると百合香はもうどうしていいかわからないように固まった。
先生:「ちょっと度が過ぎちゃっただけよね?」
いきなり担任が話し始める。
先生:「犯罪者はないでしょう? それを言われてる傷つくひとがいるのがわからない?」
いかにも正論です。
みたい感じで喋り始める。
それに対し、百合香が「そ、そうよ」みたいに同意する。
ここで、ついに変態が本気で追い詰める。
変態:「先生、いや、自己中。お前、自分の発言の意味わかっていってるんやろな?」
先生:「・・・!」
変態:「わからんのか? お前も共犯じゃ言っとんのや」
変態:「それは、クラス全員を引っ張って行くのを任されとるってことや」
変態:「聞けば、なぎさちゃんが保健室登校になって話し合いにも行かんかったらしいな?」
変態:「なんでや?」
言葉遣いもなにもない。
完全に切れた変態にはぐぅの音も出ない。
先生:「・・・」
変態:「答えれんのか? そりゃそうじゃろうよ」
教卓をぶっ叩いて変態が咆哮する。
変態:「お前は自分のクラスのめんどくさい部分は全て見て見ぬ振りをして、逃げとるだけじゃもんなぁ!」
変態:「クラスのうちの一人がいじめられようと、私は関係無い!このクラスは私のクラスだ!楽な方へ逃れて行けばいいって思っとるからやろうが!」
先生が吠えた。
先生:「社会も知らんガキが大人の仕事に口出すんじゃないの!!」
先生:「あんたの安っぽい考えで、人にものわ、いうのはやめなっ!!」
ボロカスに言われ続けてついに先生も切れ始める、
しかし、そこでも流石の変態。
変態:「そうじゃ。俺はまだガキじゃ。じゃから、お前には俺じゃなくて、この人にぶちまけてもらうわ」
そう言って、前のドアの方を見る。
俺:「お願いします、康子先生」
前のドアから入ってきたのは康子先生だった。
先生:「!」
康子:「あなたは、教師ではありません」
先生:「はっ?! あんたみたいな教師にそんなこと言われる筋合いないわよ!」
康子:「教師は!!!! あなたのような人では決してありません!!!!」
康子先生が叫ぶ。
この日の言葉は重い。
それは長年の経験、学び、そういったものを本気でやってきている人の言葉だった。
康子:「教師はいついかなる時でも、生徒のことを一番に考え、自分の身を削ってでも生徒の日常を守る仕事です!」
康子:「勉強だけ教えるのも、いじめを見逃すのも、全て教師の仕事ではありません!!!」
静まり返った教室は、康子先生の声がよく響いた。
康子:「教える師匠と書いて教師です!! それはこれからの人生を歩んでいく次の者達に、生きて行くことを教えて行く人間のことです!」
ただ単純にすごいと思った。
この人は、話す時は話し、怒る時は怒る。
全て生徒の一人一人を思ってこその行動をとる。
そういう教師だった。
康子:「自分のクラスのいじめを見て見ぬ振りをするなら、今すぐこの教室から去り、教師をやめなさい!」
康子:「教師っていうのは、新人だからミスしても許される会社や他の職業とは違うの!」
康子:「教壇に立てば、どんな人でも教師として働かなくてはならない。新人でもベテランでも子供達に本気で寄り添って行かなくちゃいけない」
康子:「自分の手に負えないからその問題を無視するなら、あなたは何のために教師になったの! あなたを信頼している子供はどうしたらいいの!」
康子:「教師は辛いし、キツい。お金も特別いいものじゃない。それでも、自分がやりたいと思ったからここに立ったんじゃないんですか?」
康子先生の言葉に黙りこくる担任。
多分、誰でもこと人の言うことに反論できる教師はいないだろう。
康子:「生徒に嫌われるのはきついでしょう。ならば、嫌われないようにクラスの権力者に媚びへつらうくらいなら、やめてしまいなさいっ!」
本当の教師の本当の言葉。
それは、重たいものだった。
子供の時の俺ですら、重たいと感じた。
そこで、百合香達が騒ぎ始める。
百合香:「つーか、誰よっ! 裏切ったの!」
人でも殺しそうな目で周りを見つめる。
紗季も明里も麻衣も周りを見渡す。
みなさん読んでくれてて嬉しいですねぇ。
なにか質問あったら書いてください。
これはバッドエンド?
裏切ったのは誰だと叫んでもそんなんでてくるのわけないだろ。
と思っていたら。
男1:「俺だけど?」
えぇー、でてくるのかよ。
さすがにびっくりしましたね。
百合香:「は? あんたなにしてくれてんの?」
男1:「別にお前と協力してる気は無いし、俺の勝手だろ?」
百合香:「ちょ、あんた!」
変態:「おい、百合香。さっきも言ったよな? ボス猿が従えてんのは同じムジナの猿だけだって」
百合香:「なにがよっ!」
変態:「」
変態:「この問題に協力してくれた人を教えてあげましょう! はーい、じゃ手伝ってくれた人手ェあげてぇー!」
俺もは?ってなった。
いじめていた本人達が以外の全員が手を挙げた。
百合香:「・・・ぇ」
変態:「いつから自分がこのクラスをまとめてると勘違いしていたのかは知らんが、これが現実です」
ついに百合香は泣き出してしまった。
そりゃ、こんだけ言われたら泣く・・・
変態:「お前が泣くなぁ!!!!!!!!」
変態の怒声が響き渡る。
鬼、完全なる鬼です。
変態:「お前の涙に価値があると思うなよ! 一番泣きたいのはなぎさちゃんなんじゃ! お前が泣ける立場だと勘違いしてんじゃねぇぞ!」
変態:「泣くまえに謝罪の一つでも出来んのんかい!」
百合香:「・・・っ!!?」
もう追い詰め方が尋常じゃない。
マジで、変態には逆らわんと思った。
百合香:「・・・ごめんなさい」
悔しそうに、呟いた。
なぎさも複雑そうな顔をしていた。
変態:「今回、なぎさちゃんが大事にはしたくないってことで法的措置をとろうとはしない」
変態:「だが忘れるな! お前が行ったことはそれだけの罪の重みがあるんや! よぅー覚えとけよ!」
それだけ言うと完全に百合香は意気消沈。
このクラスでの問題は木っ端微塵に砕いた。
いじめ。言い換えたら犯罪。
それを暴くのは、それだけの覚悟がいる。
それは、なぎさが思い切って望んだことだ。
変態:「知るか」
変態一蹴。
もはや、聞く必要もないという、ゴミを見るような目で担任を見つめる。
変態:「お前がどう思っていようが知らんのんよ。こっちは生徒やからな。 俺から言えるのはこれだけじゃ。」
変態:「俺ら生徒があんたに教えてもらうことなんてなにもないっ!!!!!」
そう言うと、担任も泣き始めてしまった。
変態:「ここから先はご自身で判断ください」
そういうと、前の扉から校長が出てくる。
校長:「先生、少しお話があります」
そして、担任は校長とともに教室を出ていった。
残った俺たちはどうしようかと思っていると、康子先生が教壇に立つ。
康子:「しかし、だからといって何をやってもいいというわけではありません。一人一人が善悪の判断がつくぐらいの年です」
康子:「これから先、生きて行くのなら、人を悲しませる努力じゃなく、自分が人を楽しませる、笑わせられるよう努力してください」
康子:「壁にぶつかったり、逃げたくなったら、いつでも支えてあげます。私はそのために教師をしています」
それだけいうと、教室を出ていった。
俺たちも教室を後にすると、教頭が代わりに教室に入り、授業?をしはじめたそうだ。
俺:「おう」
変態:「後は康子先生に任せましょう。あの人ならきっとどうにかしてくれる」
俺:「そうだな」
廊下をとぼとぼと歩いているとなぎさが立ち止まる。
なぎさ:「あの、二人とも・・・」
俺&変態:「ん?」
今まで見た中で最高に綺麗で優しい笑みだった。
なぎさ:「ありがとうっ」
それだけで俺たちは満たされた。
やってよかったと、本気で思った。
変態:「いいえ~(^ω^ ≡ ^ω^)」
そう言うと、二人の世界を邪魔しちゃ悪いと足早にどっかに去って行った。
俺:「それね、俺思ったんだけどさ」
ずっと俺は思っていたことがある。
というか、最初から思っていた。
俺:「俺、真面目に何もしてねぇよな?」
そうなのだ。
いじめの証拠も証明も、すべてやったのは
変態です!!!
なぎさ:「あはは、それはそうかもねー」
なぎさ:「でもね、私、俺が私のために一生懸命がんばってくれたことが嬉しかった」
なぎさ:「だから、ありがとう」
そう言って笑ってくれた。
だから、俺は言うならここだと思った。
俺:「俺と付き合ってください!」
なぎさ:「こんな私でよければ喜んでっ!
そう返してくれた。
幸せすぎて死ぬかと思った。
変態と付き合っていた紗季ちゃんがあの事件の後変態のところへ謝りに行ったそう。
紗季:「本当にごめんなさい!」
変態:「なんで俺に謝るの?」
紗季:「悪いことしてたのはわかってたけど」
変態:「なら、なんでやめなかったの?」
紗季:「それは・・・ううん、なにいっても言い訳だから!」
変態:「そっか!」
紗季:「私のこと軽蔑するよね?」
変態:「もちろんっ!!!!!」
そう言って、彼女にボロクソ言って別れたらしい。
その話をされた後に
変態:「彼氏として教えてあげたんだから、後はもう知りません! つーか、いじめてるとか知ってたら付き合ってなかったし」
と、意気揚々と話していた。
さすがというか、なんというか。
その事実を知った百合香の母親などが学校に乗り込んでくることがあった。
俺と変態を出せっ!と言っているらしい。
俺は正直まずいなぁ、と思っていたが
変態は「よろしい、お相手しましょう」とヤル気まんまん!
本当にすごい人間ですこと。
しかし、俺たちは康子先生に止められた。
康子:「ここからは私達教師の仕事よ」
俺:「でも・・・」
康子:「いいから任せなさい」
そういって、職員室へ帰って行った。
そのすぐ後に職員室から
康子:「親なのにそんなことも理解できんのか!!!!!!!!!!」
と、一喝する声が聞こえてきた。
変態:「よし、あそこに乗り込むのは不可と見た!」
俺:「お、おふっ」
そうして、その問題は康子先生と校長がかたをつけたらしい。
その後、なぎさの担任は自ら教師をやめた。
百合香も親とともに他の県へ引っ越して行った。
俺たちは中学三年生になった。
告白してからなぎさとは付き合い続け、何事もなく最後の中学生を楽しんでいた。
そして、ある日突然言われた。
なぎさ:「私は高校は他の県に行くことにしたの」
俺:「え、なんで!」
なぎさ:「私ね、自分のことは自分でできるようになりたいの」
なぎさ:「ずっと私は怖かった。でも、いつまでも怖がってるだけじゃ何も変わらない」
なぎさ:「だから、これからは一人で頑張りたいの」
覚悟を決めた目でそう告げられた。
そうしたら、もう何も言えない。
そう言った。
本当は嫌だったし、不安だったけどそれでもなぎさが頑張ると決めたのなら嬉しかった。
だから、その背中を押すと決めた。
なぎさ:「うん! ・・・それでね」
俺:「うん?」
なぎさ:「卒業したら、私、俺と別れたいの」
さすがにショックでした。
俺:「付き合ってるままじゃダメなの?」
なぎさ:「ううん。でも、きっと何処かで甘えちゃうと思うから。俺のことは・・・本当に本当に大好きだよ。 でも、高校は一人で頑張ってみたいの!」
前までの隠し事をしている目とは違う。
まっすぐに未来を見つめている目。
俺:「なら、卒業までにいっぱい思い出作ろうな!」
なぎさ:「うん!! わがままでごめんね!俺、本当に大好きだからねっ!」
そういって、抱きついてきた。
そのお返しにキスをした。
さみしかったけど、そういうのもアリかなっと思った。
そして、卒業式の日。
俺たちは約束通りに別れることにした。
少しだけ嫌だったけど、
でも、なぎさが頑張るって決めたならそれを見守ろうと決めたから。
後悔はなかった。
俺:「じゃ、いままでありがとな」
なぎさ:「なぁに?最後のお別れみたいに」
笑っているなぎさはやっぱり綺麗だった。
その表情を見ると、少し泣きそうだった。
俺:「楽しかった! なぎさと付き合えてよかった」
なぎさ:「うん、私も幸せだった」
俺:「これからは、一人で頑張って行けよ!」
できることなら横に居たかった。
それは自分のエゴなんだと思った。
なぎさ:「三年間頑張ってくるね」
そして、俺たちは別れた。
自分の大好きな人とさよならをした。
やっぱり少しは泣いてしまった。
なぎさ:「でも・・・」
なぎさも泣いていた。
笑っていたけど、ポロポロ泣いていた。
なぎさ:「きっと、高校生になったら環境も変わっちゃうし、俺にも好きな人ができるかもしれない」
なぎさ:「それでも、私は俺のことがずっと好き。きっと私はこの恋以外いらないっ!」
なぎさ:「だから、三年間だけさよならしよ!」
そう言ったなぎさを抱きしめた。
他の人のことなんか気にならなかった。
俺がなぎさを好きで、なぎさは俺が好き。
だから、俺たちはずっと好きでいようと。
その場でお互いに誓った。
俺:「俺にとってはキツい仕打ちじゃな」
なぎさ:「私も本当はずっと一緒に入れたらどれだけ幸せかって思うよ」
俺:「わかってる」
そして、最後のキスをした。
精一杯の応援と愛しさを込めて。
現在、俺は大学一年生です。
あの日から、俺は高校ではそれなりに楽しく過ごし、
しかし、彼女は作りませんでした。
どうにも、彼女を作る気にはなれなかったので。
進学先は某国立の教育学部に行きました。
そして、その入学式の日。
なぎさ:「そうだねぇ」
俺:「結局彼女は作らんかったわ」
なぎさ:「できなかったの間違いじゃないのー?」
俺:「ぶっ飛ばすぞ」
俺となぎさは同じ学校を選んだ。
そして、この春からは同棲している。
もちろん、両親の許可はとっていない。
いつかは結婚できたらいいなとおもう。
これが、俺となぎさのお話しでした。
長い間終わりを引っ張ってごめん!
そして、しょーもない終わり方でごめんなさい!
初めてのスレ立て楽しかったです!
本当にありがとうございました!
彼は一言。
変態:「半沢と古美門越してくるわ」
とのこと。
まぁ、彼ならやれるんじゃないでしょうか(笑)
雑な文章でごめんなさい!
質問はできるだけ答えます!
でわ!
ノロケ期待してるよw
なぎっちは処女じゃないのか!
パンツは明日燃やしてください(笑)
ちなみになぎさは大学生まで処女貫いてました(笑)
良かったね、再会できて。
大学生で同棲・・・うらやましいぞい
先日誕生日直前で破局した俺に一言
。・゜・(ノД`)・゜・。
幸せにな!
>>1での気持ちの整理って何?
??最近会ったってこと?
入学した当時は半沢直樹まだやってないよね
この話が2ちゃんまとめに転送されてて
絶賛とぶっ叩きが4:6ぐらいでいろいろ思っています。(笑)
ちょいと大学での講義、合宿等が忙しかったので更新できませんでしたがお待たせいたしました。
予定では今日晩より大学生のほうの話をさせていただきます。
暇な方はおつきあいいただければ幸いです(笑)
なぎさの処女について
こちらは、次の話で語りますが、三年間は彼氏とか恋愛とかやってる暇がなく、告白されても全て断り続け、処女健在の状態で大学へ。
康子先生がいじめを知らなかった件
なぎさの担任がいじめの存在を否定、外部への話等を一切絶っていたのでアンケート実施後それが教師陣に漏洩します。
変態の持っていた動画について。
男1というのが登場しますが、そいつの言っていたとおりクラスには協力していた者が多数在籍。
そのうちの一人がスマホで隠し録りしていました。
いじめの問題が浮上した際に証拠をいつでも提示できるようにと。
スマホかiPhoneかの問題
当時の動画が取られたものを俺は映像でしか見た事がないので、スマホかiPhoneかは定かではありません。
ガラケーは画質的にありえなかったので。
実家に帰省した際、というわけで一ヶ月ほど前に変態と会いました。
その時期には半沢放送中だったので、そういった発言をした模様。
俺の喋り方の問題
すいません。中国地方の某県と某県の親なので方言がかなり汚いです。
じゃ、じゃけぇなど濁音が多い、そして、俺の文章力が元はエロゲー、ギャルゲー、ラノベ、2ちゃんから来ているので創作に思われます。
変態の行動力について
中学生でこれはないといいますが、こいつは異常なのでどう取るかは読んだ人次第です。
釣りだと思う方は釣り、本当だと思う方は本当だと割り切ってお読みください、!
授業中の乱入について
公務員とかほぼ関係ありません。
そんな理由で動かないからいじめが続いていたので全ては変態のさじ加減です。
上同様、割り切ってお読みください。
なんか気持ち悪いという件
すいません。(笑)
以上です(笑)
末永く幸せにな!
そして変態さんを私に下さい
貴方の人生に幸あれ!