あまり直接的な復讐じゃないんでスッキリしないかもしれないが。
A男=会社の同僚とさせてくれ。
A男は一番の年上で経験もあったので社長に。
俺と何人かが役員に入ってそれ以外は社員という構成。
大きい仕事の受注も得られて順風満帆かに見えた。
しかしその仕事が切れたとき、急にA男が金策に走りはじめた。
俺と社員は???状態。
かなり大きい仕事だったのですぐに運転資金がつきるとは思えない状況。
そこでいろいろ会社の金の動きを調べることに。
そこで発覚したのはA男の使いこみともいえる金の使い方。
明らかに俺達の参加してない会議に会議費名目でお金を使っていたり、
趣味のものも会社の金で買っていた。
あわせると会社のキャッシュがほとんどなく、銀行から借りた金も使いきっていたことが判明。
放漫な経営のせいでもあって、会社の業務にそこまで寄与できないA男の友人なんかが
次々と入社していた。
そこまで放置していたのはA男以外の我々役員のせいでもあるんだが、
正直このときはまだ、まさか!?何かの間違いでは?と思っていた。
社長と直談判することにした。
ちょっと後出しだが、
B美=同じく元会社の同僚で20後半くらいの若手
C男=同じく元会社の同僚で営業経験者
相手側は社長のA男と経理総務をやってる事務方のD子(20代前半)
いろいろな手段使って財務諸表も手に入れていたので、それを元に
「どういうことなんだ?」と追及した。
しかしD子がいきなり泣き出して、A男がヨシヨシする展開。
D子いわく会社の中にお金をためておく必要があるとA男に言われて、
A男が自分のお金で買ったものとかを経費に計上して、個人口座にためている。
お金はないのではなく個人口座にある。
これは税理士や社労士も全員知っていてやっている。
A男はみんなのためにやっているんだ、と主張。
A男もウンウンうなづいている。
俺たちはぽかんとしてしまった。
すでにA男やA男の友人の社員が、ほかの社員には根回し済みだった。
A男とD子は会社のためにやったのに、それを追求する俺らが悪者ということになってしまった。
C男はかなりがんばって説得につとめていたが、結局は自主退職。
B美も自分のやってた仕事(少し特殊なスキルが必要)をD子に引き継いで辞めた。
俺もなんだか呆れかえってしまって役員辞任して退社。
いちおう何かあったときのために証拠類は保全してはいた。
A男は単にお金が好きで使い放題やっていたらしい。
D子はB美を妬んでいて、そのB美の仕事を自分でやりたい!と思っていたらしい。
ここで二人の利害が一致し、小うるさい役員に色々押し付けて退職させ、
あとは自分達でより好き勝手にやるために友達を入社させたり色々やっていた。
しかし憧れるだけで経験がないD子にB美の仕事が引き継げるはずもなく、
A男は金が本当にゼロになるまで好き放題使って結局会社の経営は悪化。
営業部長のC男が辞めたことで営業もうまくいかずに、
給料遅配→未払いに発達して社員はいなくなってしまった。
最近ついにA男が数千万の借金をかかえて夜逃げ。(自己破産はできなかったらしい)
会社の問題はすべてあの後役員になっていたD子とお友達の社員の肩にふりかかってきた。
というようなことを最近聞いたので厄落しに記念カキコ。
C男はB美と結婚して新たに起業しそこそこうまくいってるらしい。
俺はこれまでの経験をかわれて別の会社に引き抜かれ、社畜やってます。
年収は前よりだいぶマシになった。
悪いことしたり人にその罪を押しつけようとすると因果応報ってあるんだなと思った今日この頃。
直接何か復讐したわけじゃないが、結果が復讐のようになったということで。
これでいいのだ。