二時間目の授業が終わる頃、トイレに行きたくなった私は担任が教室を出ていった直後にトイレに直行した
用を足して手を洗って出ようとすると、何やら廊下が騒がしい
私がトイレから出ると、先生達が教室の方に走っていく
二時間目の授業が終わる頃、トイレに行きたくなった私は担任が教室を出ていった直後にトイレに直行した
用を足して手を洗って出ようとすると、何やら廊下が騒がしい
私がトイレから出ると、先生達が教室の方に走っていく
沖縄返還の8年前に生まれた私
お盆になると、偶に沖縄戦の生き残り組だった祖父たちの奇妙で素敵な話を思い出す
前後の話を祖父から聞いて、なんでそうなったのかが分かった
自宅の近くに、頑固なのに愉快な小父さんが居た
祖父たちを大変可愛がっていたようで、沖縄戦が始まると頼りがいある兄貴的な存在だったそうだ
戦闘中、艦砲射撃かで祖父の近くで小父さんは戦氏
仇を討ってやろうとやっているうちに終戦
終戦の翌日、祖父の夢枕に小父さんが立って、怒りながら「○○、ここは我が国じゃない! 成ったら帰ってくる!」と告げて消える
他の生き残り組に伝えたら、「あの小父さんらしい。いつになるやら」という反応だった
ちょうどその頃、謎の物音(私です)を聞きつけた母がコッソリ玄関から様子を見ようと、恐る恐るドアノブに手を伸ばした。
途端にガチャン!!と鍵が勝手に開き、一気に鼓動が早くなる。
次の瞬間、ドアが開かれ、暗い色のコートに身を包んだ人間が!(私です)
悲鳴をあげて混乱する母。母に言わせれば物凄いショッキングな体験だったらしい。
しかし私に言わせれば、ドアを開けたら、明かりも付いてない暗闇状態の玄関に突然人の顔が現れ(母です)しかもその顔が「ギャアアーーーーーッ」とマドゴンドラの様な顔と声で叫びだして、心臓止まるかと思ったよ。
私のほうが衝撃的な出来事だったと思う。
大学時代、同じゼミにいと同級生T。
背が高くてがっしりしてるTは、人一倍そのことを気にしながらも人一倍ピンクとかレースとか薔薇柄とか、そういう可愛いものが好きだった。
私は背が低い割にそういったものが苦手で、白黒ベージュ、シンプルで格好いいものが好きだった。
だからいつも二人で「私達、好みが逆ならよかったのにね」と笑いあっていた。
Tの一人暮らしの家に泊まりに行ったり、学園祭を回ったり。
新しくオープンしたカフェにも、二人でよく行っていた。
自他共に認める仲良しな二人だった。
私の親友との話しなんだけど、数年前に当時二十代前半の女二人で温泉旅行に行った。
旅館の和室に仲良く布団を並べて就寝、しかし常は一度寝たら朝まで熟睡型の私がその夜は珍しく途中で目が覚めた。
何とも言えない寝苦しさに加え、なぜか息をするのが辛くなったのだ。
大丈夫大丈夫、と立ち上がったものの「足の動かし方が判らない」
痛みも殆どない、立つのは出来る。だけど特に右足が前に出ない。
左足は立ち上がる時に動いたけど、直立姿勢を保ったらそれ以上動けない。
ケンケン出来れば進めるけど、ケンケンの仕方が判らない。
一緒に遊んでた子たちに痛いの?と聞かれたけど、痛くはない。
その記憶とは、幼い私が母に抱かれて、何かの集まりに参加しているというものだった。
そこにはたくさんの人がいたんだが、私の視線はあるものに釘づけになっていた。
そのあるものとは、長い台の上にたくさん散らばるようにしてある白い物で、その中でも台のてっぺんの方に置かれていた白くて丸い大きな物に私はひどく興味を惹かれていた。
幼い私は、「あの大きなのは何だろう、触ってみたい!!」と手を伸ばしていたんだが、母に抱かれているのでほとんど身動きは取れず、大きいのにも他のにも触れないままだった。
元旦那は再婚して5年たつけどお嫁さんが何度妊娠しても流産してしまうらしい。
それで神社か何かにお参りに行ってきた日の夜、お嫁さんの夢に髪を振り乱した女が出てきて「絶対子供は生ませない!許さない!」って叫んだらしい。
お嫁さんが悲鳴あげながら飛び起きて、話を聞いた元旦那の母がそれは前の嫁(私)だとピンときた。