2人仲良く同時にボケたのかと思ったけど、両親が言うには半年ほど前から誰もいないはずの2階で足音がしたり、消して出かけたはずなのに帰宅するとテレビがついていたりといった不思議な出来事がちょくちょく起こるようになったそうだ。
2人仲良く同時にボケたのかと思ったけど、両親が言うには半年ほど前から誰もいないはずの2階で足音がしたり、消して出かけたはずなのに帰宅するとテレビがついていたりといった不思議な出来事がちょくちょく起こるようになったそうだ。
『1年半ぶりに実家に帰省したんだ、
中に入って、茶の間に入ったら、全員知らない人で、
警察に通報されて、しょっぴかれ、さっき開放されたんだ。』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった…
現実逃避だとかストレスだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
自分の母親は10年ほど前の春の夜に父親と一緒散歩途中、飲酒運転のオッサンにひき逃げされて頃された。
家で留守番していた私は父親の「母さんが目の前で轢かれた!」っていう絶叫にも近い電話で現場にかけつけた。
道路にブレーキ痕は全くなく車の進行方向とは逆のところに血痕と細かい無数のガラスの破片が散らばっていた。父と一緒に母を探した。
母親はおよそ70mほど吹っ飛ばされた田んぼと水路の隙間で見つけた。
私がダメ元で心臓マッサージした。父を呼び警察・救急呼んだ。
すぐ警察と救急が到着した。
ほんの数百m(本当に視界に入るぐらいの場所に)先に病院があった。父だけが付き添いでいった。
私は残りわかる限りの状況を警察に説明していたところにフロントガラスが半壊状態の車が戻ってきた。ソイツだった。
赤ランプが大量に点灯していて怖くなって戻ってきた、といった。
前が半壊状態で前が見えないから窓を開けて運転してきた、といった。
その場でソイツは逮捕された。思わず殴りかかろうと思ったら警察にひきとめられた。
俺は長井の方を一切見ずに、聞き耳を立てた。
長井「私は3年生になったら週1のクラスに変わるので、バイトを頑張りたいと思います。今までありがとうございました」
え!?
今なんて言った?クラスが変わる!?
じゃあ俺が長井に会うのは今日が最後かもしれないのか!?
俺が長井を見ると、一瞬だけ目が合った。
だけどすぐに長井は視線を外した。
長井に買ってきてもらおうかな。
そう思った瞬間俺は長井に電話を掛けていた。