女「小学生の頃、大きくなったら未亡人になりたいと書いて先生から呼びだされたんです」男「……そうですか」

某メルマガより

●「カフェで、隣の席に、カップルが座りました。
　　誰かの紹介による非公式のお見合いのようで、
　　ふたりとも緊張した感じで、会話も弾まずに、ぎごちない空気が流れていました。

　　どうなるかな、と、本を読むふりをしながら会話に耳をすませていたら趣味の話題になり、
　　それまで下を見ていた彼女が顔をあげました。
　　女『私、高/倉/健が死ぬほど好きなんです』
　　男『はぁ……』
　　女『私は祖母に育てられたんですが、
　　　　祖母が高/倉/健の大ファンで、祖母と一緒にずっと観ていたんです。
　　　　網/走/番/外/地/シリーズ、日/本/侠/客/伝、昭/和/残/侠/伝』
　　男『ええ……』
　　女『だから、物心ついたときには決めていたんです、健/さんのお嫁さんになるって。
　　　　でも、健/さんに好きになってもらうには、親分の未亡人か、親分のご新造さんになるしかないと思いました』
　　男『はい……』
　　女『だから、小学生の頃、大きくなったら何になりたいか書かされた時に、
　　　　未亡人て書いて、先生から呼びだされたんです』
　　男『……そうですか』
　　女『じゃ、ご新造さん、て言ったら先生に、もっと他のはないか、て言われました。
　　　　だって私、健/さんが好きでたまらなかったんです』
　　男『あの、僕は、父が寅/さんの大ファンで、
　　　　寅/さんを観て育ったんです。だから、小学生の頃、大きくなったら何になりたいかを書かされた時に、
　　　　渡世人て書いて提出したら、先生から、これはふさわしい職業ではありません、
　　　　て赤ペンで直されて戻ってきたんです』
　　ふたりの間の空気が、ふっと和みました。
　　そのあとは、日本映画の話で盛りあがっていました。きっと、うまくいったよね」

>>349
…か、かわいいカップルだ…

途中まで読んでハラハラしたけど最後いいかんじのシメだね～
でも実際結婚したら旦那はいつも旅の空なんだろうか…