小学5,6年と担任にいじめられた俺。
漢字の書き取りテストが出来なかった事で人間扱いせず、最終的には
卒業式の時には名前を読み飛ばし、他の先生から指摘を受けると大声で
「そんな奴うちのクラスにはいません!」と言いやがった。
家に帰った段階で首つって死のうかとも思った。
そんな状態で中学に行った俺は、周りの連中から浮いた存在になった。
そこで、「こんなんなら自分の好きなようにやろーっと」とお気楽に考えた俺は、
ちゃんと学業もやりながらボランティアをやり始めた。
中学の3年間、ボランティアをやっていたおかげかどうかは知らないが、
卒業式の日に、一校で一人か二人が選出される表彰を受けた。
自分は「何かの間違いじゃないんですか」と言ったのだが、「貰えるものは
貰っておきなさい」という校長先生の言葉にありがたくそれを貰った。
卒業式から数日後、父と偶然出かけた先で小学5、6年の時の担任に出会った。
向こうは今教えている子供らその親数人が一緒だった。
(続く)
表彰の事をどこから知ったのか、子供たちや親にさも自分が取らせてやったのだと
言わんばかりの口調と声量で話しかけてくるので、こう言ってやった。
「そうですよね、あなたが私を人間扱いしてくれなかったお陰で、表彰が受けられたんですよ」
一気に凍る元担任。
そこへ言葉を続ける俺。
「それに私はあなたの生徒じゃないんですよね。良かったですよ。卒業式で名前を呼ばれなくて」
俺の言葉にぎょっとしながら元担任に疑惑の目を向ける親。
最後に子供たちに向けて一言。
「気をつけろよ。漢字の書き取りが出来ないって事で、給食を床に四つん這いになって食えとか
廊下に机を出して、授業を受けさせてくれないって事するから、この先生は」
口をパクパクさせたまま顔面蒼白な元担任、唖然とする子供たち、呆然とする親にほほえみながら会釈をし、
その場を離れ、彼らから目の届かないところに来たところで父がハンカチを差し出した。
いつの間にか大粒の涙を流していたの俺は、そのハンカチで涙を拭うと、父が手を差し出してきた。
その手にハンカチを返すと、父はまた手を差し出してきた。
手を差し出している訳が分からずに顔を見ると、親父は「よくやった」と言わんばかりの
満面の笑みを俺に向けていた。
そこで差し出された手の意味を理解した俺は父とハイタッチを決めていた。
蛇足が多くなってごめん。
担任にやり返してやった事も偉いけど中学で立ち直った事も偉いね。
俺の3、4年生の時の担任も無茶苦茶で、えこひいきにイジメにやりたい放題だったよ。
特にいじめられた奴は不登校になっちゃった。
5、6年生の担任は良い先生で熱心にそいつをケアしようとしてたけど
結局中学になっても不登校は治らなかったなあ…。
物凄くグッジョブ
泣けた!がんがったね!
小学校卒業の時は完全に後ろ向きな性格だった俺を立ち直らせてくれたのは
ボランティアと親と中学3年の時の担任でした。
なんつーか、人として大切な何かをぽっかり失っていた俺が、ボランティアを
することで「自分も人に対して役に立つ事が出来る」と認識できたのが、戻ってこれた
最大の要因だと思います。
そして、それを何も言わず好きなようにやらせてくれていた両親と、学業以外はかなり
好き勝手にやっていた俺に声をかけ、理解してくれた中3の時の担任には心の底から感謝しています。
ちなみに、1校で一人から二人表彰される賞の表彰状に、
「他の模範となる学業及び行動を―」という一文があり、それを聞いたうちのクラスの
「えー!?」という声は今でもはっきり覚えています。
その時の進学先が、住んでいるところで一番学力の低いところだったんで。
その後、表彰状を差し出す校長先生に、おろおろしながら、「あの、これ、僕がもらっても
いいんですか? 何かの間違いじゃないんですか?」と聞いて、「貰えるものは貰っておきなさい」
という、今から考えるととてつもなく間抜けなやりとりは、きっちりビデオに撮られており、
その後数年間流行ったとか流行らないとか。
ああ、また蛇足が長い。
元担任に反撃できたのは、とにかく自分の手柄であるかのように大声で言うのにむかついたのと、
ここで言えなければこれから先反撃する機会は無いと自分に言い聞かせたのがあったのだと思います。
顔面蒼白になっていく元担任を見ながら、胸がすっとするのと同時に、重石が一気に抜けていくような
感覚があったのも覚えています。
俺が言い放って、そこを離れる時に父兄に問い詰められ、すがるような目でこちらを見る元担任に
背中を向けた瞬間、言いようの無い気持ちが溢れていました。涙が流している事も気づかない程に。
父がハイタッチを要求してきたのも、その気持ちを汲んでくれたのだと思います。
そろそろ名無しに戻ります。
それでは。
本当にえらいよ、よくやったよ。
良く頑張った!!エライ!!
>その後、表彰状を差し出す校長先生に、おろおろしながら、「あの、これ、僕がもらっても
>いいんですか? 何かの間違いじゃないんですか?」と聞いて、「貰えるものは貰っておきなさい」
>という、今から考えるととてつもなく間抜けなやりとりは、きっちりビデオに撮られており、
>その後数年間流行ったとか流行らないとか。
ワタラよ!!