192:名も無き被検体774号+ 2012/06/07(木) 18:38:04.53 ID:+beSXCVE0
「嫌です。」
先生はニコニコしながらキッパリとそう答える。
母の顔はまた一瞬で般若のようになった。
先生はニコニコしながらキッパリとそう答える。
母の顔はまた一瞬で般若のようになった。
夏休みはもうすぐ終わり。
小中学生の頃、俺は縦横小さかった上に
父親譲りの曲がった事が大っ嫌いで古風な性格と母親譲りの虚弱体質だった。
母は小さい頃から未だに入退院を繰り返していた。
俺も小学生の頃は良く入退院繰り返したり、運動会や体育の授業は休みがちだった。
幸いにも母の実家は源氏の流れを汲んでるらしく、
しかも江戸時代から形は変えながらも代々商人をしている為に
金に困った事は無かったらしい。(詳しくは知らん)
その為にオレや母の入院費は母方の実家が出してくれた。