あんな医者ばかりなら、きっと日本の病気の子供達は今より幸せになれるだろう
そう思うぐらいの先生だった
あんな医者ばかりなら、きっと日本の病気の子供達は今より幸せになれるだろう
そう思うぐらいの先生だった
先生が小学生のころ、隣家の友人が砲弾らしきもの(笑)を持ってきた。
近所の土の中に半分埋まってたのを発見したらしい。
小学生が運べるくらいだから、そんなにデカくはなかったのだろう。
「カッケーな、本物かな」とか言いながら、二人でいじくり回してた。
石で叩くとコンコンといい音がする。たまたま底の部分を叩いたら火花が散るのに気づいた。
それが面白くてゴンゴンやってるうちに、バカ友人がひらめいた。
「高いとこから石の上に落としたら、もっといっぱい火花が出るんじゃネ?」
数年前、久しぶりに小学校時代のA先生を見かけた。
懐かしかったので話しかけた。
その時の会話の要約↓
私「A先生!こんにちは!」
先「あらあら、お〜!」
私「私田です、覚えてますか?」
先「うんうん、覚えているよ(ニコニコ)今は何をしているの?」
私「〇〇で働いてます」
先「そうか〜。元気で頑張るんだよ」
久しぶりに会った先生は、多少年老いてはいたものの、ニコニコした顔は変わっていなかった。
懐かしい気持ちになり、小学校時代のことを思い出しながら、ほわほわした気分でその日は過ぎた。
そんなことも忘れかけた頃、職場の代表電話が鳴った。
ちょうど電話番をしていた(いつもは別に担当者がいる)私が受話器をとった。
私「はい、〇〇でございます」
相手「Aと申します。私田さんはいますか?」
私「はい、どういった…。(あれ?この声は、A先生?)
もしかして、A先生ですか?」
A先「あ、私田さんかい?実はね…」
先に述べておくと、私が勤めている職場は、一般の人は特に用事は無いようなところ。
A先生が何の用だろう、と不思議に思い、話を続けた。
自分はインフルエンザで学校を欠席してた。
欠席中だけど、母ちゃんが学校に不幸があったので休みます。と連絡した。
受けた事務の先生が気を利かせて、お悔やみ欄チェック。
担任に、俺君のうちで不幸が、名前が俺君何ですけど。
この時点で、家に電話がたくさんあったらしいが、誰もいなかった。
そして、通夜には学校から花輪と校長、担任まで来たそうだ。
自分はおばさんとこで隔離されてた。
在校生がいきなり氏んだと思った学校も修羅場だけど、通夜に行ってみたらヨボヨボのじいちゃんで、参列した校長、担任も修羅場だと思う。
ただ、ひいじいちゃんは学校を作った時にグラウンドとか、石でゴロゴロしてたのを普請したとか、通学に便利なように橋を作る陳情をしたとかよく聞いていたので、校長が来てくれたのは、良かったと思う。
担任はおれの母ちゃんに、ツンデレだとばれた。