前記事⇨【前編】彼女「借金なんて関係ないから結婚したい!」俺「ありがとうな」→反対を押し切って結婚したのだが…
妻の妹が急に入院したので、夜までバタバタしていた。
今遅い夕食を済ませたところだ。
まだテキストにまとめていないが、少しでも続きを書く。
妻は…とりあえずその場は…考えると言った。
しかし翌朝、妻は引越し業者に「今日は中止します」と電話をかけた。
本当に仕事を変わってくれる?親や兄弟や親戚と縁を切れる?
何度も何度も念を押されてうなずいた。
当時の俺は父親といっしょに仕事をしていて、給料はほとんどもらっていなかった。
毎朝親父から缶コーヒー代100円とタバコ代220円=320円をもらう生活だった。
前にも書いたが、妻から毎月5万円を小遣いとしてもらっていたので
パチンコ代にも事欠かない生活…少なくとも俺は金に困っていなかった。
>妻から毎月5万円を小遣いとしてもらっていたので
>パチンコ代にも事欠かない生活…少なくとも俺は金に困っていなかった。
ヒモですよね。
情けないという思いはなかったんだろうか。
もう、ほんと、とことん「いい人」なんだなあ、妻って。
「借金一緒に返します」って言って嫁に来るぐらいの人だからなあ。
少なくとも俺の毎日の生活に、借金の残額は関係なかったというのが近いだろう。
親父はお袋も含めて、決して収入の明細を明らかにしなかったし
借金の残高も言わなかった。妻が問い詰めようとすると暴力で黙らせようとした。
毎日真面目に働いていれば、必ずそのうちに借金は返済し終わるだろう。
毎月、60万近い返済をしていたのだから、子供が成人するまでは終わるだろうと安易過ぎる考えのまま日を過ごしていた。
妻は考え込んだ挙句、俺に言った。
「家を買いましょう。この家にはもう戻らないという意思表示になるでしょ?」と言った。
俺は許されたことを知った。
翌週から家族4人でマンションのモデルルームを見て回り、
実家から車で30分の場所を決めた。妻の会社からも近い。
妻は頭金に800万円をポンと出した。名義は100%妻、俺が連帯保証人。
「何かあったら、あなたが家を出ていくのよ。」
妻が子供と暮らす予定だったアパートから、冷蔵庫と洗濯機を運び
布団と食器を運んだ。
妻は嫁入り道具として俺の実家に持ち込んだ家電製品をすべて放棄した。
「使ってるもの持ってきちゃったら、お義父さんとお義母さんが困るもの。」
他人に使われた嫁入り道具なんて、欲しくもないよな。
世渡り下手というのか・・・
暴力沙汰になったり、妹が介入するのを防ぐために
俺の両親に別居を告げたのは、引越し前夜の夜遅くだった。
寝ている両親の部屋の前で、俺は声をかけた。
「おい。」
寝ぼけたおふくろの声が「何?」と聞こえた。
「明日の朝俺達は引越しするからな。」
お袋の返事はなかった。
翌朝早朝に引越業者の大きなトラックが家の前にとまった。
妻は子供たちを友人に預けに行き、戻って来たところをお袋に捕まった。
「ちょっとどういうことやの?引っ越すって何?どういうこと?」
妻は力いっぱいお袋の手を振り払い、「自分の胸に聞いて下さい。」と背中を向けた。
イケメソじゃないなら、ここまで妻はついてこないね。
親にはヘタレ、金も無い。
玄関の柱にすがり付き、お袋が泣き喚き続けた。
妻は無視してダンボールを運び続けた。
最後の荷物を積み終わり、掃除機と雑巾もかけ終わったとき
業者のあんちゃんが俺のところに困った顔でやってきた。
「お母さんが荷台に乗って降りてくれないんですが…。」
力づくで降ろそうとした俺を制した妻は、お袋に言った。
「邪魔しないで下さい。もう関係ないんですから、降りて下さい。」
「せめてせめて理由だけでも教えて。私が何をやったというの?何が悪いの?」
「話すから降りて下さい。業者さんに迷惑です。」
ぶるぶる震えているお袋に手を貸し、荷台から降ろした妻は
「あなたが●さんに、『嫁は家事一切しないでパンツも私に洗わせる』とおっしゃったからです。」
おふくろはきょとんとした顔になった。
「何それ?」心当たりがまったくない、そんな感じだった。
●さんというのはお袋の仲の良い友達で、妻の同僚でも会った。
典型的な保険のオバさんというタイプで、何かにつけ妻に嫌なことを言っていた。
二人目の子供ができるまで、「子供よりお金のほうが可愛いのよねぇ。」と言い
「☆ちゃん、Mちゃん(お袋)が泣いてたわよぉ。」で始まる話は、嫌味たらしくて俺も気分が悪かった。
長男に紙オムツを使っている妻に、「うわぁぁ!もったいなぁぁぁぁい!」と言い
「稼ぐ人は勿体無いことを平気でするよねぇ。そんなんで借金が終わるわけないわな。」と言う。
硬い表情のまま、お袋に語った妻の話を要約すると
●さんが会社で「☆さんは家事を一切お姑さんにやらせて、自分の下着まで洗わせ、子供の面倒も全部お姑さんにやらせている。」と言い触らし、
当時は新人の教育係になっていた妻の、新人への「家事も育児もしながら仕事をしましょう」という指導を台無しにして、新人数名の信頼をめちゃくちゃにした、ということだった。
「本当のことならまだしも、お義母さんは何もしてくれませんでした。
誰よりも私が頑張ってるのを知ってるのは、お義母さんじゃないですか?
何で私の仕事まで邪魔するんですか?
何で嘘をついてまで、私の仕事の邪魔をしたいんですか?」
言い募った妻に、お袋は引き千切れるくらいの勢いで首を振った。
「知らん!私は言ってない!そんなこと言うはずない!!」
その言葉に、私も妻も真実を感じた。
いつもならすぐに素直に謝る妻の、謝らない顔を初めて見た。
「わかりました。なら、●さんに会社でみんなの前で謝罪して貰って下さい。」
妻はすたすたと自分の車にのり、エンジンをかけ、タイヤをうならせて発車した。
俺も自分の車に乗って、お袋の追求から逃げた。
その夜、4人家族は小さなパーティをして、新居を祝った。
新しい婚姻届の用紙も書き込まれた。
同じ相手であれば、女性も6ヶ月待たないで婚姻届を出せることを初めて知った。
親兄弟親戚と縁を切る約束は、実行されなかった。
すぐには無理だと、妻をなだめた。妻も仕方ないね、と言った。
親父は心臓が悪いからとあまり働かなかったので、
実際の仕事は、俺1人でやっていたようなものだったからだ。
別の仕事を決めたら婚姻届を出そうねという妻に、待っててくれというしかなかった。
俺の仕事は建築関係で、手がけていた現場が終了した日に俺はケーキを買って帰った。
「仕事終わったぞ。明日から職探しだ!」
「おつかれー!婚姻届も出しちゃったよー!」
妻が戻って来た。
長女は踊りまわり、2歳になろうとしていた長男も真似をして大騒ぎした。
「こらー!下の家に迷惑だよー」と子供たちを叱りながら、妻は本当に嬉しそうだった。
その夜、長いレスは終わりを迎えた。
しかし、俺は妻に大嘘をついていたのだ。
翌日からの現場も決まっていて、俺は簡単に「親父との仕事」をやめることができないことをわかっていた。
俺がしたのは、親父に「別居したんだから給料を出せ」という交渉だった。
新しい仕事が決まった振りをして、親父の仕事の新しい現場に入った俺に月末に渡された給料は10万円ぽっきりだった。
親父は「それしか無理だ。☆が働いてるんだから、充分だろう。」と言った。
何故俺はこのとき、親父に対してキレなかったんだろうか。
長男教の強い刷り込みだったのか。あきらめだったのか。
よくわからんが、俺は10万円を持って帰宅した。
妻は新婚当初によくふざけてやったように、玄関で三つ指をついて出迎えてくれた。
「おかえりなさいませー!1ヶ月ご苦労様でしたー!」
俺は10万円の入った封筒を妻の前に置いた。
妻は封筒を押しいただて頭を下げるパフォーマンスをしながら
「あれ?軽いね。小切手なの?」と聞いた。
俺は「ごめん」のジェスチャーをしながら、浴室に逃げた。
俺は逃げてばっかりのヘタレ男だ。
お似合いだな
ホントなかなか別れられないよ、普通。
「んじゃ、10年振りにもらったパパのお給料に乾杯しましょ。かんぱーい!」
俺は妻が全て悟った上で、俺の苦しい選択を許容したんだと判断した。
自分でも分からないうちに毒になる人間と仲良くなり、その毒に毒されて
さらに不幸になって、より強力な不幸を呼び寄せちゃうひと
なんていうか、努力する方向を間違えて努力がまったく報われていないというか。。。
堂々巡りの地獄へ自ら突っ込むあたり、どう考えてもまともだとは思えないが?
引っ越して2週間ほどのある日、帰宅した俺に妻は「おかえり」も言わずぶすっとしたままで出迎えた。
「今日ね、家に帰ったらリビングに義妹ちゃんが座ってたんだわ。」
「は?」
「長女が入れたらしいの。」
長女の話に寄れば、俺の妹つまり長女のおばちゃんから電話がかかってきて
「おばあちゃんからのお土産を持ってきたから玄関の鍵をあけて」と言ったらしい。
長女は言われるままに鍵をあけ、妹は家に入り込んだ、というわけだ。
「で、何しに来たんだ。」
「お金貸してって。」
「貸したの?」
「1,000円渡して、『これは返さなくていいから、二度と来ないでね』って言った。」
「おお、やるじゃん。で素直に帰った?」
「あれ」と玄関を指差す。ドアポケットの受け箱が凹んでいる。
「まぁ使えるからいいけどね。」と、妻がにやっと笑った。
「あなたから、ちゃんと縁を切ったと言ってよね。」
「うん、わかった。」
この約束も実行しなかった。理由は…妹がまた大騒ぎするのが嫌だったからだ。
絶対に妻に何か仕掛けるという確信があった。
俺は「妻のために」という大義名文を自分に与え、また妻との約束を反故にした。
大義名文×
大義名分○
アホですまん。
お前がアホなのは全員知ってるから心配無用
そうか、安心したよ。
親の誕生日には、「子供たちの顔を見せてあげて」と妻に勧められ子供を連れて実家に行った。
妻は行かなかった。
夏休みや冬休みには、お袋から「子供を預かってあげる」と申し出があり妻は快く子供たちを送り出した。
長女には「お茶碗洗いをしてあげて」と言い、長男には「おじいちゃんの肩とんとんしてあげて」と言い含めるのも忘れなかった。
ふたりとも、実家に行くとまず仏壇に手を合わせる子供たちだった。
お袋はときどき煮物やもらい物のビール券をくれ、「☆ちゃんは元気にやってる?」と聞いた。
相手は俺の幼なじみで、うちに良く遊びに来てた。
良く喋るヤツで、お喋り好きの妻と気が合って、話が止まらない感じだった。
ヤツは元損保の保険屋で、妻が自分の勤める生保会社にスカウトし、入社させた。
妹の友人に目撃された「2人っきりで車に乗ってた」のは、ヤツの探して来た客に、説明係として同行したときのことらしい。
ついでに、新しいアパートの照明器具を取り付けてもらったのだそうだ。
妻は身長150弱で、脚立に乗っても照明が取り付けられなくて困ってたらしい。
妻が離婚前提で部屋を借りていることを、知っていながら俺に何も言わなかった。
当時のヤツは独身だったので、妻を狙っていたのかもと思う。
男と2人っきりで部屋にいて、何もなかったのか?と、調停委員を介して聞いた俺にあなたとは違います!と調停委員を介して言った。
今でもちょっと疑っている俺は、心が狭いのか。
それは妻が浮気したと言う意味なのか?
激しく気になるが、今夜は寝ることにする。
お休み。
浮気がどうのこうのじゃなくて
自分が非だらけなのにそんなことを疑う愚かさを「頭悪い」って言ってるんじゃないか?
それがわからないから「頭悪い」んだよw
申し訳ないが、今夜も中途半端で終わる。
この後、2度目の離婚になる、とだけ予告しておこう。
役所の仕事を増やす夫婦だね(w
すまん。
お袋と妻は別居後、電話で何度も話したらしい。
少なくとも、妻の離婚決意への引き金になった噂の犯人はお袋ではなく、同僚の●さんだった。
俺の浮気証拠写真の入手先は、前述の幼なじみの男だ。
田舎のことで、消防団というものがある。
年に一度男だけで旅行するのだが、行き先と目的はご想像通りだ。
この旅行は、妻がまだ保険会社に勤める前の話で、お金がなくて困っていたときだった。
旅行代金は月々貯金していたので問題無いが
妻は、小遣いもないのだから旅行を取りやめるべきだと主張した。
が、男には付き合いというものがあり
親父は「仕方が無いな」と旅行の小遣いとして20万円をぽんとくれた。
妻は呆れ怒り、そんなお金があるのなら先に生活費をちょうだいと言った。
そのころの生活費は、妻のバイトで賄われていて親父もお袋も、妻には1銭も渡していなかったからだ。
妻はどういうわけか、ただの一度も親に金をくれと言わなかった。
妻に言わせれば、借金だらけの親に気の毒で言えなかった、ということらしい。
妻は、私だって台湾に行きたい、あなたばっかり何度も海外に行って私は一度も行ったことが無い、私も一緒に行く!と怒った。
俺は中学のときにハワイ、専学時代にグァムと2回行っている。
結婚前、OL時代の妻が同僚と2人でシンガポールに行く計画を立てたとき、
彼女の父親と2人で、「若い女2人だけで外国に行くなんてとんでもない」と反対して止めさせたことがある。
今の時代の女性なら海外なんて簡単に行けると思うのだがその時代の田舎の親父は、女が女だけで海外旅行なんて許すはずも無かったし、俺もそう思っていた。
消防の旅行に妻を連れていけるはずが無い。
なおもぶつぶつ言う妻に、たまたま消防団の上司が来ていたこともあって
調子付いていた俺はこのとき、思いきり地雷を踏んだ。
「アホかお前は。弁当持ちで台湾行くヤツはいねぇよ。」
が、そのときの妻には意味がわからなかったらしい。
上司が高笑いして、妻は目を白黒させていた。
「お前がぐずると、旦那が恥を掻く。
お前の旦那が不参加だと人数が足りなくて団体料金が使えないでみんなが困る。
だから何とか行かせてやってくれ。」と
上司が妻に言い聞かせ、妻はしぶしぶながら承知した。
団体料金云々は、上司の真っ赤な嘘だ。
俺はそのことも知っていたが、消防の旅行に妻の反対で参加できないなどと
そんな恥は掻きたくなかったし、買しゅんも男として当然だと思っていた。
「あなた、台湾に何しにいくの?女買いに行くって本当なの?
弁当って私のことなの?女買いに行くのに、奥さん連れていくってことなの?」
そんな意味のことを、さんざんまくし立てた。
同じ旅行に行く先輩の奥さんに聞いてきたらしい。
奥さんに、「消防の付き合いで仕方ないから行かせて上げなくちゃ」と言われて
「私は絶対に嫌。納得なんか出来ない!」と帰って来たらしい。
反論できない俺はまた「無表情黙り込み戦法」に徹した。
夜、親父とお袋が居間に妻を呼んだ。
「私は今日、ものすごく恥を掻いた。あんたが○ちゃん(俺)の旅行を反対してるって近所の人がみんな笑っている。いい加減にしなさい。わがままにも程がある!」
「見苦しいからたわけたやきもちを焼くな。」
「浮気するわけじゃなし、何でそんなに心が狭いんだ。」
そんな意味のことを言い、2人で妻を責め立てたようだ。
妻はボロボロになって2階に上がって来た。
黙って、涙をぽろぽろこぼしながら睨みつける妻に、
俺は「付き合いで仕方が無く行くけど、俺は女を買ったりはしない。」と言った。
「本当?」「本当。絶対に女は買わない。」「信じてるよ?」
「じゃあ、帰ったら使ったお金の明細をしっかり聞くからね。
それとお土産は要らないから、できるだけお金を残して帰って来て。」
「わかった。」俺は妻と約束した。
ヴィトンの何々と、妹が紙に書いて説明した。金を出すのならいいだろうと承知した。
「お金は出すからお父さんとお母さんにも何か買ってあげて。」とも言った。
俺は妹の性格を忘れていた。
旅行は無事に終わり、空港まで妻に迎えに来させた。
明るくて可愛い妻は、消防団の仲間内でも人気があり、
俺は得意になっていた。
妻は葬式疲れでクタクタだったらしい。
妻の言うとおり、妻への土産は無しだった。
長女には子供用のチャイニーズドレスとビーズのバッグ。
親父とお袋には、適当に買ったブランド物の財布だった。
妹の指定した物は見つからなかったので、似たようなものを買った。
ブランドなら何でもいいだろうという安易な気持ちだった。
さっそくその夜に来た妹に渡すと、「違うじゃん。じゃこれはお土産ねー。」と金をくれる気配は無かった。
当然のように親父とお袋の分も金をくれなかった。
兄貴のプライドみたいなものが邪魔をして、「金をくれ」と言えなかった。
「だから、金を残して来ただろう!」と俺は逆切れしてごまかした。
残金3万円ちょっととレシートを渡すと、妻は計算し3万円くらい足りないと言った。
「あっちではカラオケが意外に高かったんだ。
みんな女を買いに行ったから俺だけ1人でスナックで飲んでた。
請求が高くてびっくりしたけど、仕方がないだろう。
俺1人だけでホテルで待ってろってか?」
妻はどこか判然としない表情で「そうね…。」と言った。
上手く誤魔化したと思った。
女は2回買った。特に罪の意識はなかった。
妻のほうが良いと思ったのは本当だ。
例の幼なじみと、相方との記念写真を撮り合ったのは軽い気持ちだった。
ヤツのカメラだったので、写真の存在すら忘れていたのだった。
まさか調停の場で出されるとは思いもしなかった。
正面切って戦う意欲を無くした俺は、調停を長引かせるほどの抗弁は一切しなかった。
長引くことの多いこの手の調停には珍しく、3〜4回で判子を押すことになった。
子供も、金を持ってる妻と暮らしたほうが良いと判断した。
俺が引き取れば、俺の親は妻に子供を会わせないだろうという予感もあった。
妻の親は、「嫁に出した娘は他人。」という考えの持ち主で、当時としてもかなり古い考えの持ち主だった。
滅多に無い夫婦喧嘩の果てに、「出ていけ!」と怒鳴ったことがある。
妻は当時1歳ちょっとの娘を抱いて、夜11時、実家の玄関に立ったそうだ。
あらかじめ、電話で買える旨伝えておいたのに、チャイムを鳴らしても玄関をあけてもらえない。
何度もチャイムを鳴らすうち、お袋さんが出てきて開けてくれたそうだ。
妻は「ただいまー」と玄関に入ったところに、親父さんが仁王立ちして言った。
「他所のうちを訪ねるのに、ただいまとは何だ!それに人のうちを訪問する時間ではない。
小さな子供を連れて夜中にうろうろするな!誰かに見られたら○くんが恥をかくということがわからんか!」
追い出された妻は、ビジネスホテルに泊まったそうだ。
こういう親で、しかも妻は3人姉妹の長女、本来なら跡取娘だった。
跡取娘が勝手をして、婿養子も取らずに恋愛結婚したのだから妻は実家に何も相談できなかった。
それ見たことかと言われるのが嫌だったのだろうし
くも膜で倒れて以来、ワンマン経営だった親父さんの会社はたいへんだった。
心配をかけたくないという気持ちもあったのだろう。
しかし、お袋さんの返事はいつも
「それはお前が悪いからだ。
お前がお舅さんやお姑さんに、真心で尽くしていないからそういう気持ちが向こうにわかる。
向こうだってお前みたいな嫁を可愛がれる筈が無い。」
といったもので、妻は「もっと尽くせばわかってもらえるのか」と、真面目に思っていた。
お前らは俺の妻をバカにするけれど、俺の妻は現代的でありながら古風な面も持つ当時の奥さんとしては出来すぎた女だと思う。
俺も、それほど並外れてひどい夫だったわけじゃない。
当時の田舎は、こんな旦那ばっかりだった。
もっとも、親に莫大な借金のあった旦那はあまりいなかっただろうが。
前回は親と別居したとか書いてたけど、今書いてる旅行のネタは同居中の話?
前回の最後に出てきた男の話はアレで終わり?
すまん。
同居中の話だ。
浮気証拠写真の説明をかねて、実はこんなに酷い話だったということを書きたかった。
男の話はもう忘れるよ。
浮気しててもしなくても、たいして影響はない。
妻の性格から考えれば、あのころの妻が浮気するはずは無いんだ。
思いついた順に書くつもりなら、せめて「○年前、親と同居中の話だ」とか
簡単でいいから背景を説明してから書いてよ。わかりづらいよ。
すまん。
今度からそうする。
何せ部分部分の情景は思い出せるんだが、時系列的には記憶が曖昧なままで書いている。
旅行は最初の76日別居の後、妻が保険をやる前だから、17年前くらいか。
長女が幼稚園に入ったばかりの頃だと思う。
親と再同居して抜けた髪がようやく生えて来た頃だ。
抜けた髪で思い出したが、円形脱毛症がいっぱいできて、どんどん繋がってハゲていった。
丸く剥げた真ん中に毛根が黒子のように集まっている。
妻はそれを合わせ鏡で見て、「円形脱毛症って神様が明るくなりなさいって笑わせてくれてるのよね。」と笑って言っていた。
今にして思えば、一生懸命笑っていたのだろうと思う。
本当に俺はバカだった。
>当時の田舎は、こんな旦那ばっかりだった。
>もっとも、親に莫大な借金のあった旦那はあまりいなかっただろうが。
お前こんな認識しかできないなら生きてる価値ないよ
ゴミクズだ。ゴキブリ以下。カマドウマ以下。
樹海に行って来い
そういうお前が、本当に既男であることを望む。
>>434のように、公平な目を持って夫の特権に胡座をかかない夫だけになれば嫁姑問題など無くなるだろうな。
妻は「嫁」という言葉にも過剰反応する。
妻妻と書いているが、実は現在まだ入籍していない。
「嫁」になるのも俺の姓を名乗るのも、吐くほど嫌がる。
俺はまだ樹海には行けない。
妻は働くことが出来ないし、眠るまで抱きしめていなければならない。
手を抜けば、荒れ狂って手がつけられなくなる。自殺を図る。
今の妻には俺しか守る人間がいない。
夫の特権てなに?
夫の特権ってのは、もう絶滅したものなんだが
夫であるというだけで、妻を支配できる権力のこと。
男であるということ以外に何も威張れる能力がないってことじゃん・・・
そんな特権は振りかざしてるほうが恥ずかしいぞ
予告では確か2度目のリコーンの話をやるんだったんじゃ?
すまん。
そこまで行きつけなかった。
台湾旅行の話を、適当に濁してしまったので気になっていたんだ。
○年前ケコーン・親と同居→○年前76日別居→再び同居→○年前嫁保険会社に就職→・・・
みたいなやつ。なんかもうわけわからんw
そうだな。
一度整理しないと、俺が自分だけわかっていても混乱するな。
ちょっと考えるよ。
読んで叩いてくれればいい。
俺がどんなに間違っていたか、ひしひしと感じる。
ネタだの釣りだの言われているが、すべて事実だ。
妻は今夜も泣きながら寝た。
眠れるようになっただけでも、かなり良くなった。
「明けない夜は無い」とマジレスしてくれた>>323
泣けたよ。ありがとう。
ポーズだけの反省しかしてないのは反吐が出ます。
なんだかんだぬかして現在も本質的な性格は変わってないんですね。
あと文章をまとめるのが下手すぎです。
台詞とかいらないので簡潔にまとめて、質問は後から受け付ける形が良いと思います。
あとここは自己紹介板なので、気団だろうが鬼女だろうが毒だろうが書き込みOKのはずです。
434がキジョだったとしても無問題なわけなんですが大丈夫ですか?
>>440
すまん。
そういう意味じゃないんだ。
キジョだから書くなとか言ってるわけじゃない。
夫という人間が妻の忍耐に甘えず、
妻が酷い目に遭ってたら真剣に怒りを持てることを望んでいるんだ。
同じ嫁としての怒りとは別次元で、人間として妻への虐待に怒って欲しいと思う。
妻に家庭板を紹介され、ここ数ヶ月ずっとロムっていた。
勉強になった。礼を言いたい。
あのころの妻の回りのキジョは、買しゅんは男の甲斐性、許せないアンタが非常識と
マジにいうヤツばかりだったらしい。
辛い目にあった話を愚痴れば、「そんなのどこでも当たり前。嫁なんだから我慢するべき。」とかえって「嫁としての不出来さ」を責められてばかりだったようだ。
あのころに2ちゃんがあったら、妻はもっと早く離婚を決心しただろう。
俺が言うなと言われそうだが、妻にとって残念なことだ。
嫌な意見をすぐキジョのせいにするのはいかがなものか?
つか、お前のひどくない部分てどこよ?
すまん。誤解をさせる書きかただった。
別に俺は怒っているわけじゃない。
叩かれるのが快感と言うわけではないが、叩かれるために書いているんだ。
叩くレスが多いと妻が安心する。
(妻は昼間読んでいるはずだ)
妻の心のどこかに、まだ「本当は自分が悪かったのでは?」という、不当な考えがあるようで
「あのとき私がこうすれば良かったのよね。」
「私があんなこと言わなければ良かったのよね。」
と何度も繰り返す。
悪いのは俺で、妻は悪くなかったということを、俺以外の人から妻に言ってもらえればありがたい。
文章を書く能力が低くて申し訳ない。
朝まであまり時間が無いが、仕事もあるので今夜は寝る。
おやすみ。
>手を抜けば、荒れ狂って手がつけられなくなる。自殺を図る。
こんなこと書いちゃっていいのかよ?
もっと配慮してやれねーの?
配慮できるぐらいなら
昔が書いてる状態に
奥さんは今現在なってないだろ
心労で痩せ細って頭が禿げて湿疹だらけだったころは妻に魅力を感じずレスだったが
保険会社で働き始めてからは禿げも治り体もむちむちしてきてそそられちゃいますたってさw
ははは。
精神を病む妻が見ていると知った上でそんなことが書ける昔も正気の沙汰とは思えんな。
てか漏れには最早釣り針にしか見えんw
妻に対して自分が叩かれる事で妻の怒りはおかしくないよ安心していいんだよ
と言う事を伝えたいとしたら、それなりの配慮を踏まえて書かないと。
自分のこれまでの愚行で現在妻がメンヘルになってんだとしたら
家族としてしてやれる事をクリニックの医師に色々相談して
それこそ自分が妻に対する考えを改める事に専念するだろ。
まともに配慮出来ずに書き込んでるとしたら、耐えられなくて
ただ他人に頼ってるだけじゃないか?
素直にすべて吐露する事は己の罪の許しを請う、教会で言う懺悔みたいなもんで
楽になりたいからだろう。
お前さんはまだ楽になったらダメなんだよ。
またテキストにしようかと思ったが、上手くまとまらないので
思いついたままに続きを書くつもりだ。
今夜あたりで終了したい。
その前に。
妻にこのスレ見てるかどうか聞いてみた。
書き込むときに後ろから覗いていたりするが、特に見てはいないと答えた。
本当かどうかわからないが、これからは気をつけようと思う。
ご指摘をありがとう。
>>455
上手く言えないが、同意できる部分同意できない部分、どちらもある。
妻の親(今は母親だけ)は謝罪どころか、今に至っても妻を責める。
だから実家に近づかない。
たまに妹(妻の実妹)から連絡がある程度。
実家に帰せば、心は確実に悪化する。
奥さんも人生リセットできたのにね。
別居してからの妻とお袋は、かなり上手く行っていたと思う。
もっとも顔を合わすことが無いのだから、揉める原因もなかったのか。
妻の不運は、まだ続いた。
結婚して14年、別居して5年目。
人事移動で新しく着任した支部長に、セクハラを受ける羽目になった。
かなりしつこく迫られて、きっぱりと拒絶したことから
妻は会社で苛められることになった。
相談したもう一つ上の上司からも誘われる始末で、何ともならなかったそうだ。
深夜の呼び出しはしょっちゅうで、そんな夜の帰り道、妻は事故に遭った。全治6ヶ月。
深夜のことで、労災は降りなかった。
というより、振られた支部長が腹いせに「そんな深夜に仕事のはずがない」と労災の書類を書こうとしなかったからだと、会社の同僚に聞いた。
いろいろあったが、この事故から1年目、妻は会社を辞めた。
体調が良くなって来たころ、妻は喫茶店を始めた。
前に親父とお袋が妻に会いに来たと書いたのは、この店へ来たんだ。
妻に会いに来たと言うより、義理に近い訪問だった。
近所の人に「どんな店?」と聞かれたときに答える材料が欲しかったのではないだろうか。
借金はかなり減っているはずで、妻の退職を機会に親父に頼み、俺の給料はいったん世間並になった。
生活を負わなくても良くなった妻は、今度は自分の夢を叶えるんだと小さなカフェを開店したのだった。
店はそこそこ繁盛した。
が、同時に俺の給料はゼロに戻った。
親父に言わせれば、バブルがはじめて経営が苦しいからということだった。
生活費とマンションのローンを捻出すなくてはいけなくなった妻は
休日を作らず、休み無く働いた。
朝は7時に家を出て、夜は9時まで帰ってこない。
家族の生活時間はめちゃくちゃになり、毎日の夕食時間は10時近くになった。
中学生になった長女は部屋にこもるようになり、小学生の長男は肥満になった。
妻のいない間に、俺は自分の趣味を見つけてハマった。
それなりに家事は手伝っていたが、やはり自分さえ良ければという体質は変わっていなかった。
24席程度の店で、親子4人が生活してマンションのローンを払ってというのはかなりきつかったと思う。
俺も、休みの日にバイトをして生活費を稼いだが親父の仕事は苦しくなるばかりで、給料をくれとは言えなかった。
そのころ、妻は俺の妹と揉めた。
理由は忘れてしまったが、お袋から妹に謝罪するようにと電話があった。
妻は謝るのは妹だと言い放って電話をガチャ切りした。
そのまま俺を振り返って、離婚して欲しいと言い出した。
苦しい生活の中で趣味にお金を使う俺が腹立たしいということ。
何より、俺がいなくなれば食費だけでも助かる。
俺の親兄弟や親戚と関わらなくて済む。
俺は一言も反論できず、素直に承知した。
翌日離婚届を書き、そのまま市役所に届けた。
俺は妻に「住むところを見つけるまで、ここに住ませてくれ」と頼んだ。
妻は親のところへ帰れと言ったが、俺はもう親兄弟が嫌になっていた。
自分勝手な話だが、次々と俺の幸せを壊していく親兄弟に愛想が尽きていた。
妻は俺の話に納得し、共同生活をしようと言ってくれた。
住むところを探すべきなのだが、とにかく金がない。
まずは金を貯めなければ、と思ったが
仕事は親父のところのままで、やりかけの現場は放置できない。
収入は無いも同然で、離婚したとはいっても、生活は何一つ変わらなかった。
子供たちは親が離婚したことに気づいていなかった。
子供のいる、立派な一家の主の行動とはとても思えない。
趣味なんだったっけ?車?
趣味は熱帯魚だ。
繁殖させて売る。
月に2万くらいにはなった。
妻は収入になっていたことを知らなかった。
話す機会もなかったし、言う気も無かった。
もちろん今は知っている。
収入月に二万円(藁
水槽維持に幾らかかるか想像つくだけに呆れ果てる
>妻は収入になっていたことを知らなかった。
>話す機会もなかったし、言う気も無かった。
嫁に言わなかった→家計に入れてない→使い放題
さいてー
収入はバイト代と会わせて全額妻に渡していた。
俺はタバコ代程度あれば、特に必要無かった。
パチンコは別居以来やってない。
水槽の維持費はかかっただろうが、目先の収入のほうが優先だった。
水草は?底砂は?水槽メーカーは?
魚はグッピーとクリスタルレッドシュリンプ。
水槽は30cmが2本と60cmが2本、120cmが1本だったと思う。
濾過システムは外部フィルター。メーカーは忘れた。
水槽のメーカーは、ほとんどコトブキだったと思う。
底砂はいろいろ使った。
あとコリドラスも少しやった。
金になったのはエビだけだった。
今はやってない。
それなら結構金になったろうな。
平成何年頃?
平成12年から13年くらいだな。
何だ、最近じゃん。
もっと昔だと思ったよ。
売買はヤフオク?
ヤフオクで生き物は売れない。
そのころはPCがなかったので、近所の熱帯魚屋が売ってくれた。
結婚後は嫁をママンの代わりにしてるだけ
ただのカスだよ
通夜の席で妹と妻が大喧嘩になり、妻は親父の枕元の線香机を蹴り飛ばし怒って帰ってしまった。
このときお袋に離婚したことを告げた。
お袋は俺に謝り、ただ泣くばかりだった。
妹はこんなときに旦那を見捨てるなんて、鬼嫁だ!と決めつけた。
残された借金は、20年前と同じ7千万だった。
わけがわからなかった。
妻が退職した時点で、親父に聞いた残額は300万円を切っていたはずだ。
たった1年半で、借金は膨れ上がっていた。
親父の生命保険金が6000万近くあった。
これで借金のほとんどは返済し、残額1000万円弱を相続した。
相続放棄も考えたが、俺が放棄すればお袋がすべて相続することになる。
お袋は親父と暮らした家を出たくないと泣いた。
お袋の収入では、家とセットになっている借金は返せない。
1000万弱くらいの借金は、返済していくしかないと諦め相続した。
妹は相続放棄した。
残り1000万円の返済方法も決まり、皮肉なことに俺の収入ができた。
もともと職人で、まぁまぁ給料は悪くない。
月10万返済しても、妻に30万以上は渡せるようになった。
生活は安定し、妻は週に一日休むようになった。
子供との時間も増え、妻も子供も良く笑うようになった。
ごうつくばりが簡単に自殺するとは思えん
借金が7000万を越え、手がつけられなくなったからだと思う。
債権者には日栄もあった。
サラ金がかなりの額をしめていた。
生命保険6000万で返せるうちにと思ったのだろうが、残念ながら間に合わなかった。
親父なりに、子供たちに借金を残さないよう考えたのだと思う。
嫁にはひどい親父だったが、子供には優しい子煩悩な父親だった。
孫も可愛がっていて、俺の子供たちは葬式の席で泣いていた。
妻は、おじいちゃんが孫に会えないのは可愛そうだと、別居してからも孫だけ派遣していたくらいだ。
親父はごうつくばりではない。
ごうつくばりは親父ではなかったんだ。
このときはまだ、俺もお袋も気づいておらず
借金が増えた原因がさっぱりわからなかった。
「家土地売っても1000万にもならない」と素直に書けばいいものをw
古い家で上物の価値は無し。
家と土地合わせての評価額は450万円だ。(当時)
相続放棄して、改めて家を買い戻すべきだったね、と妻にも言われた。
が、妻は相続の話に一切口を出さなかったし
俺も話さなかった。
もし妻が参加しても、妹が「離婚した他人には関係無い」と言っただろう。
お袋がぐずぐず泣き、妹が「お母さんがかわいそう」と責めたてるので
相続するより仕方がないなと思ってしまった。
素敵なDQN一家だw
樹海が呼んでますよ?
良いタイミングだなw
俺は自殺しようと思った。
俺が死ねば、俺の生命保険金が入る。
事故に見せかければ倍額だ。
借金をゼロにし、妻子に少しでも残してやれる。
しかし、さりげなく妻に保険のことを話題にしてみたら、数か月前に失効させてしまったといわれ入りなおしたほうがいいと言われた。
受取り人も、妻から子供に変えておかないと、妻が受取ったら贈与税になってしまうと言われた。
そして俺の目を見据えて、ゆっくりと
「保険金もらうより、生きてて稼いでもらったほうがありがたいわ。」と言った。
俺は自殺をやめた。
>妻子に少しでも残してやれる。
本当にこんなことを思ったのか?
本当はママンと妹に少しでも(ry
とかおもったんじゃねーの?
ふざけるな
お前の生き方のほうがふざけるな
嫁はもっとそういいたいんじゃねーの?
カスのくせに生意気
払い込み人を昔名義でかけてたからじゃないかしらね。
受取人が嫁さんでも、それだと贈与にあたるのさ。
俺は詳しくないが、妻が受取れば相続税で、妻でない他人が受取れば贈与税だそうだ。
子供も相続税。妻はこのとき、離婚した後だったので他人。
3ヶ月くらいあと、妻に男が出来た。
有名大学を出て設計士をやっている、中年のバツイチ男だ。
マンションを1棟持っていて、親兄弟はいないという話だった。
知り合ったのは店。
客だったらしい。
妻にその男にプロポーズされたと聞いたとき、俺の身体中の血が煮え立った気がした。
土下座した。
もう一回だけチャンスをくれと頼んだが、妻は鼻で笑った。
俺はマンションを出て、妻は子供たちを連れて男の家に引っ越した。
お袋も1人で、何度も俺に来いと電話してきたが 行く気にならなかった。
1人でいたかった。
死ぬ気は無くなっていたが、何もなくなってからっぽだった。
何故か妻の顔が思い出せなかった。
年が明けてすぐ、長女から電話があった。
「お父さん、はっぴーニューイヤー!明日お年玉もらいに行くねー」
すぐに長男に代わった。
「お父さん、お年玉にPS2買ってー」
馬鹿言うな、そんな金がどこにあるんだと言いながら、涙がこぼれた。
俺の失ったものの大きさを感じた。
住んでたマンションはどうしちゃったの?
売った?
マンションはそのまま放置してあった。
賃貸に出すつもりだったらしいが、公庫にバレてしまったらしい。
妻から会いたいと連絡があった。
喫茶店であった妻は、別人のように痩せて老けていた。
手の血管が浮き出ていて、気味が悪いようだった。
長女から「お母さんがかわいそう」という話は聞いていた。
しかし俺にはどうすることもできないし、妻は喜ばないだろうと思った。
妻と子供が引っ越すとき、妹がまた酷い言葉を投げている。
あわす顔も無かった。
その妻からの用は、お金を出せというものだった。
子供1人に5万円、2人分で10万円×5ヶ月=50万円。
金持ちの男と一緒になったんじゃないのか?と聞くと
「長女ちゃんの高校に払うお金なの!あなただって親でしょ!」と切れた。
長女は進学校に合格したが落ちこぼれて退学。
1年遅れて引越し先の近くの高校(私学)を受験しなおしていた。
合格して、元気に通っている話は聞いていたが
入学金を払っただけで、学費が払ってないため除籍される寸前だった。
俺は妻を喫茶店で待たせておいて、家から50万円をとってきた。
渡すとちょっと泣いた。
「身体大事にしろよ。」というと、少し笑った。
次に妻にあったのは10月。
子供たちを引き取って欲しいと電話があった。
男がいなくなったことは長女の電話で知っていた。
子供たちを迎えに行って、初めて男の家に入った。
荒れ果てた感じがした。
妻は壊れていた。
フローリングの床にべったりと座り、視線がうつろだった。
白髪だらけで胸元がひどく汚れた服を着ていた。
痩せてやつれて…どう言ったら伝わるだろうか。
生きている人間ではないように見えた。
詳しく。
はしょらなくていいから。
とことん、男運の悪い人なんだね奥さん・・・
学歴も設計士も嘘。
マンションも当然嘘で、借金が2000万円以上あったらしい。
妻が受けたのは典型的なモラル・ハラスメントだった。
言葉での暴力、ふざけたふりで腕をひねりあげたり壁に立たせて壁にナイフを突き刺すといった脅し。
8階のベランダの手すりに、外向きに座らせられたこともあったらしい。
性的な暴力もひどかったらしい。
妻は子供だけ連れて行ってと言ったが、俺は妻を抱き上げて車に乗せた。
逆らう気力も無さそうだった。
驚くほど軽いという表現がぴったりだった。
腕の中の妻は、すーすーと涙を流していた。
ときおり顔をしかめるほか、口も聞かない妻を翌日心療内科に連れて行った。即入院。
しかし住んでもいなかったので公庫からの連絡も受けていなかった。
俺が連帯保証人だったのだが、こちらも連絡が取れなかったのだろう。
少しづつ回復した妻と相談して、お袋に家と土地を贈与。
居住者に贈与したので、税金はほとんどかからなかった。
俺の借金は1000万弱で、まともに働いて収入のある46歳の男には自己破産は許されないが
妻の借金(家のローン残額)2300万を足せば自己破産できる。
弁護士と相談して、妻と連名で自己破産した昨年春、お袋が首を吊った。
長男の中学入学式目前だった。
サラ金の借金だらけだった。
とはいっても70近い婆だから合計で500万弱。
自殺の引き金は、裁判所からの手紙。
遺書には「○くん☆ちゃん申し訳無い。□(俺の妹)にやられた。騙されていた。ごめん。ごめん。」と
乱れた小さな字で書かれていた。
借金の理由はすべて妹のサラ金だった。
結婚して2年目くらいに、
妻が「義妹ちゃん借金があるみたいよ。ちゃんと話したほうがいいんじゃない?」と言ったことがある。
親父が怒って、妻を詰った。
「お前には関係無い。気持ちの悪いことを言うな!」
妻も俺もそのまま放置した。
妹旦那はなにしてたの?
妹旦那名義でも借金してそうな気がする。
>>556
借金の理由は、20年にわたるサラ金の返済と、パチンコと浪費だと思う。
いつでもブランド物を身につけ、子供もシャネルとか着てた(と妻が言っていた)
>>556
すごいな、そのとおりだ。
サラ金の担保に義弟の親の家を差出し(書類は全部偽造)
結局家も無くなった。
葬儀のあと、10日日くらいで帰って来た。
その後、弁護士を紹介して法律扶助協会へ連れていき、妹夫婦を自己破産させたのは妻。
あのころは何故か活き活きしてた。
妹の借金は1600万くらいか?義弟名義は2000万以上あった。
妻の目の前で妹を絶縁して、今はどうしているか知らない。
目の前で絶縁することで、妻が満足したようだった。
妹の一家は2〜3日前から行方不明だった。
妹の知人たちはみな、俺の名前で書かれた借用証を持ってきた。
もちろん俺は全然知らないことだ。
知人の1人が俺に言った話から、妹の虚言がわかった。
「お兄ちゃんのお嫁さんがパチンコと男狂いで借金を作り逃げた。
お兄ちゃんはその借金を返すために必死で働いていたが
うっかり裏金融に手を出して、追い込みをかけられ
長女をソープに連れて行けと迫られている。
可愛い姪をそんな目に合わすわけにはいかないので、お兄さんにお金を貸して欲しい。」
親戚も語った。
「☆ちゃんがパチンコと浮気で○ちゃんを困らせてばかりいる。
お兄ちゃんは優しいので離婚せずに助けてやっていた。
☆ちゃんは盗癖もあって、お母さんも困っている。
そういうふうに聞いていた。」
あとは利子なのか?
それは親父の借金だ。<7000万
そうだ。
しっかりしているように見えるんだ。
が、何かの拍子に激しくフラッシュバックして、過呼吸になる。
夜は抱きしめていないと眠れない。
行為は激しく拒否する。
どうしても嫌なのだそうだ。
子供の頃は母親に精神的に虐待され続け、結婚して俺と俺の家族に虐待され、とどめにDV男だ。
医者に言わせれば、運ではなく「連鎖」とういものらしい。
普通なら許せないことが、妻には簡単に許せる。
常に相手の胸中を思いやり、相手が喜ぶことが自分の喜びで相手に嫌な思いをさせないことに気を配る。
相手が悪いとわかっていても、責めたら相手が嫌な気持ちになるだろうと責めない。
こういうのを、メランコリー親和型というのだそうで、子供の頃から虐待を受けた人間に多いのだそうだ。
妻は典型的なメランコリー親和型で、今はカウンセリングの真っ最中だ。
昔のことを懺悔って言ってたが、昔のことではないのはどーゆーことよ?
40男が数年前のことを昔とは言うまい。
昔氏にとっては、
自分の中で昇華しちゃった、遥か昔のことなのだよ。
懺悔というなの自己満族
おお!そういうことか!
>懺悔というなの自己満族
↑
最高!
それ故の7000万だと思ったが。
妹さん、なんか境界性人格障害っぽいね。
おそらくそうだと思う。
妹の借金の肩代わりだったのだろう。
妹は自己愛性人格障害と類推される。
肩代わりなら金額がおかしい
自分の借金+妹の借金=7000万だろ。
どうおかしいんだ?
もはや獣だね
昔よ、きみも十分DV男だと思うのだが。。
そのとおりだ。
妻と俺は15歳の春に友達になった。
17歳でつき会い始め、今は46歳だ。
親より妻とのつき会いが長くなって、妻も同様だ。
兄弟より濃い絆があると思っている。
今までの俺は確かに獣で酷い最低の男だったが、
これからは妻のために生きていきたいと思っている。
こんな俺にも生きがいができたよ。
妻に、普通の暮らしがさせたいというと
充分だよ、と笑う。
病気が完全に治ったわけではないが、3歩進んで2歩下がるを繰り返していけば
きっといつかは明るい元気な妻に戻るだろう。
前にも書いたが、「明けない夜は無い」という言葉に励まされた。
もう一度礼を言いたい。
それならおかしくないな
親父は遺書に何も書いていないので、推測しかできないが
妹が親父から何度も金を借りているのは間違い無い。
親父も最後は自棄だったかもしれん。
後から書いたのは妹と義弟の借金は、親父が死んで2年後。
お袋が死んだあとの金額だ。
合計すれば、一億以上をドブに捨てたってコトだな。
図々しくね?
それがなければきっと今頃どこかでまた
逆恨みしてる悪寒。
そのとおりだ。
逆恨みして妻への嫌がらせをしたので絶縁できた。
今もときどきあちこちで、でたらめな噂を流そうとしているが、もう誰もとりあわ無いと思う。
妻の母親は、俺のお袋が死んだあとに妻にトンでもないことを言った。
「お前が○くんのお父さんとお母さんの首を吊らせたんだ。
お前の策略で、○くんの家族はみんあ苦しんだ。
お前が死ねば良かったんだ。お前みたいな悪魔は、私が殺してやる。」
妻はこういう母親に育てられた。
俺は妻の母親に絶縁宣言をし、それ以来実家に行かせないようにしている。
既男の皆さん、妻を大事にしてやってくれ。
寺スレの1に書かれていることはすべて正しい。
>今もときどきあちこちで、でたらめな噂を流そうとしているが、もう誰もとりあわ無いと思う。
本当にそう思う?もしまた貴方の耳に妹からとおぼしき奥さんへの誹謗中傷が耳に入ったら即座に全否定して駆けずり回らなきゃ。
どーも貴方の「嫌なことから目を背け黙り込む」性格が此の問題から無意識に避けて通っている気がして仕方ないのです。
まあどのみち、これからは妻親の分も妻を大事にしてあげてね。
やってるぞw
妹の悪事を全部話して回ってる。
>どーも貴方の「嫌なことから目を背け黙り込む」性格が此の問題から無意識に避けて通っている気がして仕方ないのです。
そのとおりだ。
しかしそれは過去のことにしたい。
今は嫌なことから目をそむけないで、妻の話も一生懸命聞いているちもりだ。
苦しむ妻を見るのは、本当に辛い。
温かいレスをありがとう。
がんばるよ。妻を大事にする。
なにほのぼのしてんだよ
そのとおりだな。すまん。
お金を貯める才能が人間離れした妻がなぜに半年寄生されただけで、借金まみれになるのか
リアリティなさすぎ。
意味がわからないんだが、妻は借金まみれにはなってないと思う。
家のローン残を借金と表現したのが誤解されたか?
男についていくときに、喫茶店をたたんで、妻には収入が無くなっていた。
妻の最後の貯金は、自殺直前の親父にくれている。
自己破産の費用として。
しかし親父はその金を何かに使ってしまったんだ。たぶん妹。
お前のカキコの中につらさや苦しみが見えない。
ただ、お前がしてきたこと、実に起こったことを感傷的に書いて反省している気分に浸っているのではないかと思ってしまう。
おまえが本当に懺悔したい、と思うならば、
妻が苦しんだのと同じだけ苦しんでいるのではないか?
わしの思い違いだったらスマソ。
前にも書いたが、今は飼っていない。
妻が嫌がるので、水槽なども全部人にやった。
前にも書いたが、今はまだ入籍していない。
事実婚ですらないかなw
入籍するかどうかもわからない。
子供たちがそれぞれ独立したら、入籍して妻の苗字を名乗ろうかと漠然と考えている。
今は子供たちが姓を変えたくないというし、妻は俺の苗字を毛嫌いしてる。
では名無しに戻る。
長い間付き合ってくれてありがとう。
いやあの・・・お疲れさまでごじゃりました。
娘・息子はその後どうなったのだろうか?
ヒキー&肥満児?
昔 ◆JRps2MHPuE だが、答えるべきか?
娘はヒキーと言うほどではない。
今は専門学校生。
毎日バイトと課題で忙しい。
友達と遊んで遅くなる日も多いが、鬱で動けない日の母親を助けて飯も作ってくれる。
俺の娘にしては上出来だ。
もうすぐ成人式で、振袖姿が楽しみだ。
可愛いぞ。
息子は俺のところに戻ったころから、体重が増えず身長だけ伸びた。
今は中2でバスケに夢中だ。
身長は168で体重は56kg。
妻の意見で、良い夫になるために不可欠な勉強として、家事一切を仕込まれている。
ぶつぶつ言いながら料理をするが、これが意外に美味い。
アイロンかけは長女より上手い。妻より上手いかもしれん。
つか、何度も明日は仕事だとか書いてるんだが…。
ちなみに明日も仕事だ。
眠いだろうが仕方がない。自業自得だ。
むしろネタであって欲しいような話だが、ネタでないとして。
息子さんもいずれ「結婚」することになる。精神的な「負の遺産」を
引き継がせないで欲しい。いや、ほんとの話なら目の前の問題だけで
いっぱいいっぱいのはずだよね。
昔がやれよ。
いつまで嫁を奴隷にしたいんだ?