私を含めて4人の女子がいたけど、クラスの男の子をかばったことから、他の3人からシカトされた。
ド田舎生まれド田舎育ちで、村外れにある実家は自営業だった。
業種は伏せるけど、時期によってはかなり沢山客が来るので駐車場が第三まであった。
しかし忙しいときは駐車場が全部埋まるくらいだけど、暇なときは第一駐車場すらも埋まらない感じ。
その時期は第二と第三は放ったらかし。
ちなみに実家と自営やってるところと駐車場全部は同じ敷地内にあって、俺は毎日登下校時にその横通ってた。
父親の故郷は山の中のすごい田舎で、小学校中学年の頃まで、毎年夏休みには家族みんなで遊びに行ってた。
その後殆ど行かなくなったんだけど、高校受験を控えた中三の夏休み、一人でしばらく田舎へ行くことになった。
街や友達からの誘惑を避けて、何もなくて涼しい田舎でじっくり勉強したら?ということだったんだ。
婆ちゃんが裏の畑で作ってるスイカやマクワを好きなだけ食べながら、広くて涼しい田舎の家で、受験勉強に励んでたわけ。
しばらくしたある日の夕方、日課になった散歩に出てた。
田んぼの間の軽トラ一台が通れるような道が続き、その脇に家が点在してる。
里山や小川もあったりして、その辺の散歩は結構気分転換になった。
その日は急に空が暗くなって冷たい風が吹き、ポツポツ雨が降り始めた。
夕立だ。雷も鳴り始めてる。
まだ強く降ってくれるなよーと思いながら帰路を急いでいると、田んぼのはるか向こう側を、二人の人が前後になって歩いて来るのが見えた。
そこでなんかすごい違和感を感じたんだ。
二人の人は蓑?みたいのを着て、頭には三角の帽子を被ってる。
スゲの笠っていうのかな。で、手には背丈ほどあるような杖。
いくら田舎とはいえ、平成の世の中だよ?あんな時代劇みたいの被るか?
と思ってもう一度しっかり見てみようとしたんだけど、ちょっと距離があったのと、白く煙るほど雨が強くなってきたのではっきりとは見えなかった。
で、なんか怖くなって全速力で走って帰った。
外食に出た時に、車が故障しました。
夜遅かったのと、自宅が歩いて十数分程度なら仕方なく歩いて帰ろうということに。
その際、山の道を通らねばならずそこを歩いていると、ザッザッと靴音が。
動物!?と思って良く見てみると、鎌を持った男の人が覚束ない足取りでこちらに向かってきました。
恐怖で固まっていると、夫が先に我に返ったようで「うわあああ!」と叫んで私達を見捨てて走って逃げました。
娘も驚いて我に返り「お父さん!」「お父さんいかないで!」と言う言葉で私も硬直が解けました。
とにかく娘だけでも助けないと!と思い、死ぬ覚悟でかばんを握りしめて応戦するつもりで構えてたところ、相手が「すみませんが…昼間山に入って山菜とってたら途中で気が遠くなって気絶してたようでさっき気がついて今降りてきたところなんです。驚かせてすみません。自分は○○のとこの○○と言います。すみませんが携帯電話持ってたら知り合いに迎えにきてほしいので貸して頂けませんか?」としんどそうに言うので気が抜けてその場にへたり込んでしまいました。
その後その人に携帯を貸し、迎えにきた人がついでに私達を自宅まで送ってくれ、山菜の人もお詫びにと山菜を半分分けてくれました。
自宅に戻ってみると、なんと…夫は布団で寝てました。
頭にきて叩き起こしてみると、怖かったから布団かぶって震えてた。そのうち眠ってしまった。だそうで。
警察に連絡入れるとか、近所の人に助け求めるとか考えなかったのか!と責めると結局無事だったんだから問題ないじゃないか!と逆キレされました。
元々浮気されてたけど私がそれでも惚れていたので再構築中でしたが、子供を見捨てた男と思ったら一気に冷めて嫌悪感のほうが大きくなってしまい、離婚を決意。
証拠も持っていたので弁護士に頼んで現在進行中です。
情などまったくなくなったので、とことんまで追い詰めてやるつもり。
私は新婦友人で、新婦の家は事業の資金繰りが苦しくなっており、そんな時に有力者息子である新郎が「新婦ちゃんと結婚を前提にお付き合いしたい」と申し込んできたので、新婦親が光の速さでお見合いセッティング、ハイでは結婚の準備を〜つきましては我が家の事業について……とやったって話を聞いていて、新婦友人の間では新婦親が金の為に娘を売ったって広まってた
新婦は「結構いい人みたいだから心配しないで」と言ってたけど、新郎父はやり手だけど弱者を踏みつけるタイプというか、強烈な人という噂があって友人一同心配してた