私のことを、高卒を理由に頭が悪くて世間知らずと決めつけ
「コトメちゃんに何でも相談して従いなさい」と言ってくるのが煩かった。
ウトメ自身は、本気で私のためを思って助言しているつもりなのが更にムカついた。
幸いコトメはごく普通の人で実害は無く、年に1、2度の帰省時と、たまに来る電話で嫌な思いをするぐらいなので放置していた。






















車で30分の擬実家。
私が在宅なのをいいことに、しょっちゅう呼び出しては家政婦をさせられる。
イヤミなどは言わないが、気持ち悪くおだてて持ち上げてやらせる。
「私掃除下手で〜。嫁ちゃんがやると綺麗で住みやすいわ」
「嫁ちゃんは本当にお料理上手ね。ムチュコタンも幸せね」
「今時の若い子は全部クリーニングに出しちゃうみたいだけど、
クリーニングに出すより嫁ちゃんがアイロンかけてくれた方が仕上がりが綺麗」
などなど。
職場の後輩から式の参加の打診を受けた。
その時に、立地が微妙なので当日車で来て欲しいといわれた。
送迎バス代をケチるつもりだなぁ~wと苦笑いしながらOKをした。
前日、突然後輩から「明日少し先輩にお願いしたいことがあるので、早めにきてもらえますか?
大体○時頃で良いので…」と1時間以上早い時間を指定された。
数年前、激怒しながら爆笑した。それから、涙を流しながらガッツポーズをした。
大昔、高校を卒業する時、毒父が「働け、女は学問不要」と言って進学が出来なくなりそうになった。
父に言いなりの母は「ごめんねえ」と言うだけだった。
その時、母方の祖母が学費を出してくれた。「これで、手に職をつけえ。いつでもどこでも働き口が見つかるようにせえ。
そうしたら、女でも世の中渡っていける。嫌な男の元で嫌々暮らして我慢して生きていかんでもようなる。」そう言って、
少ない老後の蓄えから学費を出してくれた。そうして、私は看護師になれた。
会社のビル内でいくつかの部署の引越しがあり
俺の部署の隣のスペースに、今までほとんど関わりのなかった部署が引越してきた
そしてその中にちょうど俺好みの女子、A子を見つけた
小柄で可愛くてニコニコしてて守ってあげたくなるようなA子