『ブラック企業でされたパワー八ラスメントを聞いてくれ』
ってスレを投稿したんだけど、続きを書かせてくれ
2010年2月1日に、俺はいつも通りに、早めに出社した。
(俺の仕事はあるのか?)
(俺は会社にいることが出来るのか?)
(平川グループリーダーは処分を受けているのか?)
(周囲は、どんな反応をするのか?)
不安だらけだった。
薄暗い事務所に入ると、何人かの社員が俺に気が付いた。
俺は頭を下げ、
「お早うございます。」
と、挨拶をしたが、俺に挨拶をする人はいなかった。
皆、チラッと俺を見ただけで、直ぐに仕事を始めた。
>>3
嬉しいよ。待っててくれた人がいるんだ。
本当にありがとう。
ここで、どんな話が俺を待っているのか?
不安だった。
暫くすると、内藤課長が会議室に入ってきた。
俺は挨拶をすると、内藤課長は俺の体調のことを質問してきた。
俺は頭痛も幻聴もなくなり、睡眠薬を飲んでいるので、不眠もないということを伝えた。
仕事も今のまま、続けられるということも伝えた。
だが、内藤課長は、俺の意見を聞いてはくれなかった。
しかし、ここで俺が異動になったりすれば、俺は平川に負けたことになると思った俺は
「大丈夫ですよ。」
「続けさせてください。」
と、内藤課長にお願いをした。
しかし、俺のお願いは叶うことはなかった。
今までと違い、内藤課長はよそよそしかった。
自刹まで考えた俺が邪魔になったのだろう。
追い出すのに必タヒという感じだった。
俺は渋々、了承させられた。
その後、内藤課長は会議室を出た。
出る際に、内藤課長は
「向いてなかったんや。」
と言った。
ショックだった。
完全に俺の負けだった。
俺は弱すぎた。ここまでされても復讐をしようとも思わなかった・・・
杉本部長A5はサイズぐらいの厚めの紙を持っていた。
直ぐに、それが何か分かった。俺の辞令書だった。
俺の話を聞くまでもなく、異動は決まっていたようだった。
辞令書を受け取ると
「新しい仕事は明日からしてもらうので、今日は帰って、ゆっくり休め」
と言われた。
俺は何も考えることが出来ず、従った。
会議室を出て、工場内の通路を歩いた。
何人かが俺を見たが、話し掛けてくる社員は一人もいなかった。
俺は下を向いて通路を歩いた。
居づらかった。
待ってた
>>8
>>10
ありがとう。
家に帰るために車を走らせたが、相変わらず、何も考えることが出来なかった。
ただ、ぼーっと運転していた。
家に着くと、余りに早い帰りに、嫁さんが驚いていた。
当然だろう・・・
夫が二週間ぶりに仕事が出来ると思ったら、数時間で帰ってきたのだから・・・
不安でもあったようだった。
「会社に行ったの?」
「仕事はしたの?」
「誰に何て言われたの?」
「平川グループリーダーは処分されたの?」
嫁さんは俺に質問攻めをしてきた。
>>14
>>16
ありがとう。
異動にはなったが、仕事を続けられるということに、嫁さんは少し、安心したようだった。
「じゃあ、明日から仕事を頑張ってね。」
と言うと、嫁さんは出掛けた。
嫁さんの安心した顔を見て、俺も嬉しかった。
昨日と違うのは、俺を呼んだのが、総務課長だということだった。
俺も話があったので、丁度良かった。
総務課長は、俺の頭痛や不眠についての事を聞いてきたが、それより知りたいことがあった俺は
「はい、大丈夫です。」
とだけ答えた。
「平川グループリーダーは、何か処分を受けたのですか?」
「処分?処分というと、どういう事かな?」
「私は平川グループリーダーに殴られて、病院まで行きましたよ。」
「殴られた?平川君からは、小突いただけだと聞いているけど?」
「労働災害(労働災害)にもならないのですか?」
「労働災害?労働災害っていうのは、どういう事かな?」
何を聞いても、無駄なように思えた。
処分をしたり、労働災害扱いにしたりすれば、社内だけの問題で済ませる事が出来ない。
会社は、俺がされたパワー八ラスメントを無いことにしようとしていた。
俺が会議室で知ったのは、会社の隠蔽体質だった。
また、それまではいい人だと思っていた総務課長も、味方にはなってはくれないのだということも理解した。
>>23
書き込みが遅いのかな?
書き留めながら書いているからゴメン。
出来るだけ早く投稿したい。
会議室を出た俺は、現場に行かされた。
ラジオ体操の曲が流れ、社員が体操をしていた。
俺も、周囲の社員に、チラチラ見られながら体操をした。
その後の朝礼で、俺が現場に異動になったことを伝えられた。
俺は下を向いて聞いた。
みんなの顔を見ることが出来なかった。
久し振りの現場での仕事だったが、楽しかった。
現場での仕事が好きという訳ではない。
仕事自体は、平川の部署にいた方が大変だったが、やりがいはあった。
だが今は、パワー八ラスメントに耐えながら仕事をしなくて済むというのが嬉しかった。
新しい仕事場からは事務所内がよく見えた。
平川グループリーダーを含め、他の社員も何事もなかったかのように仕事をしていた。
「ヒャヒャヒャ!」
という、特徴のある、平川グループリーダーの笑い声も、豪快な内藤課長の笑い声も何度も聞こえた。
あそこには、もう俺の居場所はないんだな、と思った。
>>25
この会社もその通り、社長も見て見ぬふりだった。
来てくれてありがとう。長いけど付き合ってくれ。
暴 力を含むパワー八ラスメントをしておいて、何の処分を与えない会社に対して腹が立った。
処分を受けない平川グループリーダーにもだ。
しかし、今は新しい仕事を覚える方が大切だと思い、仕事に集中する事にした。
俺はラインにある椅子に座って休憩をしていた。
一人だった。誰も休み時間には俺に話しかける人はいない・・・
そこに平川がやってきた。
「これ、お前のやろ?」
平川は手に持っていた俺の名刺入れや、印鑑を俺に渡してきた。
俺が平川の部署にいたときに使っていた物だった。
名刺は新しい部署で多くの人と知り合ってきた証だった。
俺はそれらの備品を、無言で受け取った。
チラッと平川の顔を見ると、馬鹿にしたようなニヤニヤした表情を見せていた。
俺を自分の部署から追い出し、勝ったつもりだったのだろう。
ただし俺は、長期間によるパワー八ラスメントで、平川と闘う気力を失っていた。
俺は相変わらず、平川の部署にいた時と同様に、耐えながら仕事をしてしまっていた。
言えない。恐ろしい程、閉鎖的な田舎。
多くの人が噂話や陰口が大好き。陰湿で閉鎖的。
関東じゃない?
クリニックにも通わなければならなかった。
クリニックで処方された睡眠薬を飲めば眠れるが、翌朝が辛く運転出来ない。
それでは会社に行けないので、仕事がある前日は睡眠薬を飲めない。
一度、不眠がどうしても辛く、仕事のある日の前日に睡眠薬を飲んでしまった事があるが、翌朝は、三回は事故りかけた。
本当に苦しかった。
そして、会社でも相変わらず、平川の嫌がらせは続いていた。
ガシャンッという金属製の音・・・
俺が平川の方を見ると、凹むゴミ箱・・・平川は竹内と顔を見合わせ笑っていた。
事務所内での出来事なので、社長、部長、課長、皆、知っていた。
その後も、俺が通路を歩いていると、平川から壁を蹴ってきた。
平川は俺を、自分の部署から追い出しただけでは満足しなかったようだった。
パワー八ラスメントを世間に知られたくない会社も、相変わらず何の対応もしなかった。
会社がそんな対応だったので、当然ながら、新しい部署の社員の態度も冷たかった。
俺は会社に居場所を失っていた。
ありもしないセク八ラを捏造されていたなんていう事例もある。田舎は怖い。