ボン・キュッ・ボンならぬス…ッボン!!みたいな体型。
顔は線四本と丸だけで顔が描けるくらい超地味顔なので、大人しそうに思われるのも原因だと思う。
ただ顔に似合わず気が強かったので、触ってくる手を抓ってやったり手を掴んで捻ってやったりして反撃したりしてた。
俺は同じいじめられっ子や陰キャを殴るくらいなら我慢して自分が殴られようと思い覚悟していた
相手の子はバットを持っていて無抵抗なら正直怪我どころじゃすまないと覚悟していたが、突如相手の子がDQNに向かってバットを振り回した
唖然とする俺に止めてこいと支持をだすDQNだが、バット持って振り回している彼を止めるなんて到底無理で、他のDQNも彼を止めようとしたが同じく敵わなかった
もしかしたら俺も彼にボコボコにされるのではと思いDQNを見捨てて逃げた
後日、俺をいじめたDQNは学校に来ないで、先生が朝礼で他校とのケンカがあったようDQN達は大けがをしたと言った
DQN達もプライドなのか戦わせる遊びがバレたらただじゃすまないと思ったのだろうか、本当のことは言わなかったようだ
バットを振り回した彼は普通に登校してきたようで、廊下で見かけたが平然と普通に会釈するだけで昨日あんなことをしたとは思えなかった
私立の学校だったから、私とAは互いの家は遠いけれど休日には行き来し、泊まり合う位の仲になった。
Aの両親はその都度私を歓迎してくれた。紳士的なお父さんに、明るくて元気なお母さん。
しかし、そんな両親をAは冷笑しているような感じ。
Aは私に「あの人たち上辺だけだから」「こう見えてうちには秘密があるから」とずっと言っていた。
私は私で外からは見えないけど何か複雑な事情があるのだろうと受け入れていた。