時系列は私が認識した順番になっています。
私が高校を卒業するまで住んでいた新興住宅地では、年一回、私が通っていた中学校を会場に、
地域の親交を深めるための運動会があった。
毎年、お昼時に現れるセコケチで有名なシングルママ(離婚、持ち家、非ナマポ)は、小学生の
子供を連れて、「家にお弁当を忘れてきちゃったの。余分にあったら少しわけていただけない?」と
空のタッパーを持って、校庭でお弁当を食べているグループを回っていた。
優しい人に「一緒に食べましょうよ」と提案されると、何かと理由をつけてとにかくタッパーに
分けてもらってその場を離れる。