仲人さんが「結婚式はつつがなく行われましたが、新郎が少々体調を崩されました。
本来ならば新婦のみでも御挨拶申し上げるところですが、新婦は新郎に付き添っております。愛し合う二人が片時も離れたくない心情をお察しの上、しばらくご歓談下さい」というような(細かくは覚えてないけど)挨拶をしていたが、最後まで二人とも現れなかった。
微妙な空気のまま披露宴は終わった。
どんな名前かと聞いてみたら『透清(クリア)』ちゃん。
いつまでも穢れなく、清らかでいてほしいという願いを込めたらしい。
普段の俺なら言葉を選ぶのだが、それまでに飲んでいた酒が、言葉を包むべきオブラートを溶かしていた。
旦那と婚約した当初からトメとコトメからはテンプレ通りのイビリをされてきた。
式の一週間前に母と二人で縫ったドレスをコトメが勝手に着て、修正が不可能なほど破かれたり、留守中に凸してきては家中を散らかされ、自分たちで散らかしたくせに片づけができていないと馬鹿にされたりもした。
配達のおじさんに「きれいな錦鯉だね」って言われた
いや俺も変わった色の金魚だとは思ってたんだよ
黒と白と赤でさ
でもサイズはずっと金魚だったし 貰った時も金魚って聞いたんだ
「小さい水槽で買ってると大きくならないんだよ」っておじさんが言ってた
ヤバイ急いで錦鯉のエサ買って来ないと あと何が必要なんだ
お前もさ 錦鯉なら錦鯉って言えよ!
最近になって前妻が義母に接触してきて、考えなしの義母が曾孫が生まれたことを話してしまった。
それで息子に一度だけでいいから孫を抱かせてほしいと言ってると義母経由で伝えてきた。
息子は今更何言ってんだ、母親でもない人に抱かせるのは無理と断ったらしい。
で最近、ポストに直接投函したらしい私宛の手紙(〇〇さんの奥様へって)が入っていた。
延々と恨み言が書いてあった。
A子とは小学校低学年からの付き合いでそこそこ仲が良かったと思う。
小学校5年生春のある日曜日、A子の家に遊びに行ったときのこと。
A子の部屋へ行く前にいつもリビング(台所併設)に寄って、飲み物とお菓子を分担して持っていく私たち。
その日もA子と一緒にリビングに入ると、そこには彼女の父親がいた。
私はお邪魔しますと軽く挨拶するとA子が飲み物などを用意してくれるのを待っていた。
スペースの都合上、A父の座るソファーの脇だったのだけど・・・