成金でわがまま父方の祖父。
母は育ちが悪いだの罵声を浴びせられ時には暴力をふるわれた。
さらに幼い私に煙草の火を押し付け、 私の顔にはいまだにそのあとが残ってる。
その後私の顔の後に激怒した父母により引っ越し、以来疎遠になっていた。
幼少の頃はこのように嫌われていたが、ある時転機が訪れた。
父は次男で、その兄である長男夫婦には子供がなかなかさずからず、4、5年の不妊治療の末生まれた赤ちゃんには障害があった。
それから祖父の態度は一変。
顔のことがあってから疎遠にしていた私によくプレゼントやお金送り、ちょくちょく遊びに来ては「大きくなってからはじいちゃんのところで一緒に住もうね」 というようになった。
私は思春期を迎え、顔の跡で悩むこともあり、また母への対応が相変わらずだったため、祖父を嫌いになっていた。