DQNに絡まれたと思ったら通りすがりの妖怪に助けられた
友人は最初は軽く酔ってる感じで自力で歩けてた
でもだんだんと足がふらついてきたらしく
仕方が無いので公園で休憩する事にしたんだけどこれが失敗だった
どこからともなくDQN参上、更に最悪な事に他に人が見当たらない
にやにやしながら近付いてきて「大丈夫~?運んであげるよ?」とボディタッチしてくるDQN
結構です。触らないで欲しいと言ってもお構いなし
大声出す、と言えば「痛い思いしたくないっしょ~?」と脅してくる本格的DQN
友人は酔いもあってか、足腰立たない状態で震えながら私にしがみつくだけ
私もどうしようかと内心ガクブルだった時
「「ポォピーーーーーーーーーーー!!!!」」
と言う叫び声が深夜の公園に響き渡った
びっくりして辺りを見回す私とDQN
見ると公園の反対側のやや離れた入口の辺りに人影
上半身裸の男?が手を真上に上げ、緩やかなテンポでくねくねと揺れていた
しかもそれが二人いて、くねくねしながらだんだんとこっちに迫ってくる
場所は深夜で微妙な街灯しかない公園。物凄いホラーな光景
あからさまにビビるDQN、色々怖くて動けない私と友人
くねくねは着実にこちらに迫り、距離を詰めてくる
そして一方のくねくねがいきなり腕から発火、もう一方は更に俊敏にくねくねし
「「うぇひひひひひひひはははははははははは!!!!」」
とぶっこわれたピエロの様な盛大な笑い声を上げながら猛然と迫って来た
炎に揺られて微妙に見えるくねくねの姿は正に物の怪のそれだった
DQNはビビったのか走って逃げて行き私達が取り残された
私自身も怖いわ友人にしがみ付かれてて動けないわで固まっていたら
発火してない方のくねくねが私達の前でピタッと止まり
「大丈夫?危ないからもう帰りなよ」
と一瞬だけ人間に戻りニコッと笑うと
また直ぐにクネクネしながら発火くねくねと共にDQNを追って行った
その後直ぐに携帯で最寄りの友人にSOSを出して回収してもらい
深夜にそんな所歩くな、と方々にキツく怒られました
友人はその事をよく覚えていなくて、夢か何かだと思ったがその後昼間にその近辺を歩いていたら
燃え尽きた発煙筒が2本、道端の土手に突き刺さっていた
今日車の発煙筒を買い替えた時にふと思い出した昔話
発火してないクネクネw
まぁ無事でよかったね
くねくねに感謝だな
登場のタイミングとやっつけ方がヒーローみたいw
まぁ無事でなりよりだね
私の心の発煙筒が発火しちゃう