『ブラック企業でされたパワー八ラスメントを聞いてくれ』
ってスレを投稿したんだけど、続きを書かせてくれ
>>3
仕事が終わってから投稿しているんだ。
2010年4月、異動させられてから、約三ヶ月経った頃の出来事だった。
通路を歩いていると、後ろから平川の大きな声が聞こえた。
「早く、タヒねばいいのになぁ」
声の方向から、俺の事を言っているのは明らかだった。
振り返ると10mほど離れた場所に平川と後藤がいた。
平川も後藤も、俺と目が合っても、目をそらすことなく笑っていた。
周りは数人の社員がいたが、誰も気にかける者はいなかった。
ここは、もう俺がいる場所じゃない。
遅すぎたが、ようやく気が付いた。
平川に勝たなければ、状況は悪くなる一方だ・・・
遅すぎたが、ようやく俺は復讐を計画する。
かなり遠くに事務所のある弁護士先生を選んだ。
会社の近くの弁護士は止めた方が良いと思ったからだった。
今まで、大きな事件等に巻き込まれたことがない俺は、弁護士に相談するということを躊躇してしまい、事務所には行きたくなかった。
プライバシー保護の為だろう。
俺が事務所に入ると受付の女性.「こんにちは~」と明るい感じで言ってきた。
電話で予約しているということを伝えると、奥にいた男性.
「ああ、片岡さんですか。お待ちしておりました。」と大きな声で言った。
隣の部屋に案内された俺は、緊張しながらソファーに座った。
ソファーは座り心地のいい上品な感じだった。
俺は出されたコーヒーを、高そうなソファーに溢さないように気を付けて飲んだ。
弁護士先生は、電話で大まかな話を聞き、興味を持ってくれたようだった。
その上で、直接会って、更に詳しい内容を聞きたいようだった。
会社に相談しても、何の対応もしてもらえなかった俺は、最初はこの先生にも不信感を持っていた。
暫く雑談をしてから、俺はパワー八ラスメントが始まった頃から、今までの全てを話した。
随分と長く話したが、先生は黙って真剣に聞いてくれた。
俺の話が終わった後、先生は俺に
「それで片岡さんは、平川さんと会社に対し、どうしていこうと思うのですか?」
と聞いてきた。
闘争心というものを完全に失っていた俺は、戦うなんて考えていなかったので
「いじめを止めて欲しいと思っています。」
と、弱々しく答えた。
「これは、いじめなんてものじゃない!犯罪だ!」
大きな声で言った。
俺は怖くなって、ビクッとした。
当時の俺は、“大声”イコール“平川グループリーダーの怒鳴り声”だったからだ。
俺はただ、無言で先生を見上げた。
刑事事件や民事事件に詳しくない俺は、持参したICレコーダーの録音ボタンを押してから、説明を聞いた。
俺がされたパワー八ラスメントは多くの不法行 為に該当していた。
そして、そのパワー八ラスメントに対して、見て見ぬ振りをしている会社にも責任問題がある。
平川グループリーダーの不法行 為については、多くの罪を追及できた。
また、会社にも、安全配慮義務違反や職場環境配慮義務違反といった罪を追及できるとも、言われた。
全然話にならなかった。弁護士によって全然違うんだな。
弁護士も人だからな。
選んだ弁護士が悪かったんだと思う。
俺は運が良かったんだと思う。
続きを書くよ。
「訴えたら確実に勝てますが
その前に相手(平川)の動きを見ましょう。
先ずは、労働局へ相談してみて下さい。訴えるのは、十分に考えてからで間に合いますから。」
と言われた俺は、コーヒーを飲み干し、お礼を言って、事務所を出た。
法律の専門用語は、多くが理解できなかった。
改めて、自分の知識の無さに呆れた。
(これでは駄目だ。)
と思った。
ファミリーレストランを出た俺は、地元の県立図書館に向かった。
この県立図書館には、これから何十回とお世話になることになる。
深く考えずに図書館に入った俺は、どの様な本を読んだらいいのかも分からなかった。
そこで、受付の横にある検索用のパソコンで調べることにした。
パワー八ラスメント、職場いじめ、労働法、傷害罪、安全配慮義務違反・・・
片っ端から検索し、適当に数十冊の本を集めた。
それらの本を、読書コーナーと書かれた机に置いて、最初の数ページだけをパラパラっと読んだ。
一冊につき数ページだけだが、数十冊となると、結構な時間が掛かった。
全ての本を読み終わると、何となくだが、今の俺に必要な知識が分かった。
今の俺には、まだ法律の知識は早いように思えた。
それよりも、パワー八ラスメントとは何か?パワー八ラスメント自体を詳しく知る必要があると思い、タイトルに「パワー八ラスメント」や「職場いじめ」という文字が書かれている本を何冊か借りた。
つづきくれ~
>>23
読んでくれている人がいるんだ。
本当にありがとう。
「何、読んでるの?」
嫁さんが不思議そうに聞いてきた。
「自分がされた事が、どんな不法行 為に当たるのか知りたくて、図書館で本を借りてきた。」
と答えると
「ふーん。」
とだけ言って、嫁さんはリビングに戻っていった。
本当は不安だったんじゃないかな?
スッと入ってくる
>>28
ありがとう。
読みやすくするように書くよ。
今思えば色々と狂ってたな
>>26
凄まじいな。よく耐えたと思うよ。
通勤中の信号待ち時間や、会社での休憩時間中も本を読んだ。
箸を持ちながら本を読むのは難しいので、昼御飯は弁当から、おにぎりに変えた。
おにぎりならば、左手で持ちながら、右手で本を読めるからだ。
一週間、同じ本を何度も読み、休日には図書館で新しい本を借りる。
そんな生活を続けていくうちに、俺に変化が現れた。
会社は平川グループリーダーに何の処罰も与えていない。
更に、俺が殴られて怪我をしたことについても、労働災害にもしてくれてない。
それが隠蔽だと、ハッキリと理解した。
なので証拠を取りようが無かった。会社に相談するんじゃなかった・・。
パワー八ラスメント自体の内容は様々だ。しかし、会社の対応は共通している。
“被害者が動かない限り、何もしない”のだ。
本を読み、知識を得たことで、俺の勤めている会社もそうだと、確信した。
何故、会社は隠すのか?当然だが、悪いことをしていると分かっているからだ。
だからこそ、平川グループリーダーに何の処罰もしないし、俺の怪我についても労働災害扱いにもしない。
そんな事をすれば、外部に知られてしまうからだ。
ならば、平川グループリーダーへの復讐は簡単だ。
世間に知らせてやればいい。
それで、この会社の信用とイメージは地に落ちる。
そして、その責任を取るのは、平川グループリーダーだ。
専門用語が多く、専門用語を理解するために、別の本を読まなければならないといった苦労も多々あった。
余談だが、こんな専門用語を日々の仕事としている法律家は、本当に頭のいい人なのだと思う。
時間さえあれば、本を読むという生活を続けた。
季節は秋になっていた2010年10月、俺の復讐計画は固まった。
そして、その計画には法律家は必要なかった。
俺一人で出来ると確信した。
>>33
自分で裁判するってすごいな。
労働基準監督署に入るのは初めてだった。
勿論、会社にも平川グループリーダーにも伝えていない。
今はまだ、知られる訳にはいかなかった。
この後の展開に期待しています。
>>35
そうなのか?ならば俺は運にも恵まれていたんだな。
「職場で、上司に暴 力を振るわれて怪我をしました。
第三者行 為傷害として申告しますので、用紙を下さい。」
と伝えると
「はい、では労働災害課の担当者と変わりますので、椅子に掛けて、少々お待ちください。」
と言われた。
椅子は二つ向かい合って、置いてあり、間に小さな机があった。
>>37
本当にその通りだと思う。
職員さんは、もう一つの椅子に座った。
先程、俺が説明したことが伝わっていないらしく、
「はい、労働災害課ですが、どうされました。」
と言われた俺は、同じことを、もう一度伝えた。
説明を終えると、職員さんは第三者行 為傷害届の用紙と、しおりを机に広げて、書き方の説明を丁寧にしてくれた。
職員さんの話では、殴られた怪我については、間違いなく労働災害と認定されるが、頭痛、不眠、幻聴といった精神疾患の労働災害は、現時点ではハッキリとは分からないらしい。
精神疾患は、本当にパワー八ラスメントで、そうなったのかを調べる為に、被害者や加害者からだけでなく、周囲の人達からの聞き取り調査が必要で、多くの時間がかかるそうだ。
また、精神疾患が労働災害に認定されるのは、申請のある相談の内、十数パーセントしかないとも言われた。
目的は、治療費を取り戻すなんかではない。平川グループリーダーのパワー八ラスメントを労働局へ知らせることだったからだ。
そこで俺は、右胸を殴られて、病院に行ったことがある怪我だけを労働災害として申請することにした。
これなら確実に労働災害に認定されると思ったからだった。
その暴 力は10ヶ月ほど前の、2009年11月25日に受けていた・・・
次にその時の状況を詳しく書こうと思う。
頑張れ
>>41
今、読んでくれている人がいるんだ。ありがとう。
当時を思い出すと、本当に辛いんだよ。
書いていると苦しくなる。
でも、俺のようないじめの被害者が、一人でもいなくなればいいと思って書いている。
2009年11月25日の事だった。
俺は、平川グループリーダーの部署に所属していた。
俺がその部署に異動してから7ヶ月が経っていて、その頃のパワー八ラスメントは暴 力も当たり前になっていた。
それでも会社は、平川グループリーダーのパワー八ラスメントに対して、何の処罰も与えず、平川グループリーダーのやりたい放題といった感じだった。
俺は会社の対応で、社内には味方がいないと思い込み、誰にも相談せず、ただ黙って耐えながら、仕事をしていた。
午前9時40分頃だった。
椅子に座って、仕事をしている俺に、平川グループリーダーが後ろから近付いてきた。
「なあ、タヒねや。」
「何で仕事してんねん?」
「何で辞めへんねん?」
平川グループリーダーは、俺を罵り始めた。
俺の隣に座っている社員も、向かいの社員も見て見ぬ振り。
俺の後ろに席のある内藤課長も注意もしない。
そんな異常な状況で俺は、パソコンのディスプレイを見ながら、キーボードを叩いていた。
そんな勇気があるわけはない。仕事の気力すらなくなっていたのだから・・・
そんな情けない俺に、力になってくれるような社員はおらず、周囲も何事もないように仕事をしている。
すると突然、平川グループリーダーが左手で俺の肩を抱き、
「何とか言えや!なめとんのか?」
と大声で怒鳴り、右拳で俺の右胸を3回殴った。
いきなりだった為に、油断をしていて、力を抜いていた俺は、3回共、まともに右胸にパンチを受けてしまった。
右胸から脇に痺れるような痛みが走り、右腕が上がらなくなった。
去っていく平川グループリーダーを見たとき、内藤課長と社長が見えた。
だが、二人とも自分の椅子に座って、何事もないようにディスプレイを見ていた。
会社全体が狂っていた。
書類を書くのも、キーボードを打つのも、電話を取るのも全て、左手でしなければならなかった。
俺は右利きなので、当然、仕事の効率は落ちる。
いつもの時間では仕事が出来なくなった。
その事により、周囲に迷惑を掛けると思った俺は、事務所を出た。
暫くすると、内藤課長が事務所から出てきた。
「内藤課長、すみません。お話があるのですが。」
と言うと、内藤課長は立ち止まった。
「平川グループリーダーに3回、殴られて、右腕が上がらなくなりました。
仕事にも支障が出ると思います。」
すると、内藤課長は
「分かった。平川君を注意しておく。」
とだけ言って、歩いていった。
内藤課長が何の対応をしないのは明らかだった。
今までも、そうしてきたのだから・・・
そして、その通りになった。
そして、その事で、平川グループリーダーは、パワー八ラスメントの自信を更に付けたようだった。
右腕が上がらない俺の顔の前に、拳を出し、
「また、殴ってやろうか?」
と、ニヤニヤしながら、言ってきたりした。
>>60
クズというか幼稚。精神年齢が低い。子供みたいないじめをすることがある。
でも、頭はいい。仕事は素晴らしく出来る。
平川の仕事の速さや正確さ、判断力の正しさは尊敬に値する。
だから、内藤課長の評価もすごく高い。
殴られた痛みが、まだ治らなかったからだった。
病院で俺は、「右胸部打撲の、三日間の安静を要す」と診断された。
会社が、労働災害と認めてくれなかった為に、労働災害の用紙をもらっていなかった俺は、健康保険証を使い、治療費を支払った。
それで、その怪我については、何の進展もなく、終わっていた。
今、思うと俺の対応も、会社の対応も異常だ。
しかし、当時は、こんなパワー八ラスメントは日常茶飯事だったので、労働基準監督署に相談に行くまでは、特別に思い出すこともなかった。
明日はびっぷら(VIP+)に続きを書いたほうがいいのかな?
誰か教えて。
まったり書きたいならびっぷら
では、明日はびっぷら(VIP+)で続きを書かせてもらうよ。
多分、時間はいつも通り、夜の8時くらいからかな。
2chの人って、本当に親切な人が多いんだな。
色々教えてくれてありがとう。
では明日!!
ブラック企業でされたパワー八ラスメントを聞いてくれ
を宜しく!
毎回見てるよ乙
明日びっぷらで探すわ