40:名も無き被検体774号+2013/03/23(土) 21:38:21.49 ID:8WsrSH1N0
だから私は、当日まで「考え直せ」とやんわり伝え続けた。
けれどその日は来た。
自分のクラスの催しなんかどうでも良かった。
夏の告白のことばかり考えていた。
本番の時間が近付いていた。
そんな時、夏が私を訪ねてきた。
けれどその日は来た。
自分のクラスの催しなんかどうでも良かった。
夏の告白のことばかり考えていた。
本番の時間が近付いていた。
そんな時、夏が私を訪ねてきた。
「やばい、めっちゃ緊張する」
夏は私の前で武者震いしていた。
珍しく、顔から笑みが消えていたんだ。
「どうしても告るん?」
最後のあがきで、そう訊ねた私。
夏の返事は意外なものだった。
「やっぱ、やめようかな」